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この記事について
このタイトルは日本縦断の半分の距離(1350㎞:鹿児島~富山)を走行するルートとして2022年2月に投稿したものを、スタート直前の4月27日に改変したものである。
はじめに
序盤は「大分・臼杵港」のフェリー接続時間を意識したタイムマネジメントが求められる。
「しまなみ海道」を日中走行することを逆算してスタートは4月29日(金)7:00を予定。
今年のGW期間であるが、緊急事態宣言の発令もなく、特別な規制等も定められていない。
しかしモラルを遵守した行動が求められる。
コロナとの共存する世界が約2年が経ち、上手に付き合う必要があるのだろう。
GW期間中にランドヌ東京主催の「日本縦断」ブルべが開催される。
いつかは「日本一周」「日本縦断」を夢見ているチャリダーは多いだろう。
現実的には体力・休暇力・金銭面・家族の理解、、、など様々な要因はあるだろうが、私も体力があるうちには「鹿児島」から「北海道稚内」まで走行してみたいものである。
2700㎞の鹿児島~宗谷のコースに参加表明している方も多いのだろう。
しかし私は昨年、北海度1300㎞のブルベを、天候状況から完走できないと判断してDNF(リタイヤ)している。
体力のセルフマネジメントに加えて、天候等を読み取る力も求められているのである。
今回は現段階での走行力(実力)を考慮して、1350㎞に挑戦することにした
このブルベであるが、N2BRMといわれる、スタート時間が各々設定(自己申告)することで、参加者同士の「蜜」を避けるものである。
- RM429東京2700 日本列島縦断(鹿児島~宗谷岬)
- RM429東京1350 日本列島1/2縦断(鹿児島~富山)
- RM504東京1350 日本列島1/2縦断(富山~宗谷岬)
名前の通り、日本を縦断するタフなコースとなる。
RM429東京1350 日本列島1/2縦断 ルート・条件
今回は鹿児島~富山間を走行するRM429東京1350 日本列島1/2縦断に参加登録を行った。
現段階での皮算用ではあるが、コースを眺めてみて休息(宿泊)ポイントを設定してみようと思う。
日時:2022年4月29日(金・祝)
スタート:4月29日6:00~5月6日6:00の間で各自任意で選択
スタート地:鹿児島桜島(キューシート参照)
ゴール地:富山県富山市(キューシート参照)
ゴール受付:完走後リモートブルべカードより認定申請のこと
認定距離:1350km (総距離1351km、獲得標高約13000m予定)
制限時間:112時間30分
https://randonneurs.tokyo/?p=15212より一部抜粋
スタート地点までのアクセス
スタート地点は、鹿児島県鹿児島市桜島である。
いわゆる「桜島」と呼ばれている場所になる。
鹿児島市内まで(スタート前日)
JR九州のアプリより新幹線指定席(特大荷物スペース)の席を予約する
輪行袋は、お手軽版の横型ではなく、縦型のものを使う予定
※4月28日はGW前であるので乗車客が多いことが予想されるため
久しぶりの鹿児島なので、以前通っていた「地鶏の炭火焼き」をたべよう。開いているといいけど
鹿児島市内から
鹿児島市内からのアクセスとして、24時間運航で基幹となっている「桜島フェリー」を利用する。
九州新幹線の終点である「鹿児島中央駅」から約4㎞離れた「鹿児島港」より15分フェリーを乗り継ぐ。
鹿児島市内の繁華街「天文館」がすぐ近くなので、市内に宿泊して明け方にフェリーに乗ってスタートする方が多いだろう。
(鹿児島空港から直接アクセスするには、鹿児島空港から60㎞ほど南下したところになる)
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料金は200円(運賃)+130円(自転車)=330円(合計)で、桜島港側で料金を支払いする
料金所を過ぎた地点の「ローソン桜島フェリーターミナル店」がスタート地点となる。
そこでスタート前に補給をしっかり行うのがいいだろう。
桜島のコンビニエンスストアは「茶」を基調としているカラーである。
決して桜島の火山灰で汚れているのではなく、この地域は国立公園に指定されていることから景観条例に合わせた外装になっているご当地カラーとなっている。
通勤・通学など市民には欠かせない交通機関である。
※サイトによると令和4年4月1日以降の平日の運航ダイヤが一部変更となっている。(休日はこれまで通り)
叫びの肖像
また余談であるが、歌手の長渕剛さんが「桜島」でライブした記念碑がスタート地点からすぐのところに設置されている。
ファンの方は一度は見てほしい。
桜島~佐田岬(約95㎞地点)
ちなみにAJ福岡主催430「飛梅」が開催されている。
