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【Tip】ダボ穴がないスルーアクスルにディレイラーガードを取り付けたい

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KCNC 自転車用ディレーラーガード

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上記写真は2023年9月撮影

目次

はじめに

この記事の要点
  • 転倒によるリアディレイラー破損を防ぐ方法について
  • 保護のため、外付けのガードを取り付けを検討
  • 六角穴やダボ穴(ネジ穴)がないリアスルーアクスルを交換し、M5ネジを用いてリアディレイラーガードを取り付け

今回の投稿は「参考情報」として認識してください。

当方の環境での情報が含まれているため、すべての方に該当できる情報ではありません。

特に「カーボンフレームや製品」では、車種によるフレームの形状の違い・誤った工具の使い方・適正な締め付け(トルク)ができない場合、破損につながる恐れがあります。

メンテナンス時に「自分ではできない」「違和感を感じる」と判断したら、無理をせず専門店に相談をしてください。

※今回導入したもの(ねじは同等品相当)

ダボス(Davos)
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きっかけ

先日、新しいロードバイクが納入された。

Canyon Ultimate CF SLX

初めてのSRAMコンポーネントであり、eTap仕様の12速ワイヤレス変速である。

ワイヤーによる変速トラブルはないが、とりわけ転倒による破損・故障には留意しなくてはならない。

リアディレイラー定価は約7万

少しでもトラブル(リスク)を軽減させるべく、ディレイラーガードを導入することにしたが、このロードバイクにアッセンブルされたリアスルーアクセルはダボ穴がないため、少し手順を変えて装着することになった。

純正(DT Swiss製)スルーアクスルにはダボ穴が存在しない
  • 導入するディレイラーガードはKCNC製のものに決定
  • リアスルーアクスルをダボ穴があるタイプに入れ替える必要があり
  • M5ネジとワッシャーを用いて、装着する

KCNC製を導入したのは、すでにフロントハブに装着したライトマウントを所有しており、イメージがつかみやすいため

左記のようなタイプも流通している。

Davosキャリア用リアスルーアクスル

仕様

下記は株式会社フカヤより引用。

キャリア用リアスルーアクスル

ダボ孔のないスルーアクスル車体のハブ軸にキャリアを取付できるようにする専用スルーアクスル(リア用)。
ハブ軸の長さに対応するスペーサー2枚とSyntaceX-12に対応する臼型スペーサーが各サイズに付属。

【サイズ】エンド幅:142mm
●M12×142mm/ピッチ 1.0
●M12×142mm/ピッチ 1.5
●M12×142mm/ピッチ 1.75
●M12×142mm/ピッチ 1.0ダブルリード2N
※ダブルリードについては一部ブランドに採用されている規格となります。
通常のネジピッチ1.0とは規格が異なりますのでご注意ください。

●M12×142/P=1.0

株式会社フカヤより

上の写真は、付属のワッシャー、ネジ等を装着した状態イメージである

外観

私のバイクにアッセンブルされているDT Swiss製リアスルーアクスルはピッチ1.75㎜のものである。

同じピッチのものを購入。

Davosキャリア用リアスルーアクスル

ピッチが合わないものを無理に回しこむと、フレーム破損につながる恐れがあり

サイズ感

相対的な長さを測定するのを失念しているが、リアキャリアを装着する用途の製品であるため数cm延長している

上:DT Swiss製 下:DAVOS製

重量

公表値は見当たらなかったが、実測値で49gほど。

純正品と比べると延長している分、重量は少し増している。
参考:純正スルーアスクル40g

KCNC 自転車用ディレーラーガード

仕様

下記は KCNC公式サイトより引用。

KCNC 自転車用ディレーラーガード

接触・転倒時にディレーラーをしっかりガード

対応:クイックリリース、6mmの六角穴つきスルーアクスル

●接触・転倒時にディレーラーをしっかりガード。
●駐輪・輪行・輸送時の接触トラブルにも対応。
●ブルベなど長距離ツーリングにも安心を提供。

外観

スルーアクスルに挿入するピンが初めから取り付けられているが、今回の場合は外すことになる。

KCNC 自転車用ディレーラーガード
このままでは装着することができない

重量

公表値は見当たらなかったが、実測値で45gほど。

実測値:45g

装着工程

手順としては、下記の通りとなる。

  • ディレーラーガードに装着されているピンを回して取り外す。
  • M5ネジ(25mm)とワッシャーを用いて逆側から挿入する
  • リアスルーアクスルとディレイラーガードの間にワッシャーを挟み、取り付ける

一部のサイトやYouTubeなどの動画にて、フレームのダボ穴に直接装着しているものも散見される。この方法では転倒時の際、直にフレームへダメージを受けるため、カーボンフレームであれば割れる可能性が高い。

今回は、ディレイラーガードが接触している部分は、ワッシャーを介してリアスルーアクスルになるので、フレームへの影響は受けにくいと考えている

ディレイラーを守ろうとして、フレーム破損となってしまうのはまさに本末転倒である。

まとめ

今回のねじの挿入方向を変え、スルーアクスルの交換により、黒の車体に色合いは合わせることができた。外付け感もそこまで感じない外観となった。

しばらくはこれで様子を見てみようと思う。

あまったワッシャーで、左右の長さ(突き出し量)を調整

※今回導入したもの(ねじは同等品相当)

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この記事を書いた人
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FUJI

体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半

  • 出生:1970年代生まれ 埼玉県
  • 体格:身長184cm 体重71kg
    (2023年9月現在)
  • ロードバイク歴:10年
    (年間走行距離10,000㎞程度)
  • ライドスタイル
    ブルベ歴:
    【SR達成】2017~19・2021~23年
        :
    2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
    バイクパッキング:
    東北縦断・四国一周など
    ファンライド・Zwift
  • メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
  • セカンドバイク:TREK Émonda SL5
  • メンテナンス:主にセルフ
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