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上記写真は2022年8月7日0時頃 撮影:中津城にて
はじめに
- 2022年8月6日AJ福岡主催・福岡県嘉麻市発の200㎞ブルベ
- 天気は雨の心配がなかった。気温も27℃前後と走りやすかった
- 9時間19分(スタート8日20:00・ゴール7日5:19)で完走認定の見込み
- エントリー31名中完走23名(DNS7名・DNF1名)であった
今回はチェックポイントでの撮影写真や雰囲気を紹介する。
福岡県嘉麻市を南方向にスタートして、4つの峠を超えて、戻ってくるルート。
「城めぐり」ということで、フォトチェックに2か所「中津城」「小倉城」が設定されている。
今回の200kmを走行する設定時間を20km/h(10時間台)を想定していたが、前半に力を使い後半はダレる結果になったが、(私は雨に遭遇せず)ほぼ予定通りとなった。
スタート前~スタート時
強風に悩まされることもなく、雨の心配もなく、気温は走りやすい一日となった。しかし湿気(湿度)が高くジメジメとした状態であった。
久しぶりのブルベということも有り、スタート2時間前には到着してしまった。近隣のジョイフルで食をとり、車内で仮眠を摂りたかったが、少しでも横になれたのが最後体力が持った要因かもしれない。
参加者はスタッフの方含めて20名以上おられる。スタート前の談笑を行いながらリラックスをし、スタート準備に備える。
いつも運営・サポートをいただき、ありがとうございます
ZONDAリアホイールの修理が終わらず(スポーク切れ:入庫待ち)、前:ZONDA/後:完成車ホイールと銘柄が揃っていないが、サイドカラー付きのGP5000タイヤに入れ替えたことも有り、違和感が少なくなった
通過チェック(ファミリーマート朝倉比良松店)30.6㎞地点
最初の峠「八丁峠」を250mほど登りるが、4~5人の小グループで走ることが多く、ペースを維持しやすい。序盤はまだ脚が廻るため、1時間15分ほど30mを走りきった。
交通量も多くなく、気温はスタート時に手元のサイクルコンピュータ(GarminEdge530)で29℃と走りやすい。しかし湿度がものすごく高い。肌はもちろんサイクルパンツなどのウェア類がベチャベチャになって気持ちいものではない、、、
8月6日21:16に撮影(AVE.24.2km/h)
このあとは、約107km地点のフォトチェック「中津城」~約139km地点のPC1「ファミリーマート苅田バイパス磯浜店」という工程になるので、通過チェックのファミリーマートからPC1までの約110kmを走れる補給食(約800kCal相当)を購入。
ここでは糖分を含んでいる、バウムクーヘンとミルク入りコーヒーをサクッと流し、大分県方面(日田~中津)を目指す。
このファミリーマートから、夜間の「ぼっち対策」(ひとりでブルベコースを淡々と走ること)として、骨伝導イヤホンをセッティング(ブルベ約30km地点から170km地点の6.5時間ほどiPhoneから音楽を流した)
AppleMusicで米津玄師をセッティング
音量は「うっすら聞こえる程度」にし、参加者と会話ができる感度として設定した。
フォトチェック①(中津城)107㎞地点
通過チェックのファミリーマートから約30kmほどだろうか、福岡のブルベでよくご一緒するtsune(@tsune0719)さんと二人体制で速度維持しながら進んでいく。交差点も少ないことからいいペースで廻していくことができた。
大分県日田市に入った、スタートから60km地点を超えると、2つ目の峠「大石峠」が待っている。このブルベ道中では一番長い上り区間である。
※GarminClimbより距離4.77km・獲得標高285mの区間と判定されている
今回のコースは斜度10%を長時間超えるような坂はなく、比較的走りやすいコースとなっている。骨伝導イヤホンから流れてくる「米津玄師」のミュージックを口ずさみペダルを廻していく。
大石峠を超え、道の駅「やまくに」(約72km地点)を過ぎた頃には、水分補給を行っていたK原さんと合流した。
このK原さん、【このブログを見ていただいている】とスタート前に声をかけていただいた方である。
いつもありがとうございます
このK原さんとは、ところどころのチェックポイントでご一緒し、ゴールも同じ時間に到着したのだが、基礎能力が私とはあまりにも違いすぎた。
K原さんはブルベ2回目とのことであるが、相当なツワモノである。ダウンヒルでもペダルを力強く廻しておられ、すぐに千切れてしまった。はるか遠くに見えるテールランプを、見失わないようにこちらも食らいついていく。
