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2022年2月3日:体裁修正
はじめに
ライトのスペックは、どのくらいの明るさで、何時間使えるのか?を確認する
「ライト」を十分な体制に整えておくことでナイトライドが可能日中の「デイライト」は、自分の存在をアピールでき事故防止に役立つ最初に買うライトとして、300~400ルーメンクラスをまず1つもとう
故障トラブルを考慮して、予備も含めて複数のライトを装備しておきたい
これがライト沼という症状だろうか、、、上の写真は今集められるものを映してみた。
我が家には、いわゆるロードバイクの為に購入したライトが10以上はあるだろう。年数が経つにつれ、より最適なものを求めてしまう。ざっと書き加えると、
メーカー | 機種 | 用途 | 備考 | |
フロント | CATEYE | VOLT1600 | ブルベ、ツーリング用 | 故障で破棄 |
フロント | CATEYE | VOLT300 | 折りたたみ自転車用 | |
フロント | Moon | METEOR STORM PRO | ブルベ、ツーリング用 | |
フロント | Moon | METEOR VORTEX PRO | デイライト、夜間走行(サブ) | |
リアライト | CATEYE | OMNI5 | ヘルメット用 | |
リアライト | TREK | Bontrager Flare R Tail Light | リアデイライト | |
リアライト | CATEYE | TL-LD570-R | リフレクター兼用として | |
リアライト | CATEYE | TIGHT TL-LD180-R | 次回以降ブルベ投入 |
主なメーカーは国内老舗の CATEYEライト 、海外製のmoon品が多い。その外にもカバンに取り付けるセーフティライト、中国製の安価なライト(以下:中華ライト)、、、書ききれなかった。
フロントライトのスペックに気をつけることは、
どのくらいの明るさで、何時間使えるのか?
ボタン電池から、乾電池式、そしてUSB充電型、最も高スペックなものは「バッテリー分離型」という車のライトに近い照射が得られるモデルもあり。
いろいろとライトも多岐にわたっているのである。
ということで、私なりに時間帯別のライト構成を考えてみる
日中~日没から数時間まで
300ルーメンクラスを1つもとう
以前CATEYE製の「VOLT300」というライトをメインに使っていた。仮に目的の時間までに帰宅できないケースでも、「ライトがある」という安心感を持てるだけで余裕がでてくる。
いまは新しいモデルの「VOLT400」というのが出ている。
他の中華性ライトと比べると少し値がはるが、安価だからといといって中華ライトに飛びつくのは慎重にしていただきたい。
私も「中華ライト」といわれるものを以前使用したことがあるが、ライトは高熱になりやすく、物によっては購入早々に基盤のショートを起こすケースも珍しくない。
また最大〇〇ルーメンといっても、光を凝集させた小さい面積の部分が明るいだけで、自転車のライトとして使った場合、目的の明るさが得られるとは限らない、ということを踏まえたうえで検討いただきたい。
ほかの先輩ブログで取り上げられた中華「ライト」を購入してみたこともあるが、CATEYEライトに比べると明らかに光量が足りていない。高熱になって素手で触れない。
家の中で使う懐中電灯としては問題ない明るさであったが、夜間走行を目的とした場合、不安がでてくる。そのため、目的に応じたライトを値段だけでなく、実際のレビューを参考にしていただき検討していただきたい。
今のモデルであるVOLT400は、メーカーホームページより転記をするが、
CATEYEホームページより引用
点灯(ハイ):約3時間
点灯(ミドル):約8時間
点灯(ロー):約18時間
デイタイムハイパーコンスタント:約11時間
点滅:約60時間
このようなスペックである。休憩中はライトをオフしているだろうから、デイライト+若干の夜間走行までは対応できる。
デイライトとは
昼間ではライトを点火するのは「トンネル内の走行」だけと思われるが、ぜひデイライト(デイフラッシュ)としての活用をお勧めしたい。
