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はじめに
- 2024年8月3日R熊本主催・熊本県熊本市発の200㎞ブルベ
- 8月4日熊本市は観測史上一番の暑さであった。
- 11時間00分(スタート3日22:00・ゴール4日9:00)で完走認定の見込み
- エントリー19名中完走15名(DNS4名・DNF0名)であった
- 夜間走行時はフロントライトは2つを推奨
夜の22:00に熊本県熊本市をスタートして、阿蘇の【大観峰】で日の出を拝むのを目的とするルートである。
ナイトライドであるため、日中の酷暑を避けることで体力の消耗は抑えられるだろう、安易に考えていたが甘くはなかったのである。
今回の200kmを走行する設定時間を20km/h(10時間台)を想定していたが、暑さで水分補給を多めにとることで時間のロスが生じてしまった。
水分補給をこまめに行い、安全第一に戻ってくることを目標としてライドを楽しんだ。
大観峰
内牧温泉の北東方にある北外輪山の一峰。標高は約935メートルで、直下に眺める阿蘇谷(阿蘇市街地)との標高差は約400メートルにもなる、阿蘇を代表する絶景スポットです。ここからは360度の大パノラマが楽しめ、阿蘇の街並みや阿蘇五岳、くじゅう連峰までが一望できます。ここから望む阿蘇五岳は、お釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれています。秋から冬にかけての早朝には、神秘的な雲海に出合えることも。お土産店や食事処もあり、天体観測のスポットとしても人気です。
スタート前
スタート当日は、福岡市内にて19:30頃まで仕事に従事していた。
業務終了後に、熊本市内に身支度を整えて向かうことにする。
九州道高速道路のPAにて、トイレ内でサイクルウェアに着替えて、隣接しているコンビニエンスストアで夕食代わりのおにぎりを頬張る。
スタート1時間以上前に食事をとることで、ライド中の便意を抑えるためである。
熊本市内の指定された駐車場に到着し、自転車を組み上げ、2㎞程先にあるスタート地の弓削公民館へ到着したのは、スタート30分前の21:30であった。
バタバタであったため、忘れ物がないか不安であったが、なんとか間に合った。
参加者は同じ長崎から来られていた、いのけーさんとシュンさんと談笑を交わしながら用意を整えていく。
空調管理されている公民館内が快適である。
このままDNSをしたい気分でもあった、、、
いつも運営・サポートをいただき、ありがとうございます
22:00スタートのこのブルべであるが、湿度は大変高い。
気温以上に暑さを感じ、体力が消耗した道中となったのである。
PC1 ローソン熊本河内店 24.9㎞地点
スタート直後は5名前後の参加者で進んでいく。
県道1号線を200mほどの登坂区間をクリアし、約1時間後に指定されたコンビニエンスストア(熊本市西区)に到着した。
序盤であるため、ペダリングは軽く足取りは悪くないが、いかんせんジメジメとした湿度がいやらしい。
結果、このライド中に汗が乾くことがなく、グローブ・ウェア類を絞ったら汗がにじみ出るほどの発汗量が続く道中であった。
8月3日23:05に撮影
序盤の20㎞ちょっとで、600mlのペットボトル飲料を一気飲みするのはあまり記憶がない。
ここでは15分ほどまったりとして、リスタート。
PC2 セブンイレブン八女公園通店 75.9㎞地点
脱水によるDNFを避けるべく、定期的に水分を多めにとるよう心掛けた
PC1に設定されたローソンが25㎞地点であったため、25㎞間隔でペットボトル500ml相当を摂取する計算をしていた。
熊本県北部から福岡県八女市に向かう【矢部谷峠】の登坂前の自販機で飲料を購入(スタートから約50㎞程)。
この自販機で飲料を購入・休憩していた先客3人組の参加者と合流する形となる。
そして、200mほどの登坂を5名でクリアしていく。
若い参加者は息切れを起こさず坂をクリアしていくが、今年で50になるオジサンにはそれなりにこたえる。
おそらく心拍数がこのライド中一番高かったのではないだろうか。
歳を取るのは残酷なものだ、、、
峠を息を乱しながら登り切り、あとはPC2(八女市のコンビニエンスストア)まで下り区間であるが、ここでトラブルが発生してしまった。
距離として70㎞地点である。
この時点では、ライトの点灯が継続できており、再度ブラケットに装着して走行するも、数㎞走ったところで再落下。
この結果、ライト正面のカバーが吹っ飛んでしまい、かつ基盤にダメージが入ってしまったのだろう。
再点灯は不可の状態となってしまった。
いずれも後方車を巻き込む形にならずに済んだのが幸いであった。
充分に機材チェックを行わず、ブルべ当日に新しい機材を導入することにした自身が悪いのである。
残りの区間は、もう一つのフロントライトであるOLIGHT RN1500のみで進んでいくことになる。
8月4日1:30に撮影
ここまで76㎞近くを3時間30分ほどであった。
ペースとしては悪くはないのだが、サウナ状態の気候なのである。
とにかく蒸し暑く、水分を欲している。
この先からは、阿蘇への本格的な登坂を控えている。
登りの区間をRN1500の一灯に託し、先にゆっくりと進むことにした。
PC3 ファミリーマート阿蘇小国店 137.9㎞地点
PC2からPC3への約60㎞は、登り区間となる
時折10%を超える斜度で体力を削られながらもゆっくりとペダルを回していく
時刻は2:00を回ったころである。
