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はじめに
- 2023年3月18日AJ長崎主催・長崎県東彼杵郡川棚町発の200㎞ブルベ
- 天気は雨の心配がなかったが、オーバーナイト走行であるため気温2℃~15℃前後となった
- 18時間23分(スタート18日16:00・ゴール19日10:23)で完走認定の見込み
- エントリー4名中完走3名(DNF1名)であった
今回はスタート地点から110km地点の長崎市鍋冠山公園から、ゴール川棚町までのチェックポイントでの撮影写真や雰囲気を紹介する。
前回までの投稿はこちら↓
通過チェック ローソン長崎茂木港前 117.6㎞地点
鍋冠山公園から7㎞ほど進んだローソンが通過チェックとして指定されている。この頃になると胃(消化器)に違和感を感じ始めていた。花粉症による鼻をすする行為を繰り返したことにより、鼻水が胃へ流れこんでいたのだろう。
3月18日22:03に撮影(AVE.19.4km/h)
あまり食欲がないのだが、次のPC2までの40㎞ほどは平地がないアップダウン区間が長く続く(茂木港~諫早市飯盛~雲仙吾妻)ため、炭水化物を意識して食す。またスポーツドリンクは胃への負担がかかることから、ミネラルを含んでいる麦茶を入手。
PC2 セブンイレブン 雲仙吾妻店 156.8㎞地点
通過チェック:茂木港前ローソンを出発してからは、細かいアップダウンを繰り返しながら西へ進路をとっていく。あまり踏み込まないよう、ゆっくりとペダルを回していたため、次のPC2までの40㎞程を3時間弱要してしまった。
街灯がほぼ存在しない、景色があまり変わらない区間を走行する恐怖も感じていた
3月19日0:52に撮影(AVE.17.7km/h)
スタートから9時間弱で157㎞地点までやってきた。単純計算であるが18時間前後でのゴールが見込める。この先は、諫早堤防道路を通り、佐賀県有明海沿いを北上するルートとなる。この先寒さが厳しくなることから用意していた貼付カイロを取り出す。
PC3 セブンイレブン 佐賀白石店 213.9㎞地点
諫早堤防道路を通過し、有明海沿いを北上していく。比較的平坦な区間が多いのだが、自転車が重たい。
ハンガーノック症状を考えたが、意識して補給をしている。パワーメータもそれなりの数値が確認できる。リアホイールをチェックすると、空気圧が半分程度(推定3気圧ほど)になっていた。
シーラントを封入していないピュアチューブレス仕様であるが、スローパンク症状と思われた。しかし、夜間で街灯がない区間であるため、はっきりと原因を特定することはできない。空気圧の異常を感じてから10㎞ほど進んだところで太良町のコンビニを発見。そこで修復することに。
※翌日撮影したもの
持参物
CO2ボンベ2本、CO2インフレーター(ポンプ付き)、ブチルチューブ2本
IRCチューブレスタイヤ用修理剤FAST RESPAWN
ここからは写真撮影を失念するぐらい焦っていたのである。CO2インフレーターを過失により破損させてしまったのである。理由はこちらだ。下記のステップにおいて③に行けなかったのである。
タイヤに空気がしっかり入るかをチェックするため、1本のCO2ボンベをテスト使用する
バルブコアを緩めずに、CO2インフレーターを接続させてしまった。気づかずCO2封入の際に圧力がかかり破損させてしまう。
パンク修理材を充填させてから、残りのCO2ボンベを使って空気圧を保つ予定であった。
※翌日撮影したもの
万事休す、かもしれない、、、本来ならCO2ボンベの空気が充填されることを確認してから、スローパンク対策としてIRCチューブレスタイヤ用修理剤FAST RESPAWN(パンク修理材)を用いる予定であった。
このパンク修理材であるが、使用後に必ず空気を充填させることと書いてある。
この時の判断はパンク修理材を使用せずに、先へ進むことにした。しかし近隣に24時間空いている自転車ショップ・ガソリンスタンドも存在しない。DNFをするにも電車は動いていない時間帯である。
ダメもとで壊れたインフレータを手で押さえつけて合体させ、空気漏れを覚悟しながら、残り1本であるCO2ボンベを使って再充填を試みた。全開とはいえないが、走れるぐらいまで空気圧が保たれた。ただしスローパンク状態であるため、夜明け後にコンプレッサーがあるガソリンスタンド(持参している米式アダプターを使用)や、自転車ショップが開いている時間帯まで粘れればと考えたのである。
なんとか210㎞地点まで到達することができた。
3月19日4:19に撮影(AVE.17.4km/h)
この時間帯になると孤独との戦いもあるが、機材(空気圧)との我慢比べでもある。この先は武雄市内・佐世保市内へ向かうため、なんとかなるだろうの精神で次へ進むことにした。
フォトチェック2 石岳展望台園地(展望所)268.1㎞地点
夜明けまで2時間ほどであるが、寒さが一番厳しい時間帯であった。街路案内掲示では【2℃】の表示が確認できる。西へ西へと進路をとっていく。
身体がへばっているのか、空気圧の低下に伴うリアホイールの重たさからきているのか、ペースがあがらない。ゆっくりと進んでいく。途中有田駅近くのイートインコーナーが設置してあるコンビニで30分ほど休息をとりながら佐世保方面へ。佐世保市内から少し上ったところに、九十九島を一望できる展望台が指定されたフォトチェックとなっている。
3月18日8:05に撮影(AVE.16.7km/h)
上記写真にあるとおり、看板前から展望台までは徒歩で移動すことになる。片道300mほどであるが、往復の時間を考えるとここでは断念。その先のルート上に存在する【船越展望台】で撮影することにした。
長崎県は坂の多い県であるが、このような光景を拝むために坂を上っているものである。この船越展望台であるが車駐車スペースもあるため、立ち寄られる観光客も多いのだろう。
ゴール 川棚町しおさいの湯 301.3㎞地点
後半の150㎞ほどは、胃のもたれ・スローパンク対応などで10時間ほどを要してしまったが、制限時間内に無事たどりつくことができた。
3月19日10:23に到着(AVE.16.4km/h)
先行していた参加者もゴールはされており、私が最後のゴール地点到着者となった。AJ長崎代表のishiishiさんに迎えていただき、ゴールチェックを完了させる。過去に参加した300㎞ブルべでは最も所要時間を要した結果となったが、時間内に帰ってくればいいのである。
リザルト
スタートから18時間23分(AVE16.4km/h)に到着 302km走行
獲得標高:3326m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:586 推定消費カロリー:7229kcal
夜間の冷え込みはあったが、真冬用のウェアで対応できた。しかし雨風の心配がなかった分、花粉の影響を受ける結果となり消化器症状が出てくるのは想定外であった。
空気装填方法に関しても今後考察する必要があるだろう。とはいえ、2023年ブルべシーズンSR認定まで「400㎞」を残すのみとなった。
GW期間中のAJ福岡か、7月22日前後に開催される100周年記念ブルべに参加をしてみようと思う。そこまではなまった身体を少しは引き締めなくては、と感じている。
シーラントなしのチューブレスタイヤ仕様であったが、なんとか走りきれた。今後は物理的ポンプを並行して持参するかを考慮する
長崎市内の夜景は本当にきれい。ぜひとも長崎に足を運んでほしい
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