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【初めての方へ】ビンディングペダルとシューズの組み合わせは?重量を測定してみた

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※イメージ

22年2月3日:体裁修正

効率よく推進力を得るためには、ビンディングペダル導入は有効な手段である。
エントリーモデルのペダル+シューズを合わせた重量面では、SPDクリートかSPD-SLクリートは大差がないのでスタイルに合わせて選択しよう
手持ちの物に限られるが、重量を測定してみた。
より速く・楽にロードバイクを扱いたいのであれば、軽量SPD-SLのペダル・シューズである

目次

はじめに

右の写真は、2011年に購入した初代ロードバイク(GIANT DEFY 2)に付属していた「フラットペダル GIANT GR-01」である。

今回、参考として測定をしてみたのだが、意外と軽量?であった。

ロードバイクを購入してら最初のカスタマイズとして「タイヤ」を交換する方も多いが、もう一つの足回りである、ペダル・シューズをフラットペダルから、「クリート」を使った「ビンディング(固定)」にする方も多いだろう

今回、少ないサンプルではあるが、重量を測定してみたので参考になれば幸いである。

フラットペダル
GIANT GR-01

クリートの種類

SPDシューズ
イメージ

「クリート」とは、ペダルとシューズを固定するパーツのことである。

私の手持ちはSHIMANOクリート・ペダルしか持ち合わせていないため、SHIMANOの規格で記述する。2つの規格が存在する。

  • MTB(ツーリング仕様)の「SPD」
  • ロードバイク(レース仕様)の「SPD-SL」

ちなみに「SPD」とは、SHIMANO PEDALING DYNAMICSの頭文字である。

SPDクリート

ソール自体にクリートを装着する部分にくぼみがあるため、歩行したときに違和感が少なく、外観はスニーカーとそん色ない。おしゃれなシューズも多い。オフロードや、街乗り中心で用いられるケースが多い。

SPD-SLクリート

ソールにそのままねじ止めするため、歩行を目的に作られていない。
クリート部分が大きいうことはペダルとの接触面積も増え、よりペダルに推進力をかけやすくなっている。
レース用途で用いるのはこちらのタイプである。

※以下の写真は、所有している(所有していた)ものであるため、すべて使用感のあるものである。ご了承いただきたい。

SPDクリート
SPDクリート
SPD-SLクリート
SPD-SLクリート

メリットと注意点

SHIMANOペダル
SHIMANO製ペダルは8㎜のアーレンキーで取り外し可能

SHIMANOのシューズは、8㎜のアーレンキー(六角レンチ)で取り外しが可能であり、輪行等でペダルを外す必要がある際にペダルレンチを別途持ち出さずに取り外しが可能である。

また自宅等でも特殊な工具が必要ないことから、用途に分けてシューズとペダルを選択することができるのが有難い。

ペダルの脱着の際は、左右で「ネジの向き」が違うことに注意。

左ぺダルは「逆ネジ」といわれるもので、通常のネジの切り方が逆になる。

取り外しは下記画像を参考にしていただきたい。

ペダルを裏面からみると、反時計回りで外れる:車体手前から上の方を通り車体奥の方へアーレンキーを回す

今回は、左右のペダルの取り外し・取り付けには回す方向が違う、ことを理解いただきたい。

取り付けの際は、ペダルとクランク間で固着しないようにペダルのネジ山にグリスアップを行う。

先が細くなっているタイプのものが、塗布しやすい。一つは常備しておこう。

その際、力任せに取り付け・取り外しを行うことは避けたい。チェーンリングと体が接触し怪我の可能性があるため注意が必要だ。

また走行中のビンディングペダルを使用するメリットは、「推進力」を上げることである。

ただし最初は慣れない動作で、転倒の可能性が高くなり注意である。
必ず安全なところでの着脱の練習を行っていただきたい。

シューズがペダルに固定されていることにより、信号などでの停車時にクリートがうまく外せず、倒れてしまういわゆる「立ちごけ」の危険がある。
皆一度は経験する試練である(私も2回ほど経験をした)

下手をすると車との接触により惨事になる恐れもある。
ペダルとシューズの脱着練習を、最初は安全な場所で必ず行う

重量測定

家庭用はかりで測定(2021年6月17日測定)

※当方の所持品はシューズサイズ45である。メーカー公表値と異なるので参考まで。
旧モデルの製品もあるので、参考情報として現モデル(同グレード相当)の製品名・価格を紹介。

