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上記写真は2022年10月撮影:多久聖廟
はじめに
- 2022年10月22日AJ福岡主催・福岡県北九州市小倉発の300㎞ブルベ
- 天気は雨の心配なし。気温18℃~33℃前後。
- 16時間40分(スタート22日5:00・ゴール22日21:40)で完走認定の見込み
- エントリー27名中完走18名(DNS4名・DNF5名)であった
今回はスタートから160km以降の武雄市(川古の大楠公園)からゴール地点までのチェックポイントでの撮影写真や雰囲気を紹介する。
スタート~中盤までの走行・工程については下記の投稿を覗いていただきたい。

フォトチェック4 もみじの湯(200.7km地点)
川古の大楠公園から、次のフォトチェックに定められている「もみじの湯」までの約40kmの間に、任意のマンホール撮影スポットがある。
多久聖廟(たくせいびょう)・小城公園にそれぞれ立ち寄り撮影。
上記2か所はマンホールの場所がすぐに見つかり、事なきことを得た。


多久家の四代領主多久茂文(たくしげふみ)は人材育成に重きを置いた人物で、のちに東原庠舎(とうげんしょうしゃ)と呼ばれる学問所を建て、そのシンボルとして宝永5年(1708年)に孔子像、四配(しはい・顔子、曽子、子思子、孟子)を祀る廟として多久聖廟は完成しました。多久は藩よりも小さい「邑(むら)」でしたが、この孔子廟はすばらしいものでした。国内に存在する孔子廟では足利(あしかが)学校(栃木県)、閑谷(しずたに)学校(岡山県)についで古く、またもっとも壮麗な孔子廟だといわれています。
多久聖廟(たくせいびょう) – 多久市ホームページ
多久聖廟には、当時の建築に携わった人たちは中国様式風の建物を再現しようと尽力した痕跡がいたるところに見受けられます。中国の故事に習って、北に山を負い、南に仰高門(ぎょうこうもん)と呼ばれる門をかまえ、門の前には池をつくっています。さらに聖廟にほどこされている彫刻や文様なども中国風になっています。
聖廟には鳳凰(ほうおう)や麒麟(きりん)、象、龍などが彫刻されています。これらの聖獣は、政治や教育が行き届き、平和で豊かな社会が訪れるといわれているめでたい動物です。また聖廟の天井には、邑の絵師である御厨夏園(みくりやかえん)による見事な蟠龍(はんりょう)が描かれています。あまりの迫力に龍が飛び去ってしまうのを恐れてうろこを1枚描かずに未完成にしてあるとか、夜な夜な龍が池の水を飲みに絵から抜け出すのでうろこを1枚はがした、などという伝説があります。
聖廟前の仰高門の脇にある楷(かい)の木も、孔子と関係の深いものです。孔子の弟子である子貢(しこう)が孔子の墓に楷の木を植えたことから、孔子の教えを受け継ぐ者は孔子の墓に楷を植えるようになったと伝えられています。
なお春と秋には聖廟釈菜(せいびょうせきさい)が催され、釈菜終了後、廟内の一般拝観ができます。



日本さくら名所100選・日本の歴史公園100選に選定されている広大な公園である
多久聖廟と小城公園を訪れてから、平坦基調の道を東に進んでいき佐賀市内を通過する。スタートから約200km地点の神埼市・仁比山温泉「もみじの湯」にたどり着く。ここが設定されているフォトチェックポイントになっている。
10月22日15:23に撮影(AVE.19.3km/h)









今度はゆっくりと温泉に立ち寄りたいものである
今回の300kmブルベにて、約2/3を走行することができた。しばしであるが仁比山公園を眺めて休息の時間を取ってリスタートした。
フォトチェック5 JR鳥栖駅(220.9km地点)
神埼市・仁比山温泉「もみじの湯」から、フォトチェック5「JR鳥栖駅」までは約20kmほど。その区間内に、「吉野ケ里公園駅」「新鳥栖駅」に立ち寄り、それぞれ写真撮影。




そしてこの日最後のマンホール設置となるフォトチェック5「鳥栖駅」であるが、マンホールを探すのに時間がかかってしまった。
他の参加者と協力して探すが、なかなか見つけることができない。というのもこの鳥栖駅のマンホールは路面から約30cmほどであろうか、一段上がったところに設置しており盲点であった。



約15分の間、グルグルと宝探しのように、、、
10月22日16:58に撮影(AVE.18.5km/h)




