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※上記写真はGarminEdge530になります
※2023年4月19日投稿記事追記修正
はじめに
- 2023年4月20日にGarminのGPSサイクルコンピューター 「Edge」シリーズ 最新モデルが発売開始される
- ソーラー充電を搭載しているモデルも発売される
- GPSサイクルコンピューターのような電子機器は機器劣化を考慮する必要がある
- 何が必要で何がいらないのか、を検討するのが必要。
2023年4月12日に、GPSサイクルコンピューター大手のGarmin社よりプレスリリースがあった。
新Edgeシリーズの840ならびに540の発売を控えている。
昨年1040が発売されたときに大きな反響があったのが、ソーラーバッテリーを搭載したモデルが人気を博したこと。Power Glassソーラー充電レンズによりバッテリー稼働時間をさらに延長が期待できる。
同社のGPSサイクルコンピューターでもフラグシップモデルに搭載された機能であるが、今回所持する層が多いミドルレンジ800シリーズ・500シリーズに搭載がされたことで反響も多い。
現行モデルのEdge830ならびに530が発売になったのが、2019年7月12日であるため約4年ぶりの新モデルとなる。
気になる価格であるが、
Edge840 Solarあり | 74,800円(単体) |
Edge840 Solarなし | 74,800円(Bundle:センサー類同梱) |
Edge540 Solarあり | 69,800円(単体) |
Edge540 Solarなし | 54,800円(単体) |
高価な製品であるため、購入に関しては財布の相談となる方も多いだろう。
Solar発電・USB-C対応のハード面、上位機種のみ対応だった最新の解析機能も搭載などソフト面のバージョンアップがあり、非常に魅力的である。
GPSサイクルコンピューターの必要性
人それぞれであろうが、私にとっては2つの目的がある。
第一にライド時におけるマネジメントである。その日のサイクルライドにおける走行距離・所要時間・カロリー消費などが把握できる。事前にルートを作成(もしくは読み込ませる)すれば、ナビ代わりに液晶に進行方向を示してくれる。
次にサイクルログの集積である。月間(年間)走行距離、トレーニングステータスなどを集積できる。負荷を確認することも可能である。
便利な機能と価格は比例するものであり、高価なサイクルコンピューターは便利な機能が多く搭載されている。専用品にこだわらない、スマートフォンのバッテリー消耗を気にしないのであれば、GPSサイクルコンピューターではなく、スマートフォン等でも代用が可能である。
それでも専用GPSサイクルコンピューターが人気があるジャンルなのは、ハンドル回りをすっきりさせたいこともあるが、様々な情報を確認できるガジェットということでもあるのだろう。
GPSサイクルコンピューターはどのくらい使えるのか?
バッテリー
これも人それぞれであろう。バッテリーを搭載しているため劣化は確実に訪れる。3~4年で一度は買い替えを検討する。以前使っていたGarminEdge510は4年で寿命を迎えた。
私が現在使用しているモデルのEdge530は発売後4年弱が経つが、現在は感覚としては70%~80%ぐらいのバッテリー容量になっていると思われる。
具体的には15時間のライドで使えたものが、12~13時間で充電が必要になっているのである。この辺りはブルべに参加しない人であればまだ十分な容量であるが、ブルべメインで使うにはモバイルバッテリーを併用しなくてはいけないので、少し不便なところだろう。
防水性能
防水性能も完全なものは存在しない。IPX7と比較的耐水性が高い製品でも、雨に一日晒されたブルべ時においては、充電コネクタからの浸水により基盤がショートする可能性がある。
水没と表されることが多い
以前使用していたEdge510は400㎞雨ブルべの道中、基盤がショートしてしまい使い物にならなくなってしまった。このような状況に一度なってしまうと、後日完全に乾燥させたとしても、基盤そのものに通電ができず不具合を起こすことも多い。
液晶割れ
サイクルコンピューター落下に備えて、ストラップをハンドルに取り付けることをお勧めする。ライド時の転倒や路面からの振動で、サイクルコンピューターそのものが落下することで液晶割れの危険が生じるためである。
スマホのバキバキ液晶はかなり気になるタイプである
充電端子
