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上記写真は2023年8月撮影
はじめに
- ドイツメーカーであるCANYON製のロードバイクを購入した話
- 車体は9割状態であるため、組み立て、ポジション調整、アプリ設定は購入者自身が行う
- 今回は、開封から乗り出し調整作業について記述
CANYONのロードバイク(オールロード)Ultimate CF SLXを注文して、約1か月ほどで自宅へ到着した。
直接ドイツからこWEBを介して注文した製品であるため、組み立て・調整について、自身である程度の作業を行う必要がある(サポートショップへの直送・セットアップ依頼を除く場合)。
購入から到着までの投稿については下記にまとめている。
SRAM Force eTap AXS 12s
組み立て作業
アプリのインストール
【CANYON】のアプリと【SRAM AXS】のアプリを事前にインストールし、それぞれアカウント作成まで行う(CANYONアカウントは、自転車購入時に作成している)
CANYONアプリについては、組み立て作業の動画(PCのWEBサイトでも可)や、自身の自転車の詳細(マニュアル、スペアパーツやジオメトリ)情報がまとまっており使う機会が増えそうである。
SRAM AXSアプリは、コンポーネント類のセットアップならびに、詳細設定、電池残量に使う。
(サイクルコンピュータと連動をしておくと、各ギアの使用時間・パワー詳細が確認できる)
開封 アクセサリー類の確認
バイクセットアップに必要な、マニュアル・トルクレンチ・ステム調整工具・シートポストに塗布する滑り止め(グリス)、SRAMコンポーネント関連アクセサリや、チューブレスバルブ、リフレクタやベル・オリジナルサコッシュなどが同梱されていた。
リフレクタやベルは汎用品なのだろう。今回購入した車体にはシートポストやハンドルには取り付けが不可能であった
別途購入したアクセサリ類(ここではボトルゲージとディレイラーハンガー)は別の箱にまとめられていた。
マニュアル
大まかにいうと、シートポストの挿入、フロントホイールの装着並びに、分割式になっているCP0018ハンドルを組み立てるという作業になる。
英語記述であるが、イラストで理解できる
紙ベースのマニュアルの他に、WEBまたはアプリからの動画でも組立確認ができる
ハンドル組み立て
ここでは、分割式CP0018ハンドル組み立てについて記述する。
バーテープを巻き戻し、ハンドル幅を決定したうえで、付属のねじを用いて指定されたトルクで固定する作業である。
油圧式ブレーキホースをねじらないように取り出す。
ハンドル幅調整は、購入したMサイズでは、39㎝・41㎝・43㎝と3通りの設定が可能である。
ここではハンドル幅は43cmで設定をしてみた
(今までのバイクが44cmと42㎝のものを所有)
カーボン製ハンドルであるため、締め付け強度には注意して固定。
サイクルコンピュータマウントは、レックマウント製【CANYON5α】を用いることにした。搭載耐重量は250g程度として設定されている製品である。
下記写真のケースでは、サイクルコンピュータ:ガーミン(GARMIN) Edge 840 Solar(公表値88.9g)とライト:METEOR VORTEX PRO(公表値120g)、その他マウント接続部を含めて250g弱となる。
サイクルコンピュータとライト1灯ぐらいの運用になるだろう。
ボトルゲージ取り付け
【Canyon CF SL Bottle Cage】を一緒に購入。ボトルゲージ付属のねじ(M5x15)では、KNOG SCOUTとの共締めには長さが足りなかった。
【超極低頭ねじ】という頭部が薄いタイプでないと、このボトルゲージは取り付けられない仕様である。色がシルバーとなってしまったが、用途を見たす製品をホームセンターで別途購入。
SRAM AXSのセットアップ
アカウント作成後、アプリにコンポーネントをペアリングさせる。今後はアプリ上で電池残量や設定変更が行える
バッテリーを前後ディレイラーに取り付けた後に、アプリを立ち上げてから指示にしたがいAXSボタンを押せば、アプリ上で認識され詳細な設定ができる。
CANYONの配送前調整で、左右シフトレバーと前後ディレイラー間のペアリング作業は完了済みであった
私のバイクのブレーキは、右レバーが前ブレーキ、左レバーが後ブレーキとして設定(日本で多い仕様)されていた
他の方のレビューでは、左右ブレーキレバーが、日本で流通している一般的仕様とは逆になっているものが散見されていたのが気になっていた。
今回、CANYON側にて、右レバーが前ブレーキ、左レバーが後ブレーキとしてあるため、違和感がなくブレーキ操作ができる。
左右シフターならびに、前後ディレイラーとパワーメータをアプリに認識させる。
スプロケットサイズの設定も併せて行うが、ライド後にどのギアをどのぐらい使用したのか?などといった分析にも使える。
フロントディレイラーを変速したときに、リアスプロケットを自動で変速する設定にしてみた。
レバー幅調整
2.5㎜のアーレンキーを用いて、レバーとハンドルバーとの距離を調整する
約6㎜程距離幅を小さくした
タイヤ空気圧
SRAMアプリおよび、WEBサイトから空気圧を参考、ドライコンディションを前:4.0Bar 後:4.3Barにてしばらく様子を見てみる。
アッセンブルされているタイヤ【Schwalbe Pro One, 28mm】にインナーチューブが組み込まれている。ホイール内径が25Cのリムであるため、タイヤ実測30㎜相当である。
今後はフックレスタイヤを用いたチューブレスで3Bar台の空気圧で運用を考えたい
その他作業
屋内ローラー台にて試走。サドル前後・高さを微調整する。ステム高の微調整ができるタイプであったが、初期の高さで様子を見てみる。
写真を撮り忘れたが、左ブラケットがやや内向きの角度になっていたので調整をおこなった。
スポークカバーは万能はさみで切り取り外してしまった。
リアディレイラー保護とライトマウントも兼ねて、下記の商品を購入したが、DT Swiss 製スルーアクセルには装着ができなかった(スルーアクセルを他社品に交換すれば使えるのだろうか、、、)のがリサーチ不足であった。
まとめ
私は機械式ワイヤータイプのコンポーネントのオーバーホール施工歴があるので、今回の作業に関して特に難しい場所はなく進めることができた。
電動式コンポーネントを導入すること、アプリとの接続・設定も基本的には特別難しい作業ではないのだが、自身で行う必要がある。
しかし、このような作業に関して難色を示す方もおられるだろう。
その際は、キャニオンバイク持ち込みメンテナンス対応ショップや、近くのスポーツタイプの自転車を扱っている店舗に相談されることをお勧めする。
特にカーボンパーツを扱う際は、オーバートルクによるネジ締め付けで破損につながる恐れがあるので注意が必要である。
CANYONに限ったことではないが、スポーツタイプの自転車は定期的なメンテナンスが必要である。しっかりとケアを行うのが必要だ。
いままでのメイン機であったSHIMANO機械式11速Ultegraから、SRAM電動式12速とコンポーネントが変わったため、工具に関しても適した製品を用意する必要がある。
工具を自分でそろえるのか、ショップに任せるのか、など勉強することが多いが、こういう工程も含めて考えるのは楽しい、と私は認識している。
長い付き合いとなるべく、購入した今回のロードバイクである。しっかりと使い倒して楽しみたい。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重71kg
(2023年8月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ
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