体調はよかったのでないかと思うぐらい、私にしてはパワーを出せていた。70km~100km地点の約30kmを1時間弱で走り中津市内に到着。
しかしスタートから約107km地点の「中津城」についた頃には、体力がほぼなくなってしまったのである、、、この先、身にあわないパワーでペダルを廻した代償がでてしまうとは。
8月7日0:17に撮影(AVE.25.0km/h)
1877年(明治10年)に焼失してしまったとのことであるが、1964年(昭和39年)、旧藩主奥平家が中心となり、中津市民からの寄付も合わせて天守閣が建造された。
1575年(天正3年)、それまで三河山間部の小豪族に過ぎなかった奥平家の名が世に知れ渡る事となりました。
織田・徳川連合軍が、武田軍を壊滅に追いやった長篠設楽原の戦い。この日本の歴史を変えたと言われる激戦で、家臣である鳥居強右衛門の決死の活躍などもあり、信長公から最高武勲と讃えられたのが奥平家第二代の貞昌公です。
この時、信長公から「信」の一字を与えられ、以降、名を「信昌」とあらためました。
また信昌公は、家康公の長女である亀姫をめとり、娘婿の名に恥じぬ鬼神の働きぶりで幾多の戦果を上げ続け、徳川幕府創設のためおおいに貢献しました。
その後、家昌公をはじめとする子供たちの親に劣らぬ働きもあり、奥平家は、徳川御連枝として譜代の名門の地位を確固たるものにしたのです。その後時を経て1717年(享保2年)。前年将軍職に就任したばかりで、幕政改革に意欲を燃やす、第八代将軍徳川吉宗公から西国の抑えを期待され、奥平家第七代奥平昌成公が豊前中津城に入城しました。丹後宮津から一万石加増の十万石での栄転でした。
中津城公式ホームページより抜粋
PC1 (ファミリーマート苅田バイパス磯浜店)139.4㎞地点
中津城から北九州市小倉方面へ北上していく。最初のPC1が中津城から32km進んだところに設定されている。
中津城から95kmほどゴールまで距離を残しているが、脚が棒のように張ってしまったのである。また蒸し暑さで身体から水分が抜けてきているのであろう。ミネラル剤を服用し、足攣り防止にそなえる。中津城での小休憩時にBCAAを補給、また糖質をガッツリ入れ、このPC1まではペダルをゆっくり回しながら少しでも回復できるように努めた。
骨伝導イヤホンからは米津玄師の曲がシャッフル再生されている、のがいい気分展開になった
8月7日1:55に撮影(AVE.23.6km/h)
中津城からPC1までの距離32kmほどを、時速20kmを下回る速度で到着したが、だいぶ楽になったと思う。しかし今度は胃の調子があまりよくないことに気づく。
気温は30℃以下であるが、この蒸し暑さでダメージは受けていたのであろう。本来であれば「パスタ」を補給したかったがそんな気分ではなく、エビマヨおにぎりをレッドブルで流し込む。
次のポイントは約18km先の「小倉城」である。道中交差点で多く引っかかることも予想されたため、あまり強度を上げない走行を心がけリスタートした。
フォトチェック②(小倉城)157km地点
139km地点PC1から16.5km/hの速度にて「小倉城」に到着。交差点が多くなってきたこともあるが、ペースは上がっていない。しかし身体の回復にはちょうど良かったのではないかと思う。
小倉城手前2km地点に自宅がある。そこで休憩してしまうと起き上がれずに「DNF」につながる。誘惑に負けなかった
8月7日2:59に撮影(AVE.22.5km/h)
1837年(天保8年)に焼失してしまったとのことであるが、1959年(昭和34年)に再建された。
このブルベをスタートした8月6日(土)20:00頃には、花火が上がって祭りが開催されていた。小倉城近辺に「勝山公園」が隣接しており、多くの市民が3年ぶりに開催された祭りを楽しんだと思われる。その会期中にちょうどブルベコースとして設定されていた。
少し残念であったのが、路上にゴミが散乱していた。祭りで楽しむのはいいが、ゴミの処理は各自でモラルをもってきちんとおこなってほしいものである。
PC2(セブンイレブン小倉木下店)170.7㎞地点
小倉城から南下していく。約23kmほど進んだところに設定されているのがPC2である。小倉中心部は交差点で引っかかるケースが多い。感覚としては200~500mほどで一回は止めさせられる。
8月7日3:48に撮影(AVE.21.9km/h)
※小倉城からPC2までの区間約23kmをAve.16.8km/hで走行
フォトチェック①から、PCの間隔が短くなっているのは、スタッフの優しさ(眠気防止)であろう。
PC2到着するころに、すでに休憩していたK原さんと入れ違う感じになる。道中のルートを確認し、カロリー補給。固形物はうけつける感じでなかった。
