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【レビュー:2023年5月23日更新】リアビューレーダーについて考察~ブライトン GARDIA R300Lを導入~

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GARDIA R300L

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※2023年5月23日投稿記事追加・修正

上記写真は2023年5月撮影

目次

はじめに

ロードバイクは公道を主に走るものであるが、当然ながら歩行者や車に注意して走行しなくてはいけない。

車道の左側を走っていても、路面の凸凹・グレーチング・路上駐車を避けるときなど、より車道中央部へ移動しなくてはいけないことが多い。

その際、後方からの走行車両に関しては、常に注意したいところであるが、峠の下りなどでは後ろを振り向く余裕がないときが多い。

一度や二度は後続車と接触する恐怖がある方が多いのではないだろうか?

ロードバイクのライド中に怖いと感じたのは、ダウンヒル時の見通しのよくないカーブ区間である。この場合、コースアウトをしないためにアウトインの軌道をとってカーブをクリアするのであるが、自動車はロードバイクの挙動を把握されていないケースがある(カーブ区間でも常に左側を走っているもの、として認識されている)。

ここでは車はこうすべきだ、自転車は、、、という論争をするつもりではなく、事故を起こさないためにはどうするか?という観点にて、自分の安全は自身で確保するのが大事なのである。

この観点では【レアビューレーダー】という製品をつけているロードバイクも見かけることがおおくなってきた。

これは、後方から接近する車両をミリレーダー波で検知し、対応するサイクルコンピューター上の画面やアラームでライダーに注意喚起するガジェット類である(スマートフォンアプリに表示できるものもある)

私はブルべに参加することが多いため、一度参加(スタート)したライドは天候や時間帯問わず、長時間ライドすることがある。長時間ライドをしていると注意力の低下する時間帯も少なからず出てくる。より安全を確保したい。そういった観点で、リアビューレーダーを考察してみる。

こんな方におすすめ

後続車に追突されそうな経験を持っている方

ダウンヒルのカーブ区間で、後続車に抜かれた経験を持つ方

電池容量の大きい(明るい)ライトを探している方

リアビューレーダーのラインアップ

メーカー

現在3社から発売されており、サイクルコンピューターの雄であるGARMIN社の歴史が長い。

GARMINからはリアカメラ・テールライトを搭載したVaria RCT715・レーダー波のみの機能であるVaria RVR315・テールライトを搭載したミドルレンジのVaria RTL515の3種類が現行品である。

近年、後続する形でMagene L508・Bryton Gardia R300Lがミドルレンジの商品を発売している。価格優位性がある。

GARMIN Varia RCT715はリアカメラを内蔵したフラグシップモデルであり、5万円を超える製品
GARMIN Varia RVR315はライト機能はなくコンパクトであるが、最大使用時間が7時間

ブルべに適する用途ではないと、ここでは判断

製品仕様

3社が発売している製品群でまとめてみた(ミドルレンジ)。

下記は代理店のホームページより引用したスペックである。同条件下で比較したものではないが参考まで。

スクロールできます
varia-rtl-515
Varia RTL515
L508
Magene L508
bryton-gardiar300l
GARDIA R300L
重量71g65g66g
サイズ39.6 x 98.6 x 19.7mm38 x 94 x 25mm40 x 97 x 20.9mm
視野角220°220°220°
防水等級IPX7IPX7IPX7
最大検出距離140m140m190m
(平均150m)
通信規格Bluetooth、ANT+Bluetooth、ANT+Bluetooth、ANT+
バッテリー駆動時間最大16時間
デイフラッシュ
最大16時間
シングルレーダーモード
最大17時間
日中点滅モード
最大24時間
ライトオフモード
バッテリー容量未公開未公開未公開
充電用ポートmicroUSBUSB Type-CUSB Type-C
価格(公式)29,700円15,900円18,480円
各製品の比較(代理店ホームページより引用部分あり)、〇・△は私見

ざっくりとみてみると、重量・サイズ・視野角・防水性・通信規格はほぼ同じ。
充電端子がVaria RTL515はMicroUSBである点が残念。
価格優位性は、後発であるMagene L508とGARDIA R300Lが求めやすい

その中で注目してみたのは【最大駆動時間】である。

Varia RTL515 デイフラッシュ16時間・ライトオフ(シングルレーダーモード)なし
Magene L508 フラッシュモード10時間・ライトオフ(シングルレーダーモード)16時間
GARDIA R300L 日中点滅モードで17時間・ライトオフ(シングルレーダーモード)24時間

バッテリー容量は公表値がないため推測になるが、Magene L508は電池容量がやや少ないと思われる。ただしデイライドのみであれば問題はないだろう。

ブルべ用途で選ぶのであれば(私見)

私はGARDIA R300Lを購入したのである。ECサイトのストアクーポン・ポイントバックなどを踏まえて、実質15,000円以下であった。

GARDIA R300L
GARDIA R300L

5のつく特売日に購入

現在投入しているリアライトはCateyeのTIGHTシリーズを所有している。このライトを併用するため、GARDIA R300Lのリアライト機能をオフにして、レーダーモードのみで長時間使用できる点から判断をした。

