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※2022年2月20日 タイトル改変
注意事項
今回は「撮影」のため屋内で炊飯をしているが、この器具を使って屋内炊飯を推奨しているものではない。
屋内で行う際は、火の取り扱い・テーブルの熱対策などに注意していただきたい。
またキャンプ場では「直火」を禁止しているところがほとんどである。
燃料(燃焼材)の扱い・マナーに留意していただきたい。
はじめに
「コロナ禍」で蜜になることがし辛い昨今、サイクリング同様にアウトドアの代表的なものである「キャンプ」も人気のある趣味であろう。
アウトドア用品は、キャンプ場だけでなく、防災対策としても用いることができる。
今回「snow peak」から発売されている調理器具「トレック900」で炊飯を行い記事を纏めてみた。
(水分量は好みがあるので参考までとしていただき、各自調整していただきたい)
キャンプ時は作業工程を省くため、無洗米を用いているため、ここでは無洗米を使っている。
トレック900とは
メーカーホームページでは、2,970(税込)で発売されている(2022年2月10日現在)
※トレック 900 [重量265g]の仕様 ホームページより引用
- サイズポット/φ120×107mm、フタ/φ127×39mm
- 重量265g
- 収納サイズφ130×140mm
- セット内容本体、メッシュケース
- 容量900ml(ポット)、250ml(フタ)
- 材料本体/アルミアルマイト加工、ハンドル/ステンレススチール
アルミ製はチタン製よりも重量はあるが、価格も抑えており少々の焦げ付きも気にならない。
アルミ製は熱伝導率がよく、100円ショップでも購入できる固形燃料1つで米1合であれば炊飯できる。
この上蓋は、簡易的なフライパンとして使うことも可能だ。
持ち運びの際は、JETBOILをスタッキングしてキャンプで活用している。
今回は「炊飯」としたが、棒麺を茹でるのに使えるし、レトルト食品を湯煎することにも使える。

炊飯手順
無洗米は米ぬかを取り除いているので、一般的な米よりも体積が少なくなる。
計量カップを使い150g計量する。


ジップロックなどに小分けしておくとキャンプなどアウトドアでは使い勝手がいい。

目安として、無洗米の1.5倍程度の水が必要になる。
無洗米は米研ぎを行わない。
米研ぎによる水を吸わないので、通常のお米よりも少し多めに水を入れる必要がある。
(普通米は1.2倍程度の水が目安)
私の場合このぐらいの水量がふっくら炊ける食感として好みである。
左:ポッドで測定した場合の水位線
右:蓋で測定した場合の水位線


最低時間であるが、米を夏場は30分、冬場は60分ぐらい浸す(米が白っぽくなるまで)
米はある程度の量しか吸水できないため、60分以上放置でもいい。
時間が短い場合だと、米の芯が残る食感になってしまうので、ふっくら炊き上がるには時間を惜しまないで頂きたい。

固形燃料は25g~30gの物を用意する(100円ショップに売られているものはこの重量である)
(風の影響により熱効率が弱くなるため、私は30gのものを用意している)
一部の商品はアルミ箔がついていない燃料もあるのだが、燃焼方向が拡散してしまうため、アルミ箔入りの物を使う。
ストーブはEsbitポケットストーブを用いているが、トレック900を支えることができるものであれば代用は可能である。
ストーブ下には、100円ショップで購入した「おしぼりトレイ(ステンレス製)」を用い、耐火シート(これも100円)を敷いている。
(※左下写真は、さらにPP製マットを敷き、熱対策を行っている)
上蓋が開くのを防止するため、水をいれたシエラカップなどを置く
(レトルト食品を湯煎代わりにしている。もしくはコーヒーなどのお湯代わりにできる)


固形燃料に点火してしばらくすると蒸気が出てくる。
条件にもよるが20分過ぎで蒸気がなくなる(中の水分が蒸発する)ので、これが炊きあがりのサインである。
固形燃料30gが燃え尽きるころが、ちょうど炊きあがりの燃焼時間ぐらいになるが、蒸気が出ている最中に燃料が燃え尽きてしまったら、燃料を付け足す必要がある。
(ポケットビットの固形燃料は4g程度なので、1つか2つ付け足す感じ)
蒸気が無くなるのを確認し(固形燃料の火が消えるころ(約20~30分)、ひっくり返して蒸らす(約10分)
決して素手でさわらないように(火傷の心配があるので、タオルなど厚手の物を使う)

バイクパッキングの際は、サイクルグローブなどを使ってひっくり返そう
米1合の炊きあがりである。
茶碗2杯分といったところだろうか。
この時は、キーマカレーを湯煎して食した


まとめ
今回は固形燃料で炊飯をしてみたが、ガスストーブ等でも可能である。
しかし火力の調整が必要になってくるのと、炊き上げの段階で水分が蓋から流れ落ちるのでバーナーへの影響が気になるところ。
そのことから100円ショップ等でも入手できる「固形燃料」が手軽であろう。
Esbitポケットストーブに同封されてる固形燃料だけでは、こまめに付け足さなくてはいけない。
こちらは風が強い時など、30gの固形燃料だけでは火力が足りない時の「追加燃料」として外では用いている。
アウトドア用品は、防災対策にもつながる。
地震などでガス・電気が止まった際でも、ペットボトルの水があれば炊飯することが可能だ。
最近流行りの「ベランダ飯」にも活用ができる。
トレック900は手ごろな価格・サイズで人気のある商品である。
購入の際は適正価格での購入をしていただきたい。

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