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2022年2月3日:体裁修正
※写真は2017年8月撮影 於:鬼池港より
主催者のAJ福岡のサイトで「キューシート」がアップされていた
フォトチェック:2か所・PC:1か所(コンビニ)・通過チェック:2か所(フェリー・コンビニ)
この時期は暑さ対策と雨対策が必要、涼しい夜間に距離を稼ぎたい
フェリー乗車時間により後半のリプランが必要になるケースあり
400㎞という距離
ブルベに参加して5年ほど、400㎞が一番工程を考えることが悩ましい。
200㎞(制限時間13時間30分)・300㎞(制限時間20時間)であれば、宿泊を考える必要がない。
完走してから車の中で仮眠や、自宅に戻ってから就寝すればいい。
600㎞という距離(制限時間40時間)であれば、ルート途中上にて確実に体をリフレッシュできる場所を事前に探してプランニングをする。
400km(制限時間27時間)のブルベであるが、途中ホテル・民宿などで一泊(睡眠のため)をするような時間的余裕はない(個人的解釈)
理論上は、20㎞/hのペースを維持できたら400㎞は20時間で走行できる。
7時間のマージンができるのだが、そうはいかない。
夏の暑さ・雨が降るなど、天候面で大きく時間が変わる可能性が高い。
必ず後半疲労のため垂れてしまう(ペースが落ちる)
事前に複数の場所の仮眠スペースを想定して、実際の体調とペースに応じて休息をとる方法を考えたい。
BRM717博多400k雲仙天草ルート
上記は今回のコース工程である(6月30日更新版)
スタート7月17日22:00 ゴール制限19日1:00である(制限時間:27時間)
所要時間をざっくり丸一日の24時間として、ゴールを18日22:00を基準に工程を考えていきたい。
しかし簡単にはいかないだろう。7月となると梅雨が明ければ暑さが厳しくなってくる。
その意味ではスタートから序盤は、暑さでバテルことがなく、また交通量の少ない夜間の時間帯を順調に走行したい。
ポイントは、500mクラスの峠を3か所、フェリー港の乗車タイミングであろう。
最初の峠は「三瀬峠」である。
車では何回も通ったことのある佐賀⇔福岡をつなぐ幹線道路であり、車が結構なスピードを出す区間である。ライト類を万全に用意して安全を確保したい。
次は「雲仙岳」である。
島原半島のど真ん中を通るルート、長崎県に10年ほど住んでいたが、自転車で走行するのは初めてである。車では何回も通行した経験があるが、道が広くなく、斜度も所々で10%を超えるだろうか。注意が必要だ。
最後の峠は「背振峠」である。今年のBRM214でも通過した。背振トンネルを超えたらまったりと余韻に浸りたいのだが、はたしてどうなるだろうか。
あとはフラットであるが、「島原~天草」のフェリーが箸休めとなるか、時間制限に引っかかるかは今回のルートのポイントではと考える。ここで足止めを食らうようであれば、後半のペースが変わってくる。
400㎞を200㎞に分けて、前半・後半と考える。
前半 福岡市~口之津港(185㎞)
スタート~三瀬峠~佐賀市内
序盤15㎞あたりから峠の入り口に入る。
三瀬峠を越えた後は、佐賀市内に入り、有明海沿いに長崎諫早方面へ進んでいく。
序盤の三瀬峠で無理をしないよう、はじめは抑え気味で行きたい。
約55㎞地点「フォトチェック(佐賀城)」まではノンストップで到着したい。
見込みはスタートから3時間後の18日AM1:00と見積もる。
スタート前に、私のブルベ必需品「薄皮つぶあんぱん」をサイクルジャージ背面ポケットに補充して、体制を整えたい。
薄皮つぶあんぱんは約100円で5つ入り。
1つ当たり100kcal(正確には127kcal:メーカーHP)ぐらいなので、
補給の計算もしやすくコスパが良い。
佐賀市内~諫早・愛野
佐賀市内から有明海沿いに走り(夜中であるため景観を楽しむ余地はないだろう)長崎県に入る。
夜間走行で車や歩行者が少ない。そのため信号で引っかかることが少なくなる。
また気温も涼しくなり昼に比べると走りやすい。平坦基調の区間でペースを上げておきたい。
(佐賀城から25㎞/hを3時間ほど)
島原半島の入口ともいえる PC 1「セブンイレブン諫早幸町店」(推定130㎞地点)を、6時間=18日4:00ごろを到着目安にしたい。
今回のブルベで唯一のPC(到着時間の制限時間あり)だが、6:44がカットオフタイムである。