あとから気づいたのだが、6月福津ブルベ300km(300km100周年記念)以来、100km以上の距離を走っていなかった。今思うと、完全に走り込みが足らなかったのだろう(涙)
とはいいながら、残りは30kmちょい。日が登り始めるころには到着できるな、とおもったところであった。
フォトチェック③(カラス峠のおいしい水)193.4㎞地点
PC2をスタートして、金辺峠(きべとうげ)を南下していく。このコースはいつも走っているところであるが夜間は初めてであり新鮮な気持ちであった。
しかしこの頃だろうか。上空が稲光りを起こしている。雷音がなっているわけではないが、雨に振られる可能性がでてきた。この時期の雨は局所的に大雨になるかもしれない。そのときは軒下をお借りして、1~2時間休憩(仮眠)を取ればいいや、と思っていた。
(ゴール後から自宅まで)金辺峠を車で戻っていた7時前後は、路面が濡れていた。雨に遭遇した参加者もおられたのだろう
このブルベの190km地点は、最後の峠「烏尾(からすお)峠」がコースに存在する。最後2kmちょっとを100mほど登ったところにフォトチェックポイントが設定されている。
烏尾峠手前でルートミスをされたK原さんと合流。
最後の登板区間ということで力を出してPWR3~4倍近い値でペダルを回すが、K原さんは更に健脚だ。またもあっというまに千切られ、涙目となりチェックに到着。
8月7日4:55に撮影(AVE.21.7km/h)
PC2からフォトチェック③までの区間約23kmをAve.20.3km/hで走行
あとは10kmほど下り基調でゴール地点(嘉麻市役書)に戻ることができる。
ゴール(嘉麻市役所)203.5㎞地点
日が登り始め、あたりが明るくなりだした頃にゴール地点に到着。
8月7日5:19にゴール地点に到着(AVE.21.8 km/h)
AJ福岡のスタッフ3名に迎えていただき、ゴールチェックを行う。
ゴール後の談笑をおこない、余韻を楽しむ時間帯である。この時間帯であるが、私とK原さん以外に30分ほどで4人戻ってこられた。
一番速かった方は、8時間30分台で戻ってきたとのこと、すごい!
まとめ
今回のブルベは「200km」・「ナイトブルベ」・「大きな峠がない」ということで安易に考えていたのだろう。
後半はブルベを楽しむ余裕がなかったのである。根本的に走り込みが足らなかったのだが、、、
とはいえ、怪我なくゴールができ、帰宅してもとの日常生活に戻ることが、ブルベではいちばん大切な目標である。
ゴール後の談笑も含めてブルベであると思っている。ペダルを廻しているときは、大概キツイことがおおいのだが、ゴールして迎えていただけると全てが報われる。本当にありがたいものである。
リザルト
スタートから9時間19分後の5:19(AVE21.8km/h)に到着
獲得標高:1188m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:383
帰宅後、即シャワーを浴び、数時間ほど仮眠をとる。
脚がパンパン・胃は重たい感じになった状態ではあるが、なんとか下記の作業を終え日曜日が終了した。
洗車・注油、消耗品のチェック、ウェアの洗濯処置を怠ると、一気に劣化してしまうので注意である。
私は雨には降られなかったのであるが、ジャージ・サイクルパンツが湿気と汗で物凄いことになっていた(絞ったら水が出る状態)。
過去一に湿気の影響を受けたライドであっただろう
チェックポイントで定期的に制汗シートで身体を拭いていたのだが、リフレッシュすることができ持参していいアイテムであった。
また「骨伝導イヤホン」も約7時間ほどBluetooth経由でiPhoneから転送していたが、脳内のリフレッシュを図ることができ、夜間の眠気を感じることがなかった。
このあたりのアイテムは距離・時間帯にもよるがまた活用してみたいとおもう。
次のブルベ参加は未定であるが、Twitteを拝見していると北海道1300kmやSR600、LEL(ロンドン-エジンバラ-ロンドン:海外ブルベ)に挑戦しているブルベライダーの報告をもらっている。羨ましい限りだ。昨年北海道1300kmに挑戦した際はDNFとなってしまったので、いつかリベンジは行いたい。
パフォーマンスはあがりにくい年齢ではあるが、身体と相談しながら走れる準備はしておきたい。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重71kg
(2022年8月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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