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【メンテナンス】自分で行うTREK・BB(ボトムブラケット)90 ベアリング交換

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上記写真は2022年9月撮影

目次

はじめに

この記事の要点
  • 3年間交換していなかったTREK Emonda BB90ベアリングをTOKEN製ベアリングに交換した話
  • ボトムブラケットリムーバーがあると、打撃を使わずにベアリングを外すことができる
  • 特にBB90は雨・汗による侵食を受けグリスが流れやすく錆びやすいので、定期的なメンテナンスを
今回はTOKEN製を使用、Amazonにて購入

今回の投稿は「参考情報」として認識してください。

当方の環境での情報が含まれているため、すべての方に該当できる情報ではありません。

特に「カーボンフレームや製品」では、車種によるフレームの形状の違い・誤った工具の使い方・適正な締め付け(トルク)ができない場合、破損につながる恐れがあります。

メンテナンス時に「自分ではできない」「違和感を感じる」と判断したら、無理をせず専門店に相談をしてください。

メンテナンスの必要性

ロードバイクに限らず、様々な自転車を漕ぐ時にクランク(ペダル)を回すことにより推進力を得られるわけであるが、そのパワーを受け止める中心部がBB周りである。

この部分のベアリングが錆びていたり、グリスが枯渇していると、ペダリングの際に異音や擦れによる抵抗で推進力にロスが出てしまうのである。

雨や汗、ドリンクボトルからの飲料のこぼれ、などで徐々にボトムブラケット部分のベアリングがいたんでしまう。定期的に状態を確認し、グリスアップを施す必要がある。

ボトムブラケットには各メーカーが様々な規格のものを採用しており、画一的なメンテナンスではないのである。特にTREKのカーボン製ロードバイクは以前は【BB90】というネジ切りがない圧着タイプの規格である。

最近のTREK車は【T47】という最新のBB規格を採用しているフレームが増えてきている

ショップにBB周りのメンテナンスを依頼すると、部品代+3000~5000円程度の工賃であろうか?

またショップまで往復する時間・作業時間を考慮すると、セルフメンテで工具が使い切れれば購入費用が元が取れる。

以前、別の車種であるがBB86ベアリングを交換した投稿があるので、こちらも参考にしていただきたい。

クランク取り外し

使用した工具

  • クランク取付工具
  • 5㎜アーレンキー
  • (プラスチックハンマー:グリスが固着していた場合)

以前投稿した記事の転記(SHIMANO R5800クランク)になるが、工程の様子を掲載する。

今回TREK車のクランク・チェーンリングを外した写真は下記である。

砂や泥が表面に付着している

ベアリング取り外し

使用した工具

  • プレスフィットBBボトムブラケット リムーバー&インストレーション

BB86のメンテナンスでも活用した工具であるが、今回で2回目の使用である。

使い方にコツが必要
ACRZ製「プレスフィットBBボトムブラケット リムーバー&インストレーション」
メーカー説明書PDFより抜粋

全部のパーツを用いるわけでなく、上のパーツからいくつかをピックアップしてパズルのように組み合わせて使用する。

今回使用したパーツはこちらである。

下記に工程の様子を掲載する。

3年20000km程、使用したベアリング

大きなサビ等はなし
ドライブ側(右側)のベアリングにゴリゴリ感あり(ベアリング摩耗)
非ドライブ側は(左側)はベアリングが傷みやすい部分であるが、定期的なグリスアップが効いていたのだろう。右よりゴリゴリは感じられず。

節目の時期や、長距離ブルベ終了時にグリスを塗布していたこともあり、サビを抑えることができていた。

ベアリング取り付け

使用した工具

  • パーツクリーナー
  • FINISH LINEセラミックグリス
  • TOKEN(トーケン) BB90 ベアリング

作業自体は困難なものではないが、ベアリングを圧入していくため、慎重な工程となる。

カーボンフレームではパーツが接触しているところを注意する必要がある
慎重にねじを回す必要がある。

下記に工程の様子を掲載する。

左右のベアリングが圧着(撮影の為、ベアリングカバーは外している)

クランク取り付け

クランク取り外しと逆の手順にて、クランクを取り付ける。

使用した工具

  • クランク取付工具
  • シマノグリス
  • 5㎜アーレンキ(トルクレンチ)
  • クランク取付工具

最後にしっかりとトルクを掛けてボトルを締める必要がある。指定トルクはシマノ製クランクの場合12~14Nである。私は最後にトルクレンチでしっかりと固定する。

締め付けが甘いと、走行中クランクが外れて走行不能・事故に繋がる可能性がある

指定されたトルク(締め付け)を守る
チェーンリングの清掃もおこなった

まとめ

使い方がわからないと、難渋する製品であるが、ネジ穴の大きさやBB周りの構造が理解できれば、短時間で取り外すことがプロでなくても可能である。

ただし工具の使用は慎重に。取り返しのつかないケースに繋がる可能性もある。

今回はベアリング交換の手順であったが、毎回ベアリングを交換する必要はなく、定期的なグリスアップを行うことで、BBベアリングの消耗を抑えることが可能だ。

(定期的なグリスアップを施し、約3年20000kmほど使用した)

BB周りが快適であると、ペダリングもスムーズである。

これから行楽シーズンで気温も少し下がり、サイクル日和となるだろう。

自転車にも興味をもっていただき、素敵なライドを!

この記事を書いた人
FUJIのアバター

FUJI

体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半

  • 出生:1970年代生まれ 埼玉県
  • 体格:身長184cm 体重71kg
    (2022年9月現在)
  • ロードバイク歴:10年
    (年間走行距離10,000㎞程度)
  • ライドスタイル
    ブルベ歴:
    【SR達成】2017~19・2021~22年
        :
    2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
    バイクパッキング:
    東北縦断・四国一周など
    ファンライド・Zwift
  • メインバイク:TREK Émonda SL5
  • セカンドバイク:GIANT DEFY2
  • メンテナンス:主にセルフ
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