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2022年2月20日:タイトル・記事内容修正
価格改定で求めやすくなった。
下記投稿が参考になれば幸いである。
はじめに
「BrytonRider750」を購入し、約1年ほど実装(ブルベ・ロングライド中心)で走行した。
(2022年2月現在)
Garmin「eTrex30x」を手放して「BrytonRider750」をルート表示用としてを利用している。
液晶の大きさが「2.8インチ」は表示項目が多く、サイコン未導入の方でも最初の一台目として満足ができる
データ管理(アプリ・WEBサイト)はお世辞にも使いやすいとは言えない。データ管理を重視される方はGarminに軍配が上がる
「BrytonRider750」はスマートフォンとの連動(Bluetooth)にて、その場で「ルート設定」「リルート」が可能。「ルート設定」は動画(ノーカット)を掲載したので参考にしてほしい
サイクルコンピューターを扱う上で、操作性は非常に大事である。動作が重たかったりフリーズしたりするとサイクリング意欲が薄れてしまうからである。
今回「BrytonRider750」を購入し、1年ほど走行してみた。
その結果、地図・ルート確認用として今でも「BrytonRider750」で運用する。
いままで地図ルート確認用として使用していたGarmin「eTrex30x」を手放してしまったのである。
Garmin eTrexについて
並行輸入品(海外版)とは
今までブルベのルート確認や、バイクパッキングで何泊にもわたる道路工程を確認する際に、地図が表示されるガジェットを使っていた。昨年までその役割を担っていたのが、もともと山岳用のGarmin eTrex30xであった。
Garminのサイトにも「トレッキングナビ」のジャンルで掲載している。いまは、新機種「eTrex32x」が発売中である。
では、なぜこの記事を書くのだろうか?
この手のガジェットは、「国内版」と「海外版」が存在する。上記のリンクから「並行輸入品」という文字を見ることができるだろう。いわゆる使い勝手が少し異なる。
国内版:日本地図があらかじめインストールされている。初期状態で日本語が使える。
海外版:日本語で表示させるためには、自己責任でインストールする必要がある。また日本地図も各自の責任で導入する必要があり。価格は国内版よりも安価に設定されていることが多い。
日本語フォントのインストール、日本地図の導入に関しては、たくさんの記事があるので、別途参考にしてもらいたいが、
私の場合は、海外版を手間と時間を費やして運用した(価格のメリットを優先した)ということである。
eTrexの課題
以下の2つを改善できないか考えてみた。共感をいただける方も多いだろう。
この「eTrex30x」はBluetoothやWifiが組み込まれていないために、ルート作成(リプラン含めて)は都度PCからケーブル経由で転送しなくてはいけない。
あらかじめ確実に決まったルートを通る「ブルベ」「ファンライド」等は問題がない。
しかし、ツーリング目的で使うとなると、天候・体力・道路状況(通行止めなど)で修正が必要なケースがる。この場合はガジェットとしての機能が半減してしまう。
BrytonRider750はどうか?
前置きが長くなったが、こちらの750はどうだろうか?
eTrexシリーズの代わりになりえるのだろうか?この機種はBluetoothやWifi内臓のため、スマートフォンとの親和性が高い。
ツーリングなどで使用している際には、就寝前に翌日の目的地を設定しルート策定することが多い。スマホのアプリで「目的地」を指定すると最適なルートが計算され、Bluetooth経由でBryton750に転送される。
やや時間がかかるが、自分でポイントをプロットしてルートを作り上げることも可能だ
このメリットを「etrexシリーズ」よりも評価した。
電池はUSB充電式で、「サイクルコンピューター」であるBryton750は、eTrexシリーズよりは持続しない。公称20時間とあるが、サイクルコンピューターとしてセンサー類の接続を行い、地図機能のルート表示をし8時間(衛星補足を最も高い状態)ほど運用をしたが、電池は残り3分の1程度まで減少していた(バッテリー残量が「%」表示されないのが残念。今後に期待)
このあたりは、補足する GPS 衛星信号設定条件を変更できるし、諸条件も異なるので一概には言えないが、概ね10時間以上は充電なしで運用ができるであろう。十分なものである。
公称20時間について(2022年2月考察)
これはスペック場の数値であり、実用時間ではない。
置き換えると、GPSの衛生捕捉数、心拍計・スピードセンサ・パワーメータなどのANT+接続センサーの数、ルートナビゲーションの有無によって、電池の消耗が違うためである。