約55㎞地点「フォトチェック(佐賀城)」との間で、途中の休憩はせいぜい1回の予定。
ここの到着時間から、フェリーの乗車時間を逆算することになるだろう。8:30発のフェリーに乗る計算である。
愛野~雲仙
この後は2回目の本格的な ヒルクライム 。
雲仙岳を登坂して「雲仙地獄」(約159㎞地点)でフォトチェック。ちょうど夜が明けているだろう。絶景であることを期待したい。
この「雲仙」という地域であるが、全国的にも有名な土地であろう。
温泉が有名な観光地でもあるが、平成2年の雲仙普賢岳噴火では甚大な被害が生じた。
戦後初の大規模な火山災害として、報道関係を含む多くの方が亡くなった。
(43名の死者・行方不明者と9名の負傷者)
ご冥福をお祈りしたい。
その後は口之津港までは下り一本調子である。車が多くないうちに上りきって下るのが理想であるが、そうは問屋が卸してもらえるだろうか、、、
天草への玄関口である「口之津港」(約185㎞地点)であるが、昨年移転(※2020年3月20日:新口之津港ターミナルビル開業)をしており綺麗なフェリーターミナルになっていた。
5月に島原半島を1周したときに外観だけは確認したのだが、初めて利用することになる。
出発前に落ち着けるスペースがあるといいが。
フェリーの乗車時間は30分程度。
島鉄フェリーのサイトには、搭乗予定日の7月18日は「減便ダイヤ」ということで運行間隔が長い。
予定の8:30に乗り遅れると、次の便は10:15のダイヤになってしまう。
クレジットカード(キャッシュレス決済)での支払いは可能と記述があるが、大人料金410円+自転車340円 の小銭(1000円札)は用意しておきたい。
下記は参考まで。詳細はホームページで確認していただきたい。
参考
第一便 6:45発のフェリーに乗る(185㎞を21.1㎞/hペース)
第二便 8:30発のフェリーに乗る(185㎞を17.6㎞/hペース)
第三便:10:15発のフェリーに乗る(185㎞を15.1㎞/hペース)
ここまで約185㎞、口之津港発は6:45に乗車して余裕をもちたいが、雲仙岳のヒルクライムで時間を費やされるのが予想される。おそらく無理であろう。
8:30発を標準ルートして、鬼池港まで体を休められるかがポイントであろう。
9:00には天草の鬼池港に到着できればいい(スタートから11時間)
後半 天草~熊本~福岡
天草~熊本
天草に渡ってからは、熊本県内を通る工程である。
海沿い走るルートであるのでを張り、風が強くなければいいが、適度な潮風を感じながらの走行をイメージしたい。
鬼池港から85㎞走った約270㎞地点の「セブンイレブン宇城御領店」は通過チェックだ。体を回復させれる仮眠をとりながら14:00頃到着であろうか。ここを過ぎればゴールまでチェックポイントは存在しない。
熊本~大牟田
福岡県に入る大牟田(約335㎞地点)には17:00(スタート19時間後)ぐらいで到着できると、余裕ができる。
大牟田駅ルート近くで「銭湯」を発見。体調と相談であるが、暑さで体力が削られているようであれば、このあたりで湯船に浸かって1時間でも休憩ができるとありがたい。
ゴールは19日AM1:00であるため、休憩1時間+残り70㎞弱を4時間走行(スタートから24時間)として、22:00ゴールで3時間の貯金を作る予定。
大牟田~背振峠~福岡市内
最後の峠は、BRM 214でも通過した「背振峠」であるが、このブルベで2回目の夜間ライドとなっているだろう。
ダウンヒル(峠の下り)の安全性を担保するために、
初日に消耗したライト類は、夜明けからモバイルバッテリーで満充電にしておき、万全の態勢で下れるようにしておく。
おそらくこんな感じであれば、スタートから24時間後の7月18日22:00にゴールできる見込みである。
仮に、前半の島鉄フェリーで8:30の便に乗れなかったときでも、10:15発に乗れれば19日1:00にはゴールはできるだろう。
今からこんな妄想をしながら記事にしてみたが、気温がどうなっているかでペースが大きく変わってくるだろう。雨もしくは台風であれば DNF も検討しないといけないかもしれない。
であるが、ゴールしたあとの満足感を種に、自宅に帰ってからのビールが普段の何倍も美味しいだろう。
こうやって次のブルベの計画を立てていく。
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