昼しか乗らない、あるいは夜間は街灯がある市街地のみということであれば、高スペックなものは必要ない。個人的な見解だが、乾電池式よりもUSB充電式を奨める
理由は「乾電池式」であると電池代のコストを気にして、肉眼のみで走行する(無灯火)ケースも出てくる可能性もあり。
日没後の「無灯火」は道路交通法違反だ。またそういった自転車は、たいてい道路の逆側を走るケースもあり。
車の運転をする人間であれば理解いただけると思うが、無灯火・逆走の自転車を確認するのは本当に直前だ。自転車側の人間が「轢いてください」と言っているようなものだ。決してそのようなことはしないでほしい。
他の車や歩行者とも事故の防止である。
歩行者は勝手によけてくれない。逆にスマホを片手に、前を見ないで突っ込んでくるのだ。という認識を持ったほうがいい
また当然ではあるが、ライト無点灯の自転車よりも自分の存在をアピールできる。
公用車や、トラックなど日中ヘッドライドを灯火している車両を見ることもあるだろう。これは事故防止の観点で同様の取り組みである。
私がいま乗っているTREKという自転車メーカーのホームページでも下記の特集ページを組んでいる。様々なエビデンスからも事故防止の観点から推奨されている。
自分の安全は自分で守るものである
私の現在のライトは(日中~日没から数時間まで)
私は現在の手持ちのライトから、旧モデルの「moon vortec pro」を1つサイコンの下に装備する。volt800に近いスペックを持っているので、日没後でも対応できる。
フル充電で、30時間(ステディフラッシュ200ルーメン)使えるので、昼+日没後数時間までであれば、十分峠道でも対応できる。
日没~夜明けまで(ブルべ400㎞~を想定)
ナイトライドのメリット
いわゆるナイトライドについて考察する。
ライトを複数つけると、ハンドル回りが「ごちゃごちゃ」してしまう。
そのあたりについても「マウント」ということで触れてみる。
- 「夜間に自転車に乗る行為」というのは馴染みのない方には理解されないかもしれない。
- 普段は寝ている時間であろう「夜間」であるが、いろいろとメリットもある。
- 車が少ないため市街地でも渋滞に巻き込まれない
幹線道路を走ると、ほぼ信号に引っ掛かりにくい(歩行者信号で引っ掛かりにくい)
これらを踏まえた上で、ライトの考察を考えてみる。
ライトのスペックから考える
700~800ルーメンクラスを2つ、あるいは1600ルーメンクラス+700~800ルーメンクラスで運用する。上記のライトを距離・道路状況(市街地メインか、農道や峠メインか)により組み合わせる。
私の場合は、光量の大きい最高2000ルーメンクラスを導入するが、
これはスペック上最大2000ルーメンということであり公道で使用した試しがない。
これよりも低いルーメンでの運用(長時間夜明けまで持続する明るさを担保する為)である。
定番の「CATEYEライト」製で考察する。
スペックはホームページから引用。
VOLT800使用時間(CATEYEホームページより引用)
使用時間:点灯(ハイ) :約2時間
点灯(ミドル) :約3.5時間
点灯(ロー):約8時間
デイタイムハイパーコンスタント:約7.5時間
点滅:約100時間
VOLT1700使用時間(CATEYEホームページより引用)
点灯(ハイ):約2時間
点灯(ミドル):約5時間
点灯(ロー):約15時間
デイタイムハイパーコンスタント:約12時間
点滅:約150時間
VOLT1700 +VOLT800の場合
VOLT1700 「ロー」をベースに、下りのスピードが出る峠道では、VOLT800「ミドル」を追加点灯
(場合によっては、VOLT1700「ミドル」+VOLT800「ミドル」も対応できる)
VOLT800 2本の場合(夜ぶっ通しでなく、適宜休憩を挟むケースを想定)
VOLT800 「ロー」をベースに、下りのスピードが出る峠道ではVOLT800「ミドル」を追加点灯
VOLTシリーズの愛用者が多いのは、国内老舗メーカーということもあるが、予備のバッテリーも販売しており、簡単に付け替えができることである。私もVOLT1600(前モデル)を使っていた。
予備のライトを検討する
ライトを2本というのは、私なりの理由がある。
