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はじめに
- 2022年12月10日AJ福岡主催・福岡県福岡市発の600km
- フラットコースであったが、天候による難易度が変化したコース
- ポジション調整はしっかりと(蓄積した身体の痛みにつながる)
- 37時間47分(スタート10日6:00・ゴール11日19:47)で完走認定の見込み
- エントリー44名中完走33名(DNS6名・DNF5名)であった
今回はチェックポイントでの撮影写真や雰囲気を紹介する。
スタートまでの準備に関しては下記を参照していただきたい。
福岡県福岡市を南方向にスタートして、幹線道路を通行し、鹿児島県内北部を周る形で往復する比較的平坦基調である600kmコース。
この冬の時期のブルベ、北風の影響が無視できない。往路である福岡→鹿児島までは追い風が期待できるが、後半の鹿児島→福岡の区間は300km弱、長い区間で向かい風にさらされることが懸念される。
今回600kmを走行する設定時間を、
とざっくりであるが計算して予定を考えてみた。
前半の往路(福岡~鹿児島県川内市の宿までの340km)はAve.20km/h(17時間)
仮眠は7時間(ホテル滞在時間)
後半の復路(鹿児島県川内市~福岡の260km)はAve16km/h(16時間)
スタート日である12月10日(土)は340km地点の鹿児島県・薩摩川内市の宿を目指す。
予定として、スタートから17時間後の23:00到着を計算した(Ave.20km/h)
PC1 セブンイレブン宇土馬之瀬町店 118.2㎞地点
スタート直後は5℃前後の気温であるがそこまで寒さを感じない。信号峠で引っ掛かりスピードが上がらないが、10名前後のグループで序盤は走行していく。
風は若干の追い風基調であるが、大型トラックなどがバンバン通る交通量・信号が多い幹線道路を走行していく。事故に巻き込まれないよう注意しながら走行してくが、信号ストップで徐々に走行グループの人数がばらけていく。
最初のPC1は118km地点に設定されているが、序盤はまだ体力が残っているためノンストップで辿り着いた。
12月10日10:58に撮影(AVE.23.8km/h)
長期戦(600kmブルベ)であるので、序盤のPC1から意識的に米類を摂ることにした。エネルギー切れを防ぐためである。ここでの滞在時間は15分程度。さっと食事を摂ってリスタートする。
PC2 セブンイレブン新水俣駅前店(193.5km地点)
PC1リスタート後は、熊本県水俣市方面へ進んでいく。標高は高くないが、通称【三太郎峠】を通り、新水俣駅へ到着する。九州内ブルベのコースではよく設定されている区間である。
熊本県南西部,八代市と水俣市の間,九州山地の南西端にある3つの峠。旧鹿児島街道の赤松太郎峠 (138m) ,佐敷太郎峠 (324m) ,津奈木太郎峠 (278m) の総称。旧街道の難所であったが,現在では国道3号線が佐敷トンネルなどにより通じている。
三太郎峠とは – コトバンク
しかし、腰の痛みがPC1をリスタートした段階から発生するようになった。7年近く使っているカーボンシートポストが経年劣化により破損交換となったため微妙にポジションが合わなかったのだろう。
また最近しっかりと走り込みができていないため、腰回りの筋力が低下しているのもあったのだろう。様々な要素が連鎖しているのである。
サドル位置の調整をおこなって少しは楽になったが、根本的な解決に至っていない。一旦痛み(腰のハリ)を感じたらこのブルベ中に回復することは難しくなってくる。
このブルベは幹線道路沿いを通るため、DNFポイントがいくつか存在する。この新幹線が停車する「新水俣駅」も福岡市に帰るポイントとなっている。「新玉名駅」「鹿児島中央駅」「川内駅」「出水駅」など新幹線停車駅がルート近くに存在するため、DNFの誘惑に負けないよう、気持ちをリセットして整えていく。
12月10日14:34に撮影(AVE.22.6km/h)
今回のブルベは参加者が40名近いため、あらゆるポイントで参加者の方と遭遇し話をすることができた。いわゆる「ボッチ走行」の区間が感じにくいコースとなった。これは勇気づけられる。
腰の痛みで心が折れそうになるときも、もう少し頑張ろう、という気にさせてくれる。
通過チェック1 ファミリーマートひしかり前目店(231.3km地点)
