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はじめに
- 2024年4月13日7:00発:R熊本主催・熊本県宇城発の600㎞ブルベ
- 天気は雨の心配がなかった。気温は10~28℃前後と日中の暑さを感じる陽気
- 38時間52分(スタート13日7:00・ゴール13日21:52)で完走認定の見込み
- エントリー8名中完走6名(DNS0名・DNF2名)であった
【インペリアルヤキソーバクロス陣形】というキャッチーなネーミングがついている600㎞ブルべである。
あの!進撃の巨人の作者さんもバイトした想夫恋
ヤキソバの美味いこと、美味いこと…いいねぇ…
想夫恋の最北端、最東端、最南端、最西端、そして日田の本店を巡る究極のヤキソバ陣形 それがインペリアルヤキソーバクロス陣形
どこの想夫恋が一番美味かったか、食レポしてくれる?流石だね!ありがとごわす!
さぁ、食い続けろ…!
上記はR熊本のホームページからの引用であるが、40店舗以上の店を構えている、日田焼きそば発祥の【想夫恋】を巡るコースとなっている。
熊本県宇城市をスタートして、大分県・福岡県・佐賀県を経由して熊本に戻ってくる。
企画ものブルべと思いがちであるが、なかなかの山岳ブルべとなった。
今回の600kmを走行する設定時間を38時間台を想定。
阿蘇を登る脚力と、焼きそばを食す胃腸の強さが求められる、タフなブルべコースとなった。
想夫恋とは
日田市のソウルフードといわれている「日田焼きそば」。
【炒める】というより、まさに【焼く】そばであり、パリパリ感が強い食感である。
その代表的店舗が、昭和32年創業といわれる【想夫恋】であろう。
想夫恋焼きの特徴
今では「日田焼きそば」といった名称で広く知られるソース焼きそばですが、元祖は私達の想夫恋焼きです。
その特徴は、
・こんがりとした焦げ目からくるパリパリ感
・茹でた生麺をそのまま焼き上げるジューシー感
・焼きという工程において重要な、特殊な形状のヘラの使用
などです。
もちろん、その他に「秘伝のタレ」「季節ごとに水分量を変える自家製麺」「うまみの強いもち豚」「良い水質環境で育ったもやし」「契約農家から届く品質が安定したネギ」の相乗効果で味が決まります。
さらに言えば、焼きという技術も我が社直伝のものがあり、それを身に着けた人材しか「想夫恋焼き」は作れません。
想夫恋のこだわり – 日田焼きそばの想夫恋
残念ながら長崎県には店舗がない
スタート前
天候
スタート前にぱらついて雨はすぐ収まり、雨の心配がない道中となる。
実気温として日中は25度を超える時間帯もあり、日焼け対策・暑さ対策が必要となりそう。
今年初めて日焼け止めクリームを用意した
服装
日中は軽装ウェア中心に、夜間の冷え込み時には重ね着で対応する
Rapha コアジャージ・ビブ
モンベルジオライン
春秋用ソックス、カステリ製アーム・レッグウォーマ
(必要に応じて重ね着)
Raphaメンズブルベフライウェイトウィンドジャケット
Raphaブルベ インサレーティッド ジレ(中綿ベスト)
モンベル バーサライトジャケット(レインジャケット)
スタート前準備
スタート地点であるランドヌール熊本宇城支部に約1時間前(4/13 6:00)に到着。
初めて伺うところであったが、スタート前の【おもてなし】を頂きリラックスすることができた。
ありがとうございます
今回の参加者エントリーは8名
DNSはなし
宇城市~南阿蘇~大分市 0㎞~144.3㎞
スタート直後は15℃前後の気温であるが、すぐに暑さを感じることになる。
羽織っていたウインドジャケットは早々に脱ぎ、序盤は数名で南阿蘇の登り区間へ向かっていく。
スタートから33㎞地点はPCに設定されていないが、この先より補給がしづらい登りとなるため、小休憩。
今回のブルべ道中では、前半の300㎞で4000m以上登坂するルートである。
登り区間では、一番軽いギア(リア33T)を躊躇なく使い、軽いトルクでケイデンス上げることに赴きをおいた。
これは、大腿四頭筋の疲労を極力抑えるためである。
登り始めて1時間がたったころであろうか。
標高750mほどの【城山展望台】で写真を兼ねた小休憩をとる。あともう少しで山頂だ。
早朝時には雲海を眺めることも
南阿蘇の登りが終わると、大分市方面へは向かい風を受けながらのダウンヒルとなる。
時折受ける横風でハンドルを取られないよう、注意して下っていく。
そして、昼食の時間帯を少し超えた14時ごろに、指定されたPC1へ到着する。
4月13日14:08に撮影(AVE.20.2km/h):144.3㎞地点
まずまずのペースでここまでやってくることができた