眠気はまだ感じていないが、疲労を抑えるため強度を抑えることを意識して、登坂区間を進んでいく。
PC2から30㎞ほど進んだ自販機で水分を補給した
日の出直前の時間である5:00を回ったころに、指定されたPC3に到着する。
8月4日5:18に撮影
PC3は、ファミリーマート小国宮原店または阿蘇小国店であったため、イートインコーナーが使える後者の店舗を利用させていただいた。
腰を下ろしつつ、制汗シートで全身を拭うことでリフレッシュを図る。
時間としては5分ぐらいであろうか、軽く目を瞑み休息の時間に充てた。
この時点で5:30を回っている。日の出の時刻であった。
入れ違いで、いのけーさんが到着された。
PC4 大観峰 日の出予定時刻5:31 153.8㎞地点
目標である【大観峰】での日の出を拝むのは叶わなかったが、暑さが厳しくなる早朝に大観峰まで登りきることを目標に進んでいく
PC3から20㎞弱を500mほど登る区間となる。
太陽が昇り、あたりが明るくなってきた。
多くのバイクにパスされながら、このブルべの目的地といえる【大観峰】を目指していく。
8月4日6:57に撮影
大観峰での日の出・あたり一面の雲海を拝めることはできなかったが、おおむね満足である。
残りは50㎞ほどで、下り区間となる。
ここでの気温は標高900mであるため、この時点では暑さは感じていないのだが、、、
PC5 ローソン阿蘇防中店 168.3㎞地点
PC4大観峰からつづら折りのダウンヒルを慎重に進んでいく
7:00を回った時刻で、標高500m地点であるが、気温は30℃を超えてきている。
この先どうなるのだろうか、、、
8月4日7:35に撮影
残りはわずかであるが、食が湧かない。
ラストスパートとして【エナジー】を投入。
ここでゆっくりとすることは避け、暑くなる前にゴールまで辿り着くのが目標になった。
ゴール 弓削中公民館 202.5㎞地点
国道57号線を阿蘇から熊本方面へ一気に下っていく。
ゴールまでは一回左折(県道にはいる)のみの一直線ルートである
結果として、観測史上最大の暑さとなった熊本市。
8:00~9:00の時間であるが、とにかく空気が熱い。
信号停車が少なかったので、暑さにうなだれることが少なかったのが幸いであった。
8月4日9:00に撮影
空調が管理された館内は極楽ともいえる感覚をもたらす。
先にゴールされたシュンさん、あとからゴールされたいのけーさん、R熊本のスタッフの方々と回顧録として、道中の経験を交わせる。
このままゆっくりとしたいところであるが、熊本から自宅のある長崎市まで無事に帰るまでが、ブルべとなる。
安全第一に帰宅できたのが、昼過ぎであった。
まとめ
リザルト
スタートから11時間00分後の9:00(AVE18.2km/h)に到着 202km走行
獲得標高:2152m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:349
Garminサイクルコンピューターによると、推定発汗量は5276mlとなっていた。
ナイトブルべで直射日光の影響はなかったが、サウナ状態の道中であったが、怪我なく倒れることなく戻ってこれた。
また新導入のライトが故障するトラブルに遭遇したが、サブライトとして設置していたRN1500がいい仕事をしてくれた。
ローモードメインで、時折のダウンヒルはミドルの光量で、Maxのスピードではないが、峠の下り区間に対応することができた。
改めて、ライトのような機器は、故障・落下によるトラブルをさけるため、バックアップ体制をとることが必要と感じた一日であった。
RN1500は優秀なライトであることが改めて認識した
今回の200㎞ブルべは、スケジュールは厳しめであったが予定時間にスタートをすることができ、無事に戻ってくることができた。
これで2024シーズンは、宇城600㎞(R熊本)、阿蘇玉入れ400㎞(R熊本)、阿蘇300㎞(AJ福岡:ナイトブルべ)の認定をもらっているため、ようやくSR(Super Randonneur)の称号がえられることができそうだ。
すべて阿蘇を訪れたのは感慨深いものである。
同一年度内にBRMの200km, 300km, 400km, 600kmを完走すると、SR(Super Randonner)と呼ばれる。
酷暑がまだまだ続く、2024年の夏である。
しばらくはゆっくりとしよう。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2024年8月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ
コメント
コメント一覧 (2件)
久しぶりにブルベのブログを読ませていただきました。
以前は200kmメインでブルベを楽しんでました。
熊本ブルベは弓削発、島原の200kmの平坦路で10時間ちょうどでした。
当時は年間走行距離12,000km程でした。
福岡で自転車買って、鹿児島まで乗って帰ったりしてました笑
今では体重も100kgを超えて、自転車は飾りになってしまってます・・・。
ロードバイクを再開しようと一念発起してお正月にタイヤとチューブを交換したのですが、それっきりロードバイクには触れていません。
コメントありがとうございます。
いきなり長い距離は身体によくないのと、まだ暑い日が続きそうなので、無理に自転車に乗る必要がないと思います。
涼しくなる秋ごろから少しづつ始めれれば、感覚と体力が戻ってくると思います。
どこかでご一緒できる日があればうれしい限りです。