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2022年2月3日:体裁修正
今回の投稿は「参考情報」として認識してください。
当方の環境での情報が含まれているため、すべての方に該当できる情報ではありません。
特に「カーボンフレームや製品」では、車種によるフレームの形状の違い・誤った工具の使い方・適正な締め付け(トルク)ができない場合、破損につながる恐れがあります。
メンテナンス時に「自分ではできない」「違和感を感じる」と判断したら、無理をせず専門店に相談をしてください。
はじめに
ペダリング時の異音の原因で一番考えられるボトムブラケット(BB)のメンテナンスで、今回はSHIMANO製BB86ブレスフィットの交換
いままで圧入式のベアリングは、特殊な工具が必要でハンマーをもちいて打撃する必要があった。
ベアリングの取り外し・取り付けとして、工具を購入してセルフメンテを行った
ACRZ製「プレスフィットBBボトムブラケット リムーバー&インストレーション」の使い方を写真つき(32枚掲載)で掲載
→使い方のコツを理解するのに少し時間がかかる。
作業時間は、説明書を読み込む時間・工具の使い方を理解する時間・作業に慎重になったこともあり1時間30分ほどかかったが、次回以降は15分もあればできるだろう
ロードバイクを一定月数(年数)乗っていると、ペダリング時にクランク回りから異音を感じることはないだろうか?
原因は一つに限らなく、様々な要素が考えられるが、
- クランク取付ネジのゆるみによるガタ
- ペダル取り付けネジのゆるみによるガタ
も考えられるので最初に確認していただきたい。
それでも改善されない場合は、ボトムブラケット(以下「BB」)のグリスアップ(ベアリング交換)を考慮してみよう。
汗や雨、ドリンクホルダーからの飲料漏れなどで、徐々にクランク周りのベアリングが侵食されてしまうため、錆につながりやすいパーツなのである。
(ペダルグリス枯渇も考えられるが、それよりも前に「BB」の洗浄・交換が必要になるだろう)
また、クランク交換の作業に関し、参考になっていただけるとありがたい。
当方の環境
約10年前に初めて購入したロードバイクであり、現在でもローラー台専用として用いているロードバイクである。
アルミフレームで、もともとは10速FSAクランクがアッセンブルされており、2年半前にSHIMANOクランクで11速化するため「BB86」に入れ替えたものである。
その後、約6000㎞室内のみで回していたものであったが、クランク周りの異音を感じたため、BB交換を行うことにした。
ショップにBB交換を依頼すると、部品代+3000~5000円程度の工賃であろうか?
またショップまで往復する時間・作業時間を考慮すると、セルフメンテで工具が使い切れれば購入費用が元が取れる。
当方、BB90(TREKエモンダ)とBB86(GIANT DEFY)を所有しているため、2台のロードバイクに使える工具として元が取れると判断。
「プレスフィットBBボトムブラケット リムーバー&インストレーション」を導入し、自己メンテにて作業を行った。
クランク取り外し
使用した工具
- クランク取付工具
- 5㎜アーレンキー
- (プラスチックハンマー:グリスが固着していた場合)
下記に工程の様子を掲載する。
ベアリング取り外し
使用した工具
- プレスフィットBBボトムブラケット リムーバー&インストレーション
以前はマイナスドライバーの先をBB孔からベアリング裏にあて、柄の部分をプラスティックハンマーでたたいて、ベアリングを外していたが精神的によろしいものでない。
※Amazonアソシエイトで発行された商品画像
このようなものもあるが、ハンマーを使ってたたく行為は一緒である。
今回、非打撃径の工具として、Amazonで下記の商品を購入した。
※Amazonアソシエイトで発行された商品画像
印象
「アルミニウム合金製」でチープな感じはしない。
取扱説明書がなく、QRコード記載の紙が混入されている。
(YouTube・取り扱い説明書PDFは一読する必要がある)
工具の特性・ベアリングの特性を理解できないと、工具の使い方が困難。
最小限のパーツで、ベアリング取り外し・取り付け双方に対応しているので、よく考えられていると感じた
このあたりは不親切であると感じたが、からくりがわかれば、手順は確認することはできる。
下記に工程の様子を掲載する。