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はじめに
- 2022年3月26日AJ福岡主催・福岡県福岡市発の200㎞ブルベ
- 天気は大半の区間が雨で対策が必要、風は序盤向かい風10m弱、最低気温15度・最高気温18度前後
- 11時間46分(スタート7:00・ゴール18:46)で完走認定の見込み
- エントリー30名中完走9名(DNS18名・DNF3名)とスタート峠とタイムマネジメントが険しい悪天候のブルベであった
- 雨風の天候により体力消耗が激しくなることパワーメータより確認できた
3月後半になり一気に温かい気候になってきた。場所によっては桜が咲き始めで行楽シーズンにはいるだろう。
そんな気持ちでエントリーした200kmブルベであるが、この時間帯(スタートからゴールまで)の天気予報は、当初は土砂降り・暴風と悪天候が予想された。
スタートをためらう天候なのである。
スタート前
天気予報
3月26日(土)が全国的に荒れ模様の天気なのである。
当初は10mm近い降雨予報であったが、雨脚は少しは弱くなることと、中盤以降は天候が回復するということで、まずはスタート会場まで向かうことにした。
ただ現地で雨脚が強くなったらDNS(スタートをしない)判断をするつもりであった。
EpicRideWeatherアプリにGPSルートデータを読み込ませて、スタート時刻・平均走行スピードを入力すると予想される風向き・強さ・気温などが一元化できるアプリ画面である。
雨風の影響・下り区間でスピードを出せないことが予想されたため、AVE.18km/hとして入力をした。
ゴール到着時刻 18:20頃
序盤は、南からの向かい風に苦しめられそう、、、
序盤の雨と風に耐えられれば、、、、と考えてスタートする決断をした。
雨対策
モンベル製のレインウェア
バーサライト サイクルジャケット
スーパーストレッチ サイクルレイン パンツ
撥水性シューズカバー
スーパーストレッチレインパンツはゴアテックス製ではないが、上半身より汗を書きにくい場所であるので、実用性は問題なし
写真がボケているが、サイクルコンピュータ・ライト類をサランラップでくるんであげて端子部を保護している
雨がやんだ後半にサランラップを取り外したが、電子機器の排熱が少しあるようでラップ内にムレが生じ水滴が付着した状態であった。しかし短時間の集中的な雨対策には使えるだろう。
ブローブ・ソックスを防水性が高いSEALSKINZ製を持ち出した。
ソックスは内部のムレは生じたが、レインパンツ・シューズカバーと用いることで不快な濡れはなかった。グローブは数時間後には内部が浸水してビチョビチョになる結果
スタート地点
スタートは7:00であり、6:30頃から参加者が集まりだした。
この日は悪天候ということもあり、エントリー30名中半数以上の18名がDNSとなった。
昨年8月の強風でDNFになった北海道1300kmオホーツクブルベに比べると、この日の雨風は優しいものである(感覚が麻痺しているかもしれない、、、)。
この判断が、幸であるか不幸となるか、、、7:00にスタートした。
スタート(美野島南公園)~通過チェックポイント1(三瀬峠料金所)30.6㎞
スタートから1時間48分後の8:48にレシート入手(AVE.16.9km/h)
スタートから5名前後で走行していく。平均パワーは高めにペダルを回していくが向かい風のためスピードは思ったより出ない。スタート30km地点の「三瀬峠料金所」は400mほど登ったこことも考慮してもスピードが20km/hが維持できないのである。
多くの会話を交わすことはないが、峠を一人で登るより、数人で登っていると気が楽になるものである。一緒の目的を持った同士がいると安心感が得られるのだろう。
フォトチェック1(徐福サイクルロード入口)62.9km地点
スタートから3時間19分後の10:19に撮影(AVE.19.0km/h)
三瀬峠料金所を通過して下り基調となるが、路面スリップに注意しながら慎重に下っていく。今回のブルベ道中において、下り区間が慎重にならざる得ない状況が続いたためスピードが上がることができないのである。
雨脚が少し弱まった頃の10時過ぎに「徐福サイクルロード」に到着した。
この場所は初めて訪れる場所であるが、ほぼ直線約5kmのサイクリングロードで桜が満開であれば気持ちのいいコースであろう。
旧国鉄・佐賀線跡を自転車専用道路として整備
サイクルロードは、1991年に廃止された旧国鉄・佐賀線の跡地に、総延長約5キロの歩行者、自転車専用道路として整備されました。
https://www.sagabai.com/main.php/119.html?cont=kanko&fid=91
春には桜並木がとても美しいコースです。
今回は天候が残念である。歩行者もほぼいないコースをまったりと通過していく。
フォトチェック2(日向神ダム案内板)112.9km地点
今回のコースでは、入手が必要なコンビニは171km地点とゴール地点のみである。徐福サイクルロードを通過してから少し走ったところ(スタートから約80kmほど通過)で補給・補充を行った。
ホットドックをその場で食し、残りは171km地点までの約90kmをノンストップで走行する補給食としてジャージポケットなどに搭載した。