衛星捕捉数を「標準」にして、ルート案内表示、センサー類接続、サイクルログを測定
→運用時間は10時間ちょっとという感じ。200kmを走行するブルベでギリギリ持つかどうか。
※GPS捕捉数を同じにしてブルベ想定のルート表示:GarminEdge530は15時間・eTrex30は20時間以上運用、条件の違いあり
※私はOLIGHT RN1500のようなライト(ガジェット類に給電できるライト)をもっているので、バッテリー不足時はでそこから充電する。
Bryton750の使用感
液晶の大きさ
「ナビ」機能のレスポンス(動画ノーカット)
下の動画は北九州市八幡西区のコンビニから、小倉駅まで約20㎞ぐらいの距離を、「ナビ」してみた。
曲がる直前(数十メーター)では、「ピピィ」とお知らせ程度の音量で電子音で知らせてくれる。耳さわりでなく、好感が持てる。間違って直進したときに「オートリルート」機能もあるが、あえて寄り道することもあるだろう。このことから「手動」で都度対応している。バッテリーの消費も少しは抑えられるだろう。
ただ、完全なものではない。難点をあげると、
このあたりは、ファームウェアもしくはアプリのアップデートで改善を期待する。
ボタン・スクロール
右下のボタンがスクロールを兼ねている。「タッチパネル」でスワイプすることで画面送りも可能だ。
左下がラップボタンなのだが、まだ慣れていないせいか右下のスクロールとは逆方向の画面を表示させたくて、不意にラップボタンをしまうことが何回が生じてしまった。
Bryton VS Garmin(2022年2月記述)
主観
サイクルコンピューターとしての検討をするため、Garmin製デバイスと比較して(EDGE530)、BrytonRider750の一年使用した主観である
WEBアプリ
下記のWEBサイトで、走行ログの管理であるが、左下(Bryton)は「bike○○○」という表示が初期設定される。右下(Garmin)は、Edge530で測定したログである。スタート地点地名をタイトル冒頭にして作成される。ログが溜まってくると、判定しにくいケースが有るためGarmin製に軍配が上がる。
Brytonルート作成の注意
PC・スマホアプリ共通であるが、新規ルート作成の際、誤ったポイントを作成したため修正したい。
この場合(下記画面の場合は③を消したい)はどうしたら良いのか?
左上の「←」はアウト
保存しますか?の確認もなく、前の画面に戻ってしまい、作業がなかったことになる。
長距離のライドを計画している際に、これをやってしまうと一日が憂鬱になるケースも有る。
正解は右上の赤で囲ったアイコンでポイントを消去する。使い勝手は決してよくない。
これはPC画面でも同様である。
BrytonRider750はどんな人に勧められるか?(2022年2月記述)
デメリットも書いてきたが、結局どうだろうか?
2万円前半(ポイント還元キャンペーンを使えば実売2万以下)で、2.8インチ液晶は貴重である。
ロードバイク・スポーツサイクルに乗るすべての方が、夜通しする長距離を走るわけではない。
都心等でGPSの感度最大にする必要がなければ、ブルベ以外のライドであれば実用時間十分であろう。
スマートフォンをハンドルバーにくくりつけルートを表示もできるが、電池が心配である。
データの管理も私は重要視するが、データを気にしない方も多いだろう。Rideでの食事・風景・談笑などを城陽市する方も多い。ややもっさり間はあるが、スマートフォンとの連携はGarmin製デバイスより勝っている。
- 安価なサイクルコンピュータを探している人
- ワンデーライド中心に、見やすいサイクルコンピュータを探している人
- いろいろ寄り道をしたいので、サイクルコンピュータで途中リルート必要な走行をする場合(音声で検索できる)※Bluetoothで接続する必要はある
まとめ
サイクルナビとして運用する用途で購入をしたが、もちろん走行ログを記録するといった主目的でも使える。
比較対象として、私の手持ちのGarmin製「eTrex30x」と「Edge530」を上げてみたが、
バッテリーは GPS サイクルコンピューターとしては十分なスペック
液晶が大きい(アプリで項目の変更も容易)
BrytonRider750(付属センサーなし)は、2万前後(2022年2月現在)
アプリ内・WEBサイトでの走行ログの確認や動作性、サイクルコンピューター本体の他項目(Vo2Max測定、FTP測定機能)など完成度はGarminに軍配
フリーズで本体が固まる経験は一度だけ(iOSのアプリは落ちやすいが)
以上のことから、私は「eTrex30x」の耐久性・持続時間は捨てがたかったが、急なルート作成や画面の解像度(文字の見易さ)を考慮して、BrytonRider750に変更した。
このあたりを踏まえた上で導入の参考になれば幸いである。
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