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2022年2月3日:体裁修正
自転車に搭載できる荷物には限りがある。少しでも軽くて使い製品を選びたい。
上記写真はキャンプ用具一式を搭載している。テントはハンドルバー周辺に格納。
今回は「自転車で旅をするテント」について記述してみる。
「初めてのテント購入」という人にとって参考になれば嬉しい。
超軽量のテントは持ち運びやすいが価格も高くなる。テントの使い方を十分理解したうえで買い直す方がいいと感じた。
九州は梅雨に入っているが、梅雨が明けたらキャンプシーズンに入ってくる。
夏のキャンプは、開放的な気分を味わうには最適なシーズン。
バイクパッキング歴3年と、まだ駆け出しの立場であるが私なりに整理してみる。
ロードバイクでキャンプ道具は搭載できる?
自転車系の雑誌特集に「バイクパッキング」と書かれているものが増えてきた。非常に興味深い。
100円ショップにも、店入り口付近にアウトドア関連が陳列されており、季節を感じることができる。
コロナ禍ではあるが、ソロキャンプであれば蜜にならないので今年考えている方は多いのではないか?
バイクパッキングとは、自転車にキャンプ装備を搭載して走行するものであるが、
いわゆる日本一周の方が使うような、ランドナータイプ(ツーリングに特化したキャリア付の自転車)に多くのバッグを搭載のようなものではない。
夏のキャンプシーズンに入ると、寝袋もコンパクトなもので対応できるし、玄人の方はテント泊ではなく、タープのみや、ハンモックのみで、就寝している人もいるという。
自転車のパーツは軽量化すればするほど、金額がものすごく上がっていく。キャンプ品も同様だ。
1㎏を切るようなダブルウォールテントは、とても簡単に買うことができない、、、
ということで、お財布具合と相談しどこかで折り合わなくてはいけない。
1万以下の格安テントは使えるのか?
ロードバイクはオートバイと違うのは、人力で目的地まで進まなくてはいけない。途中峠を超えることも多い。キャンプ場は街中から離れているところも多く、たいていの場合」は丘の上にある。
であれば、携行品は少しでも軽いほうがいい。
キャンプ初心者で、タフな環境で寝泊まりしたことない私が最初に買うテントとして注目したのは、
ダブルウォールであること・・・シングルは軽量ではあるが、結露が気になる
自立式・・・常にペグが建てられるキャンプ場がみつかるか不安
184㎝の身長が寝ることができるのか?・・・頭がぶつかるのは仕方がない
重量(1.5㎏以下)・・・ロードバイクに搭載するため、重たいテントは避けたい
グランドシートがあること・・・地面からの浸水を防ぐ
- これは、完全にソロ用であるが、ポール含めて1.5㎏と許容範囲。
- グランドシートがあるため、床下からの浸水の心配はなくなる。
- また耐水性のあるフライシートのため、雨の中での使用も気にはならなかった。
付属のペグは、アルミ製であるため、すぐひん曲がってしまう。
このあたりはご愛敬か。価格からみると仕方がないと思い、今年はペグを買いなおす予定。
私はこのテントしか持っていないのだが、結果3シーズン使ったので、元は取れたと思っている。
エアマット150㎝に、エアピローを足して180㎝ほど寝床を確保。
マット脇にリュック、衣類を置くスペースが確保できる。
前室もあるため、シューズやクッカー(調理器具)、水、ボトル類等を置いておくスペースがあるのも非常に気に入っている。
雨の中でも何日か使用したことがある。このようなペグを打ち込むことができない場所は自立式の恩恵を受けることができた。
軒下に近いところでテントを張ることで、少しでも雨の影響を防ぐことができる。
ソロキャンパー憧れでよく紹介されている、軽量タイプのシェルターは非常にコンパクトで気になる製品であるが、価格が高くなってくる。
前室はない、しかし半分程度の重量と軽いなどのメリットはある。
このあたりはどの点を優先するかで人それぞれ異なるのではないだろうか?
福島県二本松市にある「あだたら高原野営場」
最後に無料キャンプ場「あだたら高原野営場」を紹介。一つ上の写真は、そこで撮影をしたものである。
インターネットでの申し込みのみで管理人なしでも利用できた。
台風の影響で通行止めなど、急遽ルート変更を余儀なくされたのだが、当日予約(駆け込み)で対応できた。
コンビニやスーパーは近くにないが、道の駅「つちゆ」から7㎞ほど下ったところにある(ここで買物をすませてダウンヒル、逆はきつい)。
輪行の可能性は、人それぞれ
上記の東北ツーリングの最終地「東京羽田空港にて」袋輪行袋にテント、シューズ等も放り込んでいる。
調理に使うガスボンベは飛行機内に持ち込めないため事前に処分。
飛行機輪行であるが国内線であることから縦型輪行袋を利用した。
持ち運びには向かないが、飛行機輪行にマッチしたウレタンパッド入りのケースもある。
この場合は自転車を飛行機手荷物として預けて、到着後空港内にて宅急便を使って輪行袋のみを、例えばツーリングの目的地である羽田空港営業所止めで送付するなどで対応できる。
↑2018年7月撮影 稚内→札幌への夜行バス(事前に持ち込みルール確認)待合所にて
メカ周り(リアディレイラー)は古タオルで巻き付ける、または外すなどの対応が必要だ。
また、公共機関を使う場合は、持ち込みに関するルールが定められている。必ず確認をすること。
ルールを守ることにより新幹線や飛行機を使った一人旅が実施できる。計画は無限に広がる。
コロナという特殊な時期がまだ続いているが、時期が許せばまた九州外を走ってみたい。
それまでは我慢も必要だと思っている。事前の計画に費やすのも悪くない。妄想はさらに広がる。
まとめ
「バイクパッキング」という自転車にキャンプ装備を搭載した走行を3年ほど行っている。
まだまだ駆け出しキャンパーであるが、九州から飛行機輪行して、東北~関東のキャンプ場を回ったこともあり、紹介させていただいた。
今回導入したテントは1万未満であるが、3シーズン利用している。まだまだ活躍してほしい。
このクラスは「登山用」にはお勧めできないが、自転車に搭載するツーリングとしては、値段相当以上の満足度がある。
キャンプは「テント」だけでなく、マットやシュラフ、クッカーなど様々なアイテムが必要であるが、あれもこれもは自転車に搭載できない。
持参物を最低限持ち出すことに頭が悩ましい時もあるが、それを考えるのも「バイクパッキング」の始まりであり楽しい時間である。
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