このブルベコースで訪れることができる9つのマンホールのうち、7か所目を訪れることができた。序盤2つの唐津市を見過ごしてしまったのが悔やまれる。後日、佐賀散策ライドにて残りのマンホールを訪れる機会が作れればと思う。



全部で21か所あるから、残り14か所を巡礼する
PC2 ファミリーマート飯塚鶴三緒店(259.3km地点)
最後のチェックであるPC2のレシートを入手して、小倉まで戻る行程となる。鳥栖駅を17:00過ぎに出発しているため、21:00~22:00の間に小倉まで到着できる目処は立っていた。
幹線道路を通り交通量が増えてきた。あとは事故に巻き込まれない/引き起こさないよう注意して進路をとっていく。


小倉まで残り40kmほどの福岡県飯塚市のコンビニがPC2として設定されている。
10月22日19:10に撮影(AVE.18.3km/h)


いままで、パン・和菓子中心にカロリーを補充していたが、しっかりとした食事を摂るべくパスタを食す。
上記写真に野菜ジュースが写っているが、長い距離を走るブルベ道中はどうしても摂取する栄養素が偏ってしまうので、どこかで意識して野菜ジュースを飲むようにしている。
ゴール ローソン 小倉駅北口店(301.5km地点)
19:30頃にPC2を出発し、小倉まで残り40km程度。小倉中心部は今朝のように信号峠でペースダウンが予想されるが、問題はない。


今回のブルベコースから約7kmほど多く走行する寄り道ルート(マンホール撮影の為)であった。この日308kmを走行して、目的地である「ローソン 小倉駅北口店」に到着した。
10月22日21:40に撮影(AVE.18.1km/h) スタートから16時間40分


レシート入手後は、スタート地点の浅野汐風公園まで自転車を押して歩いて向かう。
浅野汐風公園がゴール受付となっている。
今回の主催者スタッフである、ばんばんさん、あらんさんに出迎えていただきねぎらいの言葉と、次回以降(来月以降)のブルベ予定について談笑し、この日のブルベを終えることができた。そして2022年度のブルベが終了した。



いつもありがとうございます
まとめ
今回のブルベは「300km」であったが、前週の熊本ワンピースブルベ同様に天候に恵まれたサイクル日和の一日となった。一部30度超えの気温であったが、おおきな体力消耗にはならなかった。
雨の心配がないと、持ち出す荷物も減るため、疲労度が軽減されるのである。



レインウェア上下は荷物になるので、雨の心配がないブルベは嬉しい
【ゾンビランドサガ】を全く知らない人間でも、ゾンビハウスのモチーフとなった唐津歴史民俗資料館、さまざまなマンホールを訪れることで、このアニメに興味を持つことができた。
九州ご当地の県が注目が浴びるのはいいことである。
わたしの拙いブログを通じて、もしかしたら興味を持ってくれる方が出てくれれば嬉しい限りである。
今後も追加のマンホールが増える予定とのこと。



いつかコンプリートを目指して、、、
リザルト
スタートから16時間40分後の21:40(AVE18.6km/h)に到着 308km走行
獲得標高:1905m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:483
2023年度に向けて
ブルベの世界では、2022年10月に2022年度は終了する。来月11月より【2023年度】になるのである。
2022年度戦績(認定見込み含む)
200km:4回
300km:2回
400km:2回
600km:1回
RM1350:1回
※DNS/DNFなし
この2023年度であるが、2024年8月にフランスでブルベの最高峰「パリ-ブレスト-パリ ランドヌール (Paris–Brest–Paris Randonneur: PBP)」が開催される。4年に1回の祭典で多くの日本人ブルベライダーも参加される。



わたしは、おそらく日本から応援することになるだろう
パリ-ブレスト-パリ ランドヌール (Paris–Brest–Paris Randonneur: PBP) は4年に1回ACPの主催により開催されるもっとも伝統あるブルベです。パリ郊外をスタートしブルターニュ半島の先端の街ブレストまで、片道600km往復1200kmのコーを参加者自らの力で完走を目指すBRMの最高峰です。
PBP: Paris Brest Paris | Audax Japan
参加条件が2023年度SR認定(600km・400km・300km・200kmの完走認定)であるので、早めにSR認定に向けて取り組まれる方も多いと思われる。来月以降もブルベライダーとご一緒する機会が作れたら嬉しい。
コロナをコントロールすることができ、行動制限がない2023年度になればと切に願うばかりである。
最後に、2022年度のブルベでは多くの方との出会いすることができた。ありがたい一年になることができた。改めてこの場を借りて御礼申し上げ、結語とさせていただきたい。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重71kg
(2022年10月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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