以前「ブルベ」で夜通し走行中、VOLT1600+VOLT300(これも前のモデル)+ヘルメットに1つライトをつけていたのだが、雨の中走っていたこともあり、下りの農道峠道でメインのVOLT1600が接触不で点灯しなくなった。
残りは300ルーメンのライト1つと、ヘルメットライトのみ。
峠を下るには物足りない、ライトの出力を上げると、その分バッテリー消費が激しくなる。
最悪速度を落として走行はできるが、時間制限のある「ブルベ」では致命的である。
このときは付近にほかのライダーもおられたため、事情を話し一緒に走らせていただいた。これが一人ぼっちの状況、またはライト一つで故障したときではどうなっていただろうか、、、なので予備(マージン)は必要であることをここに付け加えておく。
私の現在のライトは(日没~夜明けまで)
私の手持ちでは、「MOON」製の700ルーメンクラス「METEOR VORTEX PRO」を2つ、2000ルーメンクラス「METEOR STORM PRO」を1つ持っていく。
オーバースペックと思われるが、真夜中の峠道に対応でき、かつ1つのライトが故障したときでも運用するためである。
またMoon製を使っている理由は、海外通販で比較的手に入りやすいこともあるが、導入のきっかけはVariable Lumen Stystem (VLSルーメン調節機能)という明るさを調整できる機能がある。これはライトが必要な19:00から翌朝5:00の「10時間」の明るさ調整ができると期待していたのであるが、調整が肉眼で明るさを見た感覚的なものであることから、どのくらい使用できるかは使ってみないとわからないという状態であったので、ディフォルトに戻してしまった。
最近では「自転車のあさひ」が代理店になっているため、店頭で「Moon」製のライトを見たことがある方もおおいのでは?(ただし夜通し走ることを想定してる上記のライトは店頭には置いていないだろう、、、)リアライトもあるので、考慮してほしい。
ライトのマウントについて
ハンドル回りがライトだらけ、という悩みもでてくるだろう。
この場合は、アクセサリーホルダーを用意するか、少し値が張るが「RECマウント」というサイクルコンピューターとライトを一体化(ウェラブルカメラもオプションで搭載できる)できるアイテムもある。これらを使うとハンドル回りがスッキリする。いろんなパーツがあるため、RECマウント沼にはまることもあるあるのだが、、、以下参考に。
ホイールハブアクセサリーホルダーをつけるのは有効である。
リアホイール付近に取り付けると、不慮の転倒時にディレイラー破損を防ぐことができる。ライトを装着しなくても、リアにホイールハブアクセサリーホルダーをつけるケースもある。
低い位置にライトを持ってくることにより、路面との距離が短くなり大きな範囲を照らすことが可能となる。また対向車への眩しさを軽減させることにも役立つ。
が、雨などで路面がぬれている場合は、飛沫でライトがびちゃびちゃになって、故障のリスクが出てくる。雨の時は使用を抑えるか、防水処理が必要である。(充電コネクタ部分をテープで保護、とある方はサランラップを巻きつけていた)
まとめ
「夜通し」走る人は限られているかもしれないが、日中のライトのみでもしっかりとしたものが一つあると役に立つ。
停電時の非常用ライトとして、大きい普通の懐中電灯を用意する必要がない、
基本的に防水であるためキャンプにも役に立つ。
ライトがないだけで「夜走らない」というのはもったいない。
私の例は、夜明けまでに対応した極端な例である。
ナイトライドでも仕事終わりのトレーニング・フィットネス等で、翌日まで持ち越さない、市街地メインということであれば、オーバースペックになる。
VOLT800クラス1本+昼間用のライト(予備)でも十分だ。
検索をしてみると、多くのライトが販売されている。
もっと安価なライトも存在する(私の経験でお話すると、安価な海外製ライトは、基盤そのものが高温になり直ぐ接触不良になったケースがあり。「安物買いの銭失い」の可能性もある)
光量の大きい夜間使うライトは値段が高くなる。ライフスタイルと相談して検討してほしい。
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