このPCで荷物の整理をしていたところ、モレリア(@heterodn)さんやOさんと一緒になる。
この2人はPC1の数㎞手前にある【想夫恋羽屋店】で、すでに焼きそばを食されたとのこと。
登りが強く、時間を捻出できるのはうらやましい。
わたしも本来であれば、初日の昼食で立ち寄る予定であったのだが、気づかず通り過ぎてしまったのである。
数㎞引き返して、想夫恋羽屋店にて食事を摂ることも考えたが、このブルべはまだ距離を残している。
夕食時に日田市内の想夫恋総本店で食事を摂る予定に切り替えて、次の別府方面へ進むことにした。
大分市~別府市~湯布院~日田市 144.3㎞~233.9㎞
大分市のPC1から別府市のPC2は15㎞程、その先からは再び登り区間となる。
PC1では軽めの補給とし、PC2の別府市で時間をとって補給と休息に充てることにした。
炭水化物を中心に腹持ち重視
別府市内から城島高原まではおよそ800mほど登ることになるが、その後の湯布院方面へは明媚な光景が迎えてくれる。
このために「はぁはぁぜぃぜぃ」いいながら登るのである。
温泉で有名な湯布院地区を通過し、日田市に入ったころは19:00ぐらいだろう。
ここまで230㎞程走ってきた。
日田市内の想夫恋総本店に到着すると、夕食の時間帯であり満席状態であったが、少し待つことを決断。
カウンターで食事を摂ることにした。
待ち時間15分・入店後から食事まで30分=合わせて45分程度滞在をした。
この待ち時間内でも、臀部にプロテクトJ1を塗りなおしたり、PCで入手したレシートの整理、ガジェット類の充電であったりと、やることがそれなりにある。
スタートから腰を下ろして休んでいなかったこともあり、ちょうどいい休憩時間となった。
パリパリ焼きそば、まずは1食目。美味しくいただきました。
ソースの匂いだけでも食欲を上げてくれる。
日田市~田川~直方~北九州八幡~直方 233.9㎞~334㎞
日田の想夫恋総本店で食事後は、福岡方面へ北上する。
食が満たされたことと、ゆるやかな追い風も後押しし、ペースを上げて進んでいく。
PC3に設定されているセブンイレブンは、想夫恋総本店から数百mほど進んだところ。
次のPC4(80㎞先)までの補給食を入手する程度。
福岡県に入り、このブルべ初日の最後の峠を越えていく(小石原方面へ)
登り切ったところの、道の駅「小石原」でカフェイン投入(缶コーヒー)で休んでいたところ、とある女性が応援の声をかけてくれた。
反射ベストを羽織って夜間山道を登っていると、「どこまでいくの?」「がんばってくださいね」と声かけがあるのは度々ある。
一期一会の出会いであるが、ブルべは一人で走ること時間が多く、人と話すことがうれしくなるのである。
私はこれもブルべの楽しさの一つと思っている。
本日の宿まであと80㎞ほど、あとひと踏ん張りだ。
お話によると、私の前に3名の参加者が先行されていると教えてくれた。
小石原からは、下り基調になり北九州市方面へ進んでいく。
日付が変わった14日早々にPC4へ到着。
その先の想夫恋折尾店は、夜間閉店中のため写真のみの掲載。
北九州八幡から国道3号線を福岡市方面へ30km進んだ、宗像市のAZホテルが本日の目的地である。
やんちゃなバイク集団や、トラック・トレーナーなどの交通量が多く、にぎやかな道路である。
幸いながら眠気を感じない区間となった。
そして本日の335㎞を走りぬいた。
4月14日1:26に撮影(AVE.18.2km/h):335㎞地点
時短のため、事前にクレジットカードで宿泊料金(宿泊税以外)は支払い済み。
入室後は、ガジェットやスマートフォンの充電、X(旧:Twitter)の返信や、シャワーで汗を流し、ウェアの水洗いを行い就寝。
睡眠時間は3時間30分程度、リフレッシュすることができた。
滞在時間5時間を予定
このホテルの朝食は6:00から対応している。
600㎞ブルべでホテルの朝食をとるのはあまり記憶がない。
今までの経験は、もう少し早めのチェックインをして、日が昇る前のチェックアウトをすることが多いのである。
今回のBRM参加者の多くが、このホテルを利用していた。
6:00に挨拶を交わして、食事をとってリスタートすることにした。
ここまでの記録
スタートから18時間26分(AVE18.2km/h)に到着 335km走行
獲得標高:4246m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:608
今回はこのあたりまで、後半編につづく。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2024年9月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