九州各県をめぐるコースであるが、「桜島」~「佐多岬」までコースが共通している。
「飛梅」のスタート時間が4月30日(土)11:00または12:00で330㎞近く走行して桜島に入るコースである。
今回の「RM429東京1350 日本列島1/2縦断」を5月1日(月)中に「桜島」スタートを予定している方は、一緒になることもありえるだろう。
桜島フェリー料金所からスタートし、鹿児島湾沿いに海沿いを走行する。
※鹿児島の人は「錦江湾(きんこうわん)」の呼び方に馴染みがある。
ところどころコンビニエンスストアなどはあるが、大きな市街中心地は通らないため、休憩「なし」もしくは1回ぐらいになる区間である。
序盤は大きな峠がなく「佐多岬」に入る直前で勾配がきつくなるだろう。
最初のチェックである「佐多岬」は、「本土最南端」のモニュメントを撮影することになるだろう。
スタートから5時間前後の到着が予想される。
(予定では、4月29日(金)12:00頃到着)
佐多岬~青島(約255㎞地点)
佐多岬を折り返し、鹿児島県東部「大隅半島」内陸を通り、宮崎方面へ抜けていく。
次のチェックは「青島駅舎」である。
現段階の予定では青島を宿泊せず、臼杵港440㎞地点まで一気に走行する計画とする。
スタートから14時間後の4月29日(金)21:00を予定
また「鬼の洗濯板」も観光名所である。
時間帯に左右されるが立ち寄ってみるのもいいだろう。
青島をとりまく波状岩は、「鬼の洗濯板」と呼ばれています。
https://www.miyazaki-city.tourism.or.jp/spot/10137
中新世後期(約700万年前位)に海中で出来た水成岩(固い砂岩と軟らかい泥岩が繰り返し積み重なった地層)が隆起し、長い間に波に洗われ、固い砂岩層だけが板のように積み重なって見えるようになりました。
青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線に見られます。潮が引くと、磯遊びが楽しめます。
青島~臼杵港(約440㎞地点)
青島から宮崎市を抜け、日向市・延岡市通過してくことになる。
4月29日の昼過ぎから雨は弱くなり収まるが、風が向かい風で強いことが予想される
約440㎞地点臼杵港であるが、ここからはフェリーを使って四国に向かうことになる。
フェリー乗車時間は約2.5時間、運行ダイヤとの兼ね合いで、タイムマネジメントが求められる。
フェリーの乗車時間中は貴重な仮眠時間に充てる予定である。
ここまで約三分の一の距離を走ったことになる。このフェリーの区間で「仮眠」「休息」を取って四国からのライドにつなげたい。
※青島到着がスタートから14時間後+「青島~臼杵港」までの185㎞を10.5時間で走行と仮定すれば、
スタートから24.5時間後の翌4月30日(土)7:30到着を予定→7:45のオレンジフェリーには乗車できる→10:00八幡浜港到着(509㎞地点)
509㎞地点(フェリー区間68km含む)まで、スタートから27時00分で到着できる見込みである
向かい風区間どこまで耐えられるか、である
宇和島運輸フェリー 臼杵港
四国開発フェリー株式会社 臼杵港
所要時間 2時間25分 距離 68km
2350円(2等客室)+400円(燃油調整)+1000円(自転車)=3750円
八幡浜港→下灘駅(約546㎞地点)
愛媛県八幡浜港(509㎞地点)を降り、おそらく八幡浜ちゃんぽんを賞味しているかもしれない。
その後約40㎞ぐらいのところが四国最初のチェック「下灘駅」であろう。
食事を30分取ったと仮定し、到着は30日13:00頃を想定(スタートから31時間 グロス18・2㎞/h)
無人駅で景観がいいとおもわれ、天気がよく観光電車が通る時間帯であればいい写真が撮れるのでないだろうか。
下灘駅→しまなみ海道→福山市(鞆の浦)(約712㎞地点)
この区間からは、海岸線を走る景観地を味わいながら走行することになるだろう。
「しまなみ海道」は何回走っても気持ちがいいものだ。
この区間を日が昇っている時間帯に設定できるようにしたい。
今治からは日を沈むのを眺めながらしまなみ海道中盤まで移動することになるだろう。
当初は今治市内で宿泊をする予定であったが、しまなみ海道・道中の因島での一泊に変更。
ちょうど600kmブルベを走行した感覚にするためである。
ここでの滞在は11時間を予定している
ブルベでなく旅行になっているのだが、、体力の回復を狙う
また今治市内で宿泊を考えている人もおおいだろう。
今治北IC付近618㎞地点のこの近辺は「宿泊施設」「ファミレス」等は見当たらないようである。
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八幡浜港からの距離でいうと約200㎞、しまなみ海道を通過し尾道市からは30㎞ほどで、次のチェックと思われる福山市に到着する。