スタートから6時間7分後の13:07に撮影(AVE.18.5km/h)
クイズポイント(合瀬耳納峠)144.3㎞地点
八女市とうきは市の境に位置する合瀬耳納峠(おうぜみのうとうげ)頂上付近に設定されていた。
スタート時の予報では雨がやんでいる頃なのだが、ところどころ雨に降られている。結局レインパンツを脱いだのは、171km地点であったのでこのコースの約8割が雨に降られた状態であった。
スタートから8時間13分後の15:13に撮影(AVE.17.6km/h)
答えは「3体」
気温は15度前後あると思われたが、風もあり雨が降っていることから、実際の体感温度としては寒いほどである。
下り区間の落ち葉がまた厄介なのである。スリップしないよう、慎重に下っていくため平地以下のスピードで下っていく(平均速度30km/hは出ていないと思う)
ただ、このあとは雨が強く降られる心配がないことと、平坦基調になる。確実にゴールできるよう、パワーは抑えめにペダルを回していく。
通過チェック2(ファミリーマート 朝倉甘木菩提寺店)171.2km地点
スタートから9時間43分後の16:43に撮影(AVE.17.6km/h)
この時間帯になると道路の路面が乾いてきており、やっと雨の心配から開放された。
ただ自転車は泥だらけであるのはしょうがない。
ここでレインパンツを脱ぎ、グローブを乾燥している別のものに入替えた。
(防寒対策で、レインジャケットはそのまま羽織ることにした)
雨風・下り区間のスリップ注意で時間は要したものの、当初予定していた11時間20分過ぎにはゴール地点に到着できそうである。
ゴール地点(ファミリーマート 福岡玉川町店)203.7km地点
スタートより11時間46分後の18:46に到着。
最後の太宰府~福岡市内の10km程は、渋滞に巻き込まれる形となったが、ほぼ予定通りの時刻に到着することができた。
今回のブルベは、レシートを郵送するのではなく、指定された「みかさ不動産」がゴール受付となっている。
ゴール後に、私の前後に到着した参加者3名ほどどAJ福岡のスタッフの方とで、道中の感想や自転車の話題等で盛り上がる。これもブルベの一部なのだと認識した(大声ででなく、通常会話程度)。また無事に家に帰るまでがブルベであるので、帰りの車の運転は特に注意して帰宅することになった。
あたらめて、今回のブルベを敢行していただいたスタッフの方には御礼申し上げる。
ブルベの世界では、2021年11月より「2022年度」となるが、600km・400km・200kmと3つのブルベを走り切ることができた。
次週以降、参加を予定しているブルベがある。
こちらを完走認定できれば、2022年度「SR」となる。
体調を万全に整えたい。
最後に
アフターメンテ
翌日(27日)に洗車を含むメンテナンスを行った。タイヤの傷は【ウルトラ多用途SUプレミアムソフト】で修復を施した。
本来であればその日に行うのが望ましいが、26日は疲れ果ててしまって布団にバタンとなった。
体力消耗度
私のロードバイクにはパワーメータが取り付けてあり、ペダルを回す強度が測定できる。これは、瞬間的なパワーを計測できるのもあるが、体力マネジメントにも用いることができる。
サイクルコンピュータのGarminのサイトより走行ログを眺めてみた。
過去3年間にて、200kmコースを走った際のTSS(体力の消耗度)を見てみると、一番体力的に消耗し、時間を費やしたきついブルベ道中であった。
(TSSが高く、所要時間がかかっている)
※所要時間はサイクルコンピュータのログを転記
日付 | 主催者 | 距離(km) | 所要時間 | TSS |
2019/7/6 | AJ福岡 | 200 | 10:22:16 | 421 |
2020/2/22 | AJ長崎 | 200 | 10:59:57 | 464 |
2021/2/14 | AJ福岡 | 200 | 10:09:16 | 346 |
2021/10/30 | AJ福岡 | 200 | 8:52:14 | 385 |
2022/3/26 | AJ福岡 | 200 | 11:42:55 | 514 |
TSS:トレーニングストレススコア
https://www.qbei.jp/info/bicycle-maintenance/4476より一部抜粋
パワートレーニングによる身体的ダメージの数値。100が基準となり、1時間本気で(FTPで)運動した時の強度が調度「TSS 100」となる。
個人差はあるものの、150以下=翌日には疲労回復、150~300=2日後には回復、300~2日後も疲労が残る。 とされている。
雨風・下りのテクニックなどで数値は変わってくるが、やはりきつい一日であったのだろう。
次週以降も参加を控えているブルベがあるので、この1周間は疲労を抜くことに注力しよう。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重69kg
(2022年3月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~2019・2021年
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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