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はじめに
- 2022年2月23日AJ長崎主催・長崎県大村市発の200㎞ブルベ(長崎空港近辺発着)、入浴施設あり
- 天気は小雨の影響でスリップの懸念があったが、風が弱く気温も6~15℃前後と走りやすかった
- 平成新山周辺は見晴らしがよく天候がよければ、良好な景観が期待できる
- 10時間54分で完走認定の見込み
- エントリー8名中完走6名(DNS2名・DNF0名)であった
ここ数年は単身赴任先である福岡近辺のブルべ参加が多かったので、久しぶりの「長崎」ブルべである。
長崎県県大村市を南東方向にスタートして、反時計回りに戻ってくるルート。
【グリーンロード】と冠しているコースである。アップダウン区間が長いが、天候が良ければ良好な景観が期待できる。ほぼ一定の勾配で5㎞ほど走行する区間も存在する。
今回の200kmを走行する設定時間を18km/h(11時間台)を想定。スタート時刻が6:00であるので、日没前に戻れればと考える。
スタート前
天候
スタート時は懸念された雨の心配もなく、風が弱い。曇り模様であるが走りやすいライドが期待できる。
防寒対策
パールイズミ製の15℃対応ジャージをメインに、ウインドジャケットとジレで防寒を施す。
インナーはスタート時の気温に対応すべく、冬に汎用するスーパーメリノウール M.Wを導入
パールイズミ製15℃対応 長袖ジャージ
モンベルスーパーメリノウール M.W. ラウンドネックシャツ
SHIMANO春秋用グローブ
Raphaメンズブルベフライウェイトウィンドジャケット・ブルベ インサレーティッド ジレ(中綿ベスト)
スタート地点
長崎空港近くの森園公園がスタート地点である。
大村市発のブルべであるが、長崎空港の目の前がスタート地点であり、西九州新幹線・新大村駅からもアクセスが可能(約4㎞)である。宿泊施設・入浴施設のアクセスもあり、さっぱり汗を流して帰路につくことも可能だ。今後県外からおおく参加を頂けるようになってくれると嬉しい。
事前試走スタッフおよびDNS参加者を除くと、この日にスタートする参加者4名。5:30ごろには車検を済ませスタート準備に備える。
森園公園は、約4.8ヘクタールの敷地で、潮風を感じながら空港や沈む夕日を眺められる公園です。
大村市/森園公園
食のイベントや野外ライブなどのイベントなどにも利用されています。
また、園内にある緑のふれあい館はガーデニングや緑に関する内容で利用する施設となっています
2023年3月からは、森園公園特設会場でサーカスの公演がはじまるようだ
フォトチェック1 前面堤防中央部公園 24.2㎞地点
スタート直後は5℃前後の気温であるがそこまで寒さを感じない。日の出前であることから、交通量が少なく信号峠もない。一定のペースで進むことができる。
諫早市の干拓地に設置されている公園前が指定されたフォトポイントである。以前は1周10㎞のTTレースも行われていたようであるが、開けた平坦コースで見晴らしが良好である。
2月23日6:54に撮影(AVE.26.9km/h)
諫早干拓問題については、たびたびメディアでも取り上げられている。着地点が見えるといいのだが
PC1 セブンイレブン雲仙小浜町金浜店 50.5㎞地点
雨がポツポツ降りだしているが、ライドに大きな影響はなし。PC1から先に通過するグリーンロード勾配に備え序盤にペースを上げておく
雲仙市小浜町は、アメリカ前大統領の名前が同じことで有名になったのだが、本来温泉街で有名な町である。下記写真近辺である小浜マリンパーク内には日本一の長さの足湯施設「ほっとふっと105」がある。
2月23日8:11に撮影(AVE.23.1km/h)
交通量も多くなく、ある程度のペースで序盤50㎞程を消化した。この先勾配変化がおおきい道路が控えているため、PC1ではトイレと簡単な補給を済ませ、次に進むことにした。
フォトチェック2 みそ五郎の森総合公園 69.4㎞地点
PC1を出発すると、勾配の変化が豊かな広域農道(グリーンロード)を走行する。この時間帯あたりから小雨状態になり、路面がスリップしやすい状態となっている。下りでは細心の注意を払う。
今回のコースは島原半島のすべての広域農道を通過するのではないが、雲仙市小浜から南島原市の方へ進路をとっていく。
2月23日9:26に撮影(AVE.20.2km/h)
みそ五郎とは、、、
山を切り開いて畑を造った島原半島の民話に登場する伝説の巨人で、みそが好物でその名が付いるようである。長崎では、ケンドーコバヤシさん主演ドラマ放映されている。
下りを慎重に走行したこともあるが、ペースが落ちてきている。体力的な違和感を感じ始めていた。2023年は100㎞を超えるライドをほとんど行っておらず、脚が鈍っているのである。
フォトチェック3 展望台(平成新山) 89.3㎞地点
みそ五郎公園から、進路を島原市方面へ進んでいく。5㎞程で500mほど登板する区間の途中に、平成新山を撮影するフォトポイントが指定されている。
平成3年度に起きた雲仙普賢岳の火砕流・土石流による震災は、記憶に新しいところであろう。私は当時高校生であったが、噴火活動を始めて認識したものである。
雲仙火山は島原半島の中央部の普賢岳を中心とするいくつもの山々の総称であり、噴火活動はおよそ50万年前に始まった。寛政4年(1792)の大噴火から約200年後の平成2年(1990)11月17日、雲仙火山の最高峰である普賢岳は再び噴火活動を開始する。水蒸気爆発から始まり、やがて溶岩ドームが出現する。地下のマグマ溜まりから次々と供給される粘性の高い溶岩は、斜面にせり出し、ついには先端が崩壊し火砕流を発生させた。ことに平成3年(1991)6月3日に発生した火砕流は、多くの犠牲者を出し、火砕流という用語を強く印象づけた。平成7年(1995)5月25日、足かけ5年にわたった噴火活動が終息し、この間に成長した溶岩ドームは平成新山と名付けられた。標高は、雲仙火山の最高峰であった普賢岳を上回る1,486mに達した。噴火を繰り返し、時には大きな被害を与えてきた普賢岳は、美しい姿や普賢岳を中心とした豊かな自然、さらには温泉や湧水などの恵みをもたらしてきた。生成が目撃された火山活動の証として、また我が国を代表する火山現象として、天然記念物に指定し永く保存を図ろうとするものである。
