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上記写真は2022年8月28日 ko-he-(@zildjian79590)さん撮影
はじめに
- 大分県日田市で開催された、2022年8月28日(日)第9回奥日田椿ヶ鼻ヒルクライムレース
- 今回はスタート地点~ゴールまでの様子
- 距離13.6km・獲得標高696mに対し、運営リザルトで55分01秒(年代別カテゴリー45人中35位)
↓前回の投稿(準備~スタートまでの様子)はこちら
スタート直後にウェラブルカメラへのメモリーカード挿入を失念してしまい、イベント中の映像・写真を自前で揃えることができなかった。
コース写真は、ko-he-(@zildjian79590)さんのTwitteより、SNS・ブログ使用許可を出されていたので、甘えさせていただき、ところどころ引用させていただく。
奥日田 椿ヶ鼻ヒルクライムレース コースデータ
平均斜度5.2%とあるが下り区間も含めての数値となる。コース後半は15%を超える激坂区間が待ち構える難易度の高いレースである。
前半8kmは緩斜面あり・後半5kmは最大16%の激坂が待ち構えており、難易度が大きく異る
(下記コースデータはStravaより抜粋)
後半5kmに力を残しておくようにした
私の2022年8月現在の戦闘力(FTP:一時間で出し切れる出力ワット数)は230W(3.2w/kg)である。これは室内にてローラー台で測定した20分測定値からはじき出した概算値である。
最も高かった2年前から、徐々に加齢とともに下降し、体重も増えている。そして最大心拍数も落ちているので好タイムはとても期待できない。
前半を210W前後(3.0w/kg)を意識し、後半は230~240W(3.2~3.4w/kg)前後を意識すれば、一定のペースで走れると、7月の試走を経て設定した。
目標設定タイム 50分切 出力230W
スタート後
スタート直後
スタート号砲から一斉に選手がペダルを踏み込んでいく。あっというまに集団から離されてしまったが、無理についていって後半タレるのは容易に想像できたため、自分のペースを意識してペダルを回していく。
それでも最初の2kmはやや出力ペースが上がっていた
天候は晴天かつ、気温は炎天下ではない。絶好のコンディションともいえよう。
(7月の試走時は気温35℃前後であった、、、)
後ろを振り返ると、8:40スタート組で最後方で待機していたこともあるが、ほとんど選手はいない。自分との戦いが始まったのである。
レース前半
前半のペースを抑えることを意識していたことも有り、心拍数も下がって一定のペースで走ることができていた。5分遅れにスタート(第3組)した選手にパスされていくが気にしない。
スタッフの方や住民のからの応援がありがたかった。「がんばれ~」の声や、手・旗を振ってくれる。励まされるのである。そして私は手を上げて答える(御礼)する余力はあった。
さあここからが本番のつもりで、気を引き締めていく。
STRAVAデータより
椿ヶ鼻前半:26分51秒 出力209W 平均心拍数156
レース後半
残り5kmの看板を過ぎてから、気を引き締めてペダルを回していく。
やはり一度試走をしたことでイメージが残っているのは大きい。一見では最後1kmの激坂は心が折れてしまう。
レース後半になってくると、私から15分~20分遅れのスタートであるエリート(実業団登録)選手にパスされていくが、一瞬でも時間・場所を共有できたこともあり興奮する気持ちのほうが大きかった。
なかなかエリート選手の走りを見る機会はない
このあたりでは常時10%の坂を登っている区間で、前半のように手を降って応援に答える余裕はなくなりつつあったが、まだ余力はあると感じていた。FTPを超えるW数でペダルを回せている。
レース最後半(残り1km)
ここまで気温もそこまで高くなく、走りやすいレースコンディションであった。序盤を抑え気味にしたことにより体力的には余裕があるはずなのだが、高地による呼吸が苦しくなり始めてきた。脚が苦しくなるというよりは、呼吸が苦しくなり始めることにより、出力がブレーキされている感覚が強くなっているのである。
このあたりで、残り1kmの看板が見え始めてきた。最も覚悟を決める激坂区間のはじまりだ。路面のメッセージには16%との記載が、、、
地獄のはじまりである
ここからは、サイクルコンピュータの数値を眺めていなかったと思う。全力で登りきらないといけないからである。7月の試走では残り500m地点で脚が攣ってしまい動けなくなっていた。これだけは回避すべくペダルを回していたように思える。
苦しいのは自分だけではない。他の選手も苦しいはずだ、と自分に言い聞かせて走っている。
そして見えた残り200mの看板。
この時点で目標設定した50分はゆうに回っている。でもそんなことはどうでもいい。沿道の応援の後押しもあり、全般的に楽しんで登ることができた。それだけでいいのである。
最後はリアスプロケット34のギア(一番軽いギア)のままで、ケイデンスダッシュ。最後の最後は力を出し切った。
STRAVAデータより
椿ヶ鼻後半:26分57秒 出力232W 平均心拍数168
(エリート登録の選手はこの区間、16分台で登っていたようだ)
ゴール後
男子F(45~50歳)リザルト出走45名中35位 タイム55:01(14.8km/h)
トップとの差:17:48
設定をしていた50分切りは叶わなかったが、残り1kmの激坂に対応することができ安堵の気持ちのほうが強かった。
ブルベに参加しているときは、全力を出し切る走りをすることがあまりないため、このような感覚は不思議であったのである。
順位・タイムは褒められたものではないが、逆に来年以降のモチベーションにつながるのではないかと思う。
2022年8月は300kmほどしか走れていなかった(ヒルクライムの練習をほぼしていなかった)、リアホイールが完成車のまま(ホイール入院中)、ポジションの見直し(サドルの位置を改めて見ると後形姿勢になっている?)など、伸びしろがまだあるのである。
この歳で伸びしろがある、と自分に言い聞かせる
最後に
初めて参加したヒルクライムイベント(レース)。普段は苦しいだけの坂であるが、不思議と受け入れることができた時間であった。これは準備を進めていただいた運営の方や、沿道で応援していただいた住民の方など様々な方のお陰であろう。
ありがとうございました。そして来年はきっとレベルアップをして戻ってこよう。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重71kg
(2022年8月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~22年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:TREK Émonda SL5
- セカンドバイク:GIANT DEFY2
- メンテナンス:主にセルフ
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