充電端子に関しては、MicroUSBからUSB-Cに変更になり、スマホなどのガジェット類が現在ほとんどUSB-C製品が多いことを考えると歓迎される部分であろう。コードの抜き差しによるコネクタ部分に緩みが少なくなることが期待できる。充電速度が改善されていることも多い。
モデルチェンジ
このように、一度買えば永久的に使えるものでない。
そのためGarmin社のモデル周期を見ると3~4年ごとに合わせて、ハイユーザーの方はこの周期で買い替える方もいるのだろう。
しかし新しいモデルが出るタイミングで買い替えるというのは、財布事情も考慮しなくてはいけないのである
Garmin社のモデル周期を見ると、3~4年ごとである。おそらく次のモデルEdge850・550というものが出てくるのであれば、2026年~27年ごろであろう。
買い替え時期について
電子機器等のガジェット類の機能は日進月歩で、常に進化を遂げている。スマートフォンも同様ではないだろうか?欲しいと思ったときに買い替えるのが所有欲が満たされるものである。
Garmin社のGPSサイクルコンピューターの話に限ると、新モデルが発売してから時間が経っても極端な値下げは行わないと思われる。このことからモデル末期に購入するのであれば、モデル発売時期に合わせて購入した方がいいのかもしれない。
(いまEdge830を購入するよりは、新モデルのEdge840を求める方が満足度は高いであろう)
ただ、GPSサイクルコンピューターに5万~8万近くも費やせないという方も多いだろう。一度導入したら終わりの商品でなく、将来の買い替えも考慮するとなると、年単位の予算を抑えたい気持ちも当然である。
そのため、私の場合であるがフラグシップのサイクルコンピューターを1台所有するのではなく、そのミドルレンジ~エントリー層のサイクルコンピューターを2台持つことにしている。故障やトラブルに備えるためである。
これは長時間ブルべでライドするスタイルもあるのだが、2台同時に稼働させていると、どちらかがバグが生じる・充電切れなど支障をきたした時でもログはとれるためでもある。
人によっては、スマートウオッチやスマホアプリ、山岳用の「eTrex」を使うケースもあるだろう。
私はサブとして所有しているBryton社Rider750という商品であるが、ECサイトのポイントバックを考慮すると2万ちょっとで、2.8インチ液晶を搭載しているモデルである。
スマホアプリおよび専用サイトの使い勝手は、Garmin社の方が断然使いやすい。Garmin社GPSサイクルコンピューター製品が人気があるのは一朝一夕にできるものではない点があげられる。
そのBrytonRider750であるが、新モデルが4月末(Rider750SE)に発売される。
Solar充電機能はないがランタイムが倍増・USB-C対応で3万5千円台とGarmin社Edge840Solarの約半値である。WEB・アプリの使い勝手などを考慮しなくてはいけないが、候補に挙げてもいい製品であろう。
まとめ
自転車業界においては、自転車本体の価格上昇など割高になっている感がいなめないが、新しいモデルの発売はユーザビリティを高める機能に心が揺さぶられるものである。
何が必要で何がいらないのか、を検討するのが必要
個人的な見解であるが、
- 地図ルートを頻繁に表示させる方は、タッチパネルありのモデルが使いやすい
- ブルべなど翌日にわたるライドをしないのであれば、ソーラーパネル搭載型のモデルは必要がない
- トレーニングログなどを集積して分析したいのであれば、第一にGarmin社製品が候補に挙がるだろう
- Garmin社にこだわらないのであれば、ほかのメーカー品から選択する
4月22日より、AmazonGWセールが実施される。今回の対象品は「スポーツ用品」がポイントアップ対象であるため、最大14%のポイントバックが期待できる。
(※本キャンペーンの対象となる獲得ポイントの上限は5,000ポイント)
Yahoo!のPayPayポイントも「5のつく日」などのセール時期を見定めれば高ポイントバックが期待できる。
悩ましいこともあるだろうが、いろいろ考えているのが楽しいこともある。
私の場合は、今回のGarmin社Edgeシリーズの購入は控えて、安価な他社製品の製品を検討してみようと思う。
ただし今所有しているEdge530が壊れたら、間違いなくGarmin製を買いなおす
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重73kg
(2023年4月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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