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上記写真は2023年7月撮影
はじめに
- 固定ローラー台(ホームトレーナー)用のタイヤを、iRC ROADLITE HOME TRAINER × GROWTACに変更した話
- 市販されているトレーナー用タイヤでは25Cとタイヤ幅がある商品であるが、リム径によりタイヤ幅が影響される
固定ローラ台(クラシックトレーナー)をお使いの方へ
タイヤ幅が大きい、ホームトレーナー用のタイヤを探している方
ローラー台からの音・振動が気になる方
きっかけ
近年災害級の気温上昇により、外のライドは熱中症の懸念も生じる。急な夕立(スコール)による雨に遭遇する可能性があるので、日々のトレーニングは室内でZwiftなどで行っている方も多いだろう。
私もその一人であるが、現在使用しているローラー台は、ダイレクトドライブ式ではなく、GT-Roller F3.2のようなフロントが固定されているローラーを用いている。
ダンシングができるローラー台ということで、私は重宝しているのだが、残念ながら現在は生産終了品となっている。
比較的ノイズが少ないといわれている、Vittoria ZAFFIRO PRO ホームトレーナー用クリンチャー(700×23C)を最近まで用いていたが、約2年ほどでこのような状態となってしまった。この状態でトレーニングを続けると、リアタイヤのバーストを起こすのは時間の問題である。
GROWTAC製のローラー(GT-Roller F3.2)を用いていることから、同社がタイヤメーカーと共同開発をしたiRC ROADLITE HOME TRAINERを導入することにした。
相性は問題がないだろう
iRC ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC とは
iRC TIREとGROWTACが共同開発した高性能トレーナー用タイヤ。
iRC ROADLITE HOME TRAINER × GROWTAC │ GROWTAC
室内でのトレーニングには、振動が少ないことに越したことはありません。
そこで、ROADLITE HOME TRAINER はとにかく低振動にこだわりました。
高い真円度を実現し、さらには180TPIの高密度ケーシングを採用。
自重式のトレーナーや3本ローラーであれば、乗り心地も最高に。
もちろん、耐久性も抜群です。
室内で使うからこそ、ワンランク上のタイヤを。
屋外チューブレスタイヤはiRC製を使っている
商品概要
仕様
サイズ 700×25C |
ビード仕様 フォールディング |
空気圧 600-800kPa / 6.0-8.0kgf/㎤ / 90-115PSI |
重量 195g |
価格メーカー希望小売価格 ¥5,230(税別) |
※参考(今まで購入したホームトレーナータイヤ)
ザフィーロプロ ホームトレーナー 700×23C 270g
シュワルベ インサイダー) 700×23C 310g
ROADLITE HOME TRAINERは軽量級のタイヤであるので、耐久性が気になるところである
特徴
下記はメーカーサイトより引用。
室内使用にこだわった、ホームトレーナー専用の設計
タイヤドライブタイプの室内トレーナーから発生する振動は、タイヤの性能によっても大きく影響します。また、性能には耐久性はもちろん、滑らないグリップ力も必要です。
ROADLITE HOME TRAINERは、トレーナー用タイヤに必要な要素を突き詰めて設計しました。
・180TPIの高密度ケーシングを採用し、しなやかな乗り心地と静粛性を実現
・タイヤのつなぎ目を平滑にすることで、振動やゴツゴツとした不快感を削減する「SMOOTH ROTATION」
・トレーナーに最適化した独自配合のコンパウンドにより、従来品の1.5倍以上の高耐久を実現
・高いグリップ力により、高負荷をかけても滑りにくい
・取り付け、取り外しがしやすいビード周長設計
実際に取り付け作業は簡便で、タイヤレバーを使わずにはめることができた
重量
メーカー公表値と同じ【195g】であった。公道走行を想定しないため、耐パンク性能といったものはなく、軽量なタイヤである。耐久性は今後の検討であろう。
サイズ感
リム内径17CのBontrager Race Tubeless Readyホイールに取り付けてみる。
メーカーホームページや、パッケージ外観には記入がないのだが、リム径15Cを想定して製造されている。そのため私の環境である17Cリム内径ホイールではタイヤ幅が25mmを超えてしまうのである。
Amazonのレビューでは下記のような内容が確認できた。
気になったところ
- (特にリムブレーキ車では)ホイールとブレーキとのクリアランスにより装着できない可能性があり。
- ワイドリムが主流な時代であるこの頃、新ETRTO規格などの表記がないこと
実際に使用してみて
私の環境下では実質27mmのタイヤ径となっているため、23Cタイヤを用いていた時からエアボリュームを減圧させることができる。
そのため、タイヤとローラーの摩擦によるゴツゴツ感は感じにくい。転がり抵抗が23Cタイヤより増す可能性があるが、当方のZwift環境は、パワー計算をクランク型のパワーメーターを用いているので実害はない。
長時間トレーニングをしてみると、真円度が高い触れ込みだろう。ローラーからの跳ね返りの影響が少ないのが想定され、安定したトレーニング環境が得られると感じた。尻へのダメージが少なくなることが期待できる。
下記の動画であるが、スマートフォンのアプリ上でのdB測定を行ってみた。わかりずらい動画となってしまったが、実走行のロードノイズに近い、と思ったのが第一印象である。
また高負荷を掛けた際に「キュッキュッ」となるような滑る音は感じなかった。
まとめ:どんな人に向いている
ダイレクトドライブのローラーを使っている人には必要がない製品であるが、固定ローラー(GT-Roller F3.2のようなハイブリットも含む)で、振動や騒音を軽減させたいと考えている方には、検討してほしい製品である。
リムブレーキ仕様のロードバイクであると、ブレーキ・フレームの相性によりインストールができないこともあるので、最大タイヤ径の確認をしてから検討することをお勧めする。
メーカーの特性記述にあった【しなやかな乗り心地】【振動やゴツゴツとした不快感を削減】は少ないトレーニング回数であるが、感じることができた。タイヤ径が従来品よりも大きいためエアボリュームを稼ぐことができるからだろう。
新しいタイヤを導入したので、最近さぼり気味であった平日練習をZwiftを用いて行ってみよう
固定ローラ台(クラシックトレーナー)をお使いの方へ
タイヤ幅が大きい、ホームトレーナー用のタイヤを探している方
ローラー台からの音・振動が気になる方
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重73kg
(2023年7月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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