ケース① 現在のメイン装備 (カーボンソール+SPD-SLカーボンペダル)

シューズ片足(クリート込)+ペダル片側=459g
dhb Aeron カーボンロードシューズ は海外通販で9000円ぐらいで購入
SPD-SL PD-6800 は知人から譲ってもらったもの、ケース②のアルミ製ペダルと比べて軽量。

カーボンソール dhb
dhb Aeron カーボンロードシューズ
PD-6800
SPD-SL PD-6800

dhb – Aeron カーボンロードシューズ (ダイヤル)

ケース② 数年前の装備 初期のビンディング (ナイロンソール+SPD-SLスチールペダル)

シューズ片足(クリート込)+ペダル片側=527g
Diadora Speedracer 2 Magnum Road Cycling Shoes は海外通販で6000円ぐらいで購入した「ナイロンソール」である。
SPD-SL PD-5700 はSPD-SLペダルとしては入門モデルのグレードである。

ナイロンソール
Diadora Speedracer 2 Magnum Road Cycling Shoes
※このシューズのみ2018年に重量測定
PD-5700
SPD-SL PD-5700

ケース③ ツーリング仕様 (ラバーソール+SPDペダル)

シューズ片足(クリート込)+ペダル片側=551g
Giro – Rumble VR MTB SPD シューズ は外観からは自転車用シューズとは見えなくカジュアルに履きこなせる
SPD PD-ES600は、SPDペダルとしては軽量タイプのものである。

SPDシューズ Giro
Giro – Rumble VR MTB SPD シューズ
PD-ES600
SPD PD-ES600

まとめ

上記の値を表にまとめてみた。

シューズラバー片足重量
(クリート込)
ペダル材質片足ペダル重量合計
ケース①
dhb Aeron カーボンロードシューズ
カーボン330SPD-SL
PD-6800
カーボン129459
ケース②
Diadora Speedracer 2 Magnum Road Cycling Shoes
ナイロン367SPD-SL
PD-5700
スチール160527
ケース③
Giro – Rumble VR MTB SPD シューズ
Vibramソール410SPD
PD-ES600
クロモリ141551
管理人の所持品より

ケース①の(カーボンソール+SPD-SLカーボンペダル)が一番軽い結果になったのは想定内である、

より速く・楽に走る場合にはこの1択(カーボンソール+SPD-SLカーボンペダル)である。

参考
SHIMANOフラッグシップモデルである
「RC9」カーボンソールシューズ+「PD-R9100」デュラエースペダルの重量を算出。
(メーカー公表値)RC9重量(サイズ:42 236g+クリート約32g)+PD-R9100重量(片側:114g)=382g

私のケース①と重量だけの比較にすると70g近く軽量化が可能である。単純な重量だけで比較すればペダルの重量差は少ないので、シューズによるものが大きい。

このようにさらに軽くするのは可能であるが、シューズ+ペダルで5万以上の支出となる。
最高級のグレードであるため、予算と照らし合わせてベストチョイスをしてもらいたい。

まとめ

初めてビンディングペダル+シューズを導入する際は、下記を参考にしていただきたい。

お求めやすいエントリーモデルの「ナイロンソールシューズ」+「スチールペダル」であるケース②と、軽量SPDペダルを用いたケース③では、重量面だけだと大きな差はないように思える。

ライフスタイル(乗車時間・ロードバイクの手段)に応じて、導入を検討してみてほしい。
双方を用意して、使い分けるというのも可能であるが、またひとつ自転車パーツが増えていく、、、

私の場合であるが今回の結果から、

長距離を走る場合は蓄積疲労を考慮して、
カーボンソール+カーボンペダルを選択するだろう

非走行時間のほうが多いツーリング・バイクパッキングは、
ラバーソール+SPDペダルのチョイスとな

AJ北海道主催1300㎞のブルベの参加を考えている。
九州からの遠征であることから、当初はツーリング仕様 (ラバーソール+SPDペダル:片足551g)を念頭にいれていたが、

ライド中は「カーボンソール+カーボンペダル」459g(片足)で走行
休憩中・移動は折り畳みできるシューズ(片足100gぐらい)のものを、「使い捨て」と割り切って携帯全体の重量はほぼ一緒であるが、ライド中のペダリングは軽快である。

バッグのスペースが許せば、これもありかもしれない、、、

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