長崎県の文化財
平成最初に名付けられた山、ということになる。今では多くの観光客が訪れるスポットとなっている。見晴らしがよいところである。
2月23日10:48に撮影(AVE.18.6km/h)
この日はあいにくの天候であったが、見晴らしがよく良好な景観が本来期待できるところである。ほぼ均一の斜度が続く500mを上るコースであるので、トレーニング効果も高いのでは、、、
登板区間をあと1.7㎞程残している。少し補給・休息をとってからリスタートする。
PC2 ローソン国見多比良港店 108.3㎞地点
フォトポイント3からは1.7㎞程上り区間が存在するが、その後は一気に下り区間となり身体が冷やされてしまう結果に。スタート時よりも寒さを感じる事態となってしまった。
寒さと合わせて空腹を感じるころにPC2に到着する。このPCで一緒に到着したIさんと少し談笑する。
2月23日11:54に撮影(AVE.18.4km/h)
序盤の登板区間が終わり、この先は諫早干拓道路走行する平坦基調となっている。しかしこのブルべ道中で後半区間が身体がしんどい結果となったのである。
PC3 ローソン嬉野吉田店 169.7㎞地点
ここまで定期的な時間間隔(1時間おきぐらい)で補給を行っていたのであるが、エネルギー不足となっていたようである。
ハンガーノックの症状が出始め、平坦区間でも全くスピードを上げることができない。この先Ave20㎞/hのペースを超えることはなかったのである。
グリーンロードの下り区間で身体が冷やされ熱を持っていかれたことと、焼きそばを消化するためにエネルギーを消費してしまったのだろう。
諫早堤防道路は約7㎞(前後道路を含むと8㎞)の一直線で、風向きの影響を受けやすいが走行しやすい道路となっている。しかし上述の通りペースが上がらないのである。少し前に空腹を感じて大盛焼きそばを食したが、まだエネルギーになっていない。遅かったのである。
堤防道路を通過した後は、佐賀方面に有明海を右手に見ながら北上していく。あらたな観光名所のフルーツバス停を通過していくが、途中エナジージェルを緊急補給すべく平坦区間で足を止めてしまった。
海をバックにするバス停が私のおすすめ
今や「インスタ映え観光地」として全国的に有名な、佐賀県との県境に位置する諌早市小長井(こながい)町のフルーツバス停。
諫早市内から国道207号を佐賀方面に向かう、小長井エリアの道路沿いに「イチゴ・メロン・ミカン・スイカ・トマト」 全5種類16基のフルーツをかたどったバス停が設置されています。
長崎のインスタ映えの聖地!フルーツバス停で季節に合わせた撮り方ガイド | わたしがえらぶ長崎のお気に入り Tabi Note | 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
なんとかPC2から60㎞程走って、佐賀県嬉野市PC3へ到着する。
2月23日15:08に撮影(AVE.18.6km/h)
のこり30㎞あまり。パブロフ犬のように無条件で「47%」表示のアイテムを手に取ってしまうのである。
ゴール 森園公園 200.3㎞地点
当初の予定が17:00到着を目指していたのでペースは悪くないのだが、エネルギー不足もあったため身体が消耗しているのは感じていた。残り30㎞ほどを2時間かけてゆっくりとペダルを回していく。
佐賀県嬉野から長崎県境に入る際に、100mほどの登板区間は存在する。しかし日没までに帰ってくればいいのである。
最後はまったりとペダルを回しつつ、シティサイクル車のようなペースで森園公園へ戻る。脚が重たくなっていた。
2月23日16:54に撮影(AVE.18.5km/h)
定期的に自転車に乗らないといけませんね。バテました、、、
この日スタートした4人がDNFをすることなく、戻ってきたようである。
まとめ
リザルト
スタートから10時間54分後の16:54(AVE18.5km/h)に到着 200km走行
獲得標高:2318m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:390
「グリーンロード」と冠しているコースであるため、勾配区間の変化が豊かなコースであることは想定できていたが、ハンガーノック症状がでたことと、脚がよわっていることを認識した結果となってしまった。
速く走ることを求めてはいないが、主催者が設定していただいた風光明媚が期待できるコースを、楽しんで走りたいのが目的である。
この日はAJ長崎の計らいにて、近隣温泉で汗を流して帰路につく。森園公園から道路を挟んだところにある入浴施設である。
おうちに帰るまでがブルべである。しっかりと汗を流してから自宅でビールを飲みほす。
今回、体力がへばった結果となったが、プライベートライドにおいて天候が良いときに再度走ってみたいコースである。
序盤の路面WETでスリップ懸念はあったが、風がなく走りやすい一日。補給は計画的に。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2023年2月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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