新水俣駅をリスタート後に、このブルベコースで唯一ともいえる高い峠を登っていく。私のサイクルコンピュータでは480mほどの標高である。10%を超える区間はないが国道268号を南東方面に約7kmほど登ると鹿児島に突入する。いつもの通り、峠はまったりと。
道中、今回新規導入した360度対応のウェラブルカメラも持ち出していたが、ロードバイクのマウント調整ができず、あまり活用できなかった。
いちどスイッチを押せば、角度アングルなど切り取りできるので、非常に面白い商品であるとおもう。難点はすぐ容量が埋まってしまうことだろうか。
のどかな道を走行していると、通過チェックポイントに到着することができた。
12月10日16:47に撮影(AVE.21.4km/h)
PC2から2時間ほどであったことと、次のチェック(PC3鹿児島市内)までの距離から、ここは軽めに補給。西日が差し込み、昼間に比べひんやりしてきたたためブルベジレを羽織りリスタートする。
PC3 ファミリーマート平田橋店(291.2km地点)
菱刈をスタートしてからは鹿児島市内へ突入する。国道10号線(鹿児島の10kmほど手前)より車通りが激しくなる。路面状態は決して良くない状態で凸凹が目立つ。凸凹にタイヤを取られてふらつかないよう最新の注意を図り進んでいく。また腰の痛みが軽減できないことから、予防として常備していた鎮痛薬を服用する。状態が安定してくれればいいのだが、、、
日がすっかり暮れた頃に鹿児島市内へ入る。途中【桜島フェリー】の乗船ターミナルを通過する。ここは2022年4月末にスタートした日本縦断ブルベで利用した時以来である。あれから半年が経ってしまった。時が経つのは早いものである。
鹿児島の繁華街・天文館の近くを走行したところで、このブルベの折り返し地点がPC3として設定されている。
12月10日19:47に撮影(AVE.21.1km/h)
コンビニ飯ばかりであるが、この時間帯に食した「ちゃんぽん」がものすごく美味しかった。塩味のあるスープ・野菜が疲れた身体に染み渡る。あまりスープ類を飲み干すことがない私であるが、ここではしっかりと飲み干すほど塩分を欲していたのだろう。
ちゃんぽんを食している間に、5名ほどだろうか。続々と参加者が到着する。ここまで約14時間ほどスタートから経過しているが、同じようなペースで走行されているのだろう。しかも皆さん余裕がある。
私の脚質としては、PC以外のコンビニ等には極力寄り道をしなくロスを抑えているのだが、結局休憩をしっかりとっている方に追いつかれてしまうのである。できれば私も、道中様々な場所に訪れて楽しみたいのだが、強く踏める足がないため諦めている。精進しないと。
INN 川内ホテル(340.0km地点)
PC3鹿児島市内を出発すると、後半パートとなる。ひたすら北上しこの日の宿である薩摩川内市までの約50km先を目指す。懸念された北風の影響を受けるようになってきた。腰の痛みはひどくはなっていないが、良くもなっていない。このあたりは鎮痛剤が効いているということだろうか。向かい風区間に入るが、前傾姿勢が取れず上ハンを握らざる得ない状況が続く。
明らかなペースダウンとなったが、途中tsuneさんと一緒に走ることになり、必死にtsuneさんの自転車テールランプに食らいつこうと踏ん張っていた区間である。一人で走っていたら心が折れていたのかもしれない。
なんとか目標である時間帯に到着し、電子機器の充電・シャワーを済ませ、睡眠をとる。全国旅行割の適応となっている宿であるので安価で宿泊することができた。
12月10日22:30に到着(AVE.20.6km/h)
大浴場が22:40受付終了であったので、チェックイン手続きなどで間に合わなかったのが残念
翌朝の体調次第では川内駅から新幹線輪行でDNFすることができる。しっかり休息をとり体調を整えるべく、滞在時間を少し長めに予定では翌11日の6:00にスタートをしようと考えていた。
(滞在時間7時間半の予定)
2日目の後半、北風(向かい風)はどの程度なのだろうか?体調は戻っているのだろうか?
約1年ぶりの600kmブルベは、天候により後半の難易度後が上がってしまっていたのである。これは様々な方がTwitteなどで投稿されている。まだまだ道中は続く。
今回はこのあたりまで。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2024年9月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ
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