Cateye TIGHT KINETICがあれば、GARDIA R300Lの重力センサーによるブレーキングライトの点灯はOFFにできる。

使用イメージ

デイライド(日の出から日没までの時間帯):
GARDIA R300Lのみ 常時点灯(ハイ)8時間 or 常時点灯(ロー)12時間


200kmブルべ:GARDIA R300Lのみ 常時点灯(ロー)12時間
300kmブルべ:Cateye TIGHT(点灯用)+GARDIA R300L 日中 or 夜間点滅モード 17時間
400kmブルべ:Cateye TIGHT2つ(点灯用)+GARDIA R300L ライトオフ24時間
600kmブルべ:400㎞ブルべと同様で、GARDIA R300Lは仮眠中に充電

2023年5月購入時の段階では、実践投入してないため、イメージであることにご容赦を

充電時間はUSB-C端子で約3時間程度と推察できる。ブルべ中の再充電は可能であろう。

製品仕様ページより引用

GARDIA R300Lについて(2023年5月23日追加)

重量

公表値66gに対し、実測重量69gであった。誤差の範囲であろう。一般的なマウント方法で95gとなる。

サイズ感

手持ちのテールライトとのサイズ感の対比 機能面もありサイズは一回り大きい

  • 左:GARDIA R300L 40 x 97 x 20.9mm(メーカーHPより)
    参考重量:ライト+マウント込 95g(実測値)
  • 中:Cateye TIGHT 35.6 x 77.5 x 23.4mm(メーカーHPより)
    参考重量:ライト+単4電池二本+マウント込 64g(実測値)
  • 右:Bontrager Flare R Tail Light (サイズ公表値なし)
    参考重量:ライト+マウント込 44g(実測値)

充電端子

USB-Cコネクタが採用されている。付属のコードはL型タイプ。

充電端子が背面であり、ライト背面から凹んだ箇所に端子があることもあり、防水機能は期待できそう(IPX7)である。

防水コネクタと凹んだ箇所に端子が設置

セットアップ(2023年5月23日追加)

私の環境下ではiPhone12(iOS)でアプリをインストールおよび設定をおこなった。レーダー機器はすぐ認識され、時間がかかることはなかった。

あっけないほど簡単であった

STEP
BrytonGardiaをインストール
STEP
【スライドして接続】を行い、iPhoneとのペアリングを行う
STEP
ファームウエアの更新作業が求められる
STEP
GARDIA R300Lが認識される
STEP
GARDIA R300Lの設定をアプリで行う
ブレーキライト機能のオンオフの設定など
STEP
サイクルコンピューターとペアリングを行う
※GarminEdge530・BrytonRider750の複数接続も可能

サイクルコンピューターの複数接続は、電池消耗が大きいと考え、一つのサイクルコンピューターのみと接続をおこなっている。

テストライド(2023年5月23日追加)

メーカー説明書では「できるだけ上部」に設置するようもとめられているが、大型サドルバッグを装着することもあるため、ライトをリアタイヤから6㎝程上部の位置に設置。

フレームサイズが小さい・シートポストの長さが出せないといった場合、大型サドルバッグとの併用をするためには、下記の商品などを用いる必要があるだろう(シートステーや、サドルバッグにレーダーをとりつけるなど)

約2時間40㎞程、市街地及び峠道を走行をおこなった。

自動車を認識したときに発するアラート音を確認後、背部を確認すると、100m以上後方に車両が来ているため、誤認・誤作動はなかった。

この製品群は、自転車と車両との相対速度から警告を行うものである。そのため自転車と車両が同じ速度帯で走行しているときは認識がされないのである。また真横に車両が来た時に警告を与えるものでもない。

あくまでも自転車ライダーに、後方から車両が接近しているので注意してね、というアナウンスを与える製品なのである。

製品の特性上、峠のカーブ区間でなどで自動車の認識が途切れ、直線区間で再度自動車を認識した際に、アラート音が繰り返されるのは仕方がない。

アラート音を常にサイクルコンピューターから出すことは電池消耗につながるため、私はアラート音をシングルタイプ(初期の【ピピ】音 から 【ピ】 という感じ)に変更して様子をみている。

GarminEdge・BrytonRiderともに、アラートの時間遅延はなく同時に画面に表示される。

BrytonGardiaアプリ上での表示

アプリから電池残量が数値(%)で確認できるのが使いやすい

まとめ

GARDIA R300Lを購入し、アプリ設定のみの段階であるが、近年人気のある商品を導入することになった。明るいデイライトとしての利用や、ライトオフにして長時間のレーダーモードとしての利用もできる。

そして自分の安全は自分で確保する、という観点からも投資をしてみてもいいのだろう。

発売当時のファームウエアからのアップデートで、よりレーダーの精度向上が改善されることを期待したい。

こんな方におすすめ

後続車に追突されそうな経験を持っている方

ダウンヒルのカーブ区間で、後続車に抜かれた経験を持つ方

電池容量の大きい(明るい)ライトを探している方

この記事を書いた人
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FUJI

体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半

  • 出生:1970年代生まれ 埼玉県
  • 体格:身長184cm 体重73kg
    (2023年5月現在)
  • ロードバイク歴:10年
    (年間走行距離10,000㎞程度)
  • ライドスタイル
    ブルベ歴:
    【SR達成】2017~19・2021~22年
        :
    2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
    バイクパッキング:
    東北縦断・四国一周など
    ファンライド・Zwift
  • メインバイク:TREK Émonda SL5
  • セカンドバイク:GIANT DEFY2
  • メンテナンス:主にセルフ
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