観光地「鞆の浦」に到着する。
鞆の浦にゆかりのある歴史上の人物といえば「坂本龍馬」、風情を感じることができるだろう。
いろは丸展示館
潮の香りと史跡を訪ねて、1867年鞆沖で沈んだ龍馬と海援隊の船、いろは丸の引き揚げ物、龍馬のかくれ部屋、沈没状況のジオラマ等を江戸期に建てられた太い梁など堂々たる建物、鞆の町では「大蔵」と呼ばれている蔵の中に展示しています。
https://www.fukuyama-kanko.com/travel/tourist/detail.php?id=63
チェックは「ファミリーマート福山鞆町店」に設定されている。
予定では5月1日(日)10:00頃(スタートから51時間後(グロス14.1㎞/h)
貯金は約3時間の計算
口コミでは「イートイン」も設置してある大きなコンビニとのことである(コロナ状況でイートインコーナーが封鎖されている可能性もある)。
観光地であり、旅館も多く存在する地域であるので、宿泊を予定している方はGW期間で予約が取りにくい状況かもしれない。
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福山市→兵庫県たつの市(約873㎞地点)
ここからはざっくりとした予定である。ここまで870㎞近く走行しており、到着時間のブレが大きく読めないからである。
福山から岡山県倉敷を通過し、兵庫県に入った最初のチェックが「道の駅みつ」に設定されている。
海岸線沿いの道の駅で、海産が名物の様である。
レストランの時短影響による営業時間が気になるところであるが、英気を養いたいものである。
この先は「姫路駅」(892㎞地点)であるので、このあたりで宿泊を考えてみよう。
「姫路駅」5月1日(日)21:00着予定:スタートから62時間後(グロス14.3㎞/h)
→出発は5月2日(月)6:00予定 9時間滞在 スタートから71時間後(グロス12.6㎞/h)
→ちょうどスタートからの貯金(時間的余裕)が無くなる計算である。
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「姫路城」を通過するコースであるので、チェックに定められていないが、写真撮影をしようと思う。
ここから山岳地域に入る。Ride with GPSによると300mほどのアプローチの様だ。
コンビニエンスストアもない区間と思われ、姫路で補給をしっかりと行いたい。
北上して日本海側の方に抜けていったところが、豊岡市「城崎温泉」(1002㎞地点)である。
ここでのチェックは「城崎温泉駅」で設定されている。
姫路を予定通り5月2日(月)6:00出発であれば、到着は12:00頃(グロス13.0㎞/h)
ゴールまで残り400㎞ほどとなる。
城崎温泉→京都府与謝郡伊根町(約1074㎞地点)
城崎温泉から70㎞ほどで、「伊根湾めぐり遊覧船」に到着する。
おそらく5月2日(月)16:00頃到着である。(グロス13.3㎞/h)
ここのご当地スイーツである「オリーブオイルソフトクリーム」はかなり興味をそそられる。
京都府与謝郡伊根町→福井県丹生郡越前町(約1254㎞地点)
天橋立は立ち寄ってみたいところである。
5月2日の宿泊は、1130㎞地点の「舞鶴」を予定していたが、1220km地点の「敦賀」に変更
翌朝、敦賀~富山まで残り200kmとなり、ブルベ200kmの感覚を出すためである。
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予定は5月2日(月)23:30頃到着し、翌5月3日(火)9:00に出発と仮定
→スタートから98時間経過(グロス12.4㎞/h)
ここでペースとしては1時間の貯金がある計算。最後の区間である「敦賀」~「富山駅」(1421㎞地点)の207㎞を14時間30分で走行できれば、時間内に完走できる見込みができる。
ここからは福井県方面に海岸線沿いを走っていく。細かいアップダウンの連続が続くことが予想される。
終盤の難所で気がめいらないよう、所々確実に補給と休息をおこないたい。
コンビニエンスストアなどの休息場所も限られた場所になるだろう。
福井県丹生郡越前町→ゴール富山駅(約1421㎞地点)
制限時間が112時間30分時間に設定されている。
2022年4月29日(金)7:00にスタートしたと仮定すれば、5月3日(火)23:30がリミットである。
4泊5日の工程のフィナーレである。
富山でゆっくり宿泊し、完走祝いの酒で祝いたい(一人で)ものである。
まとめ
4月27日に投稿を改変してみたが、スタートまで残すところ2日を切ってしまった。
5日間にわたる日本縦断1/2の工程を考えてみた。
予定通りにはいかないものであるが、おおよそのイメージがついたものである。
4月29日(金)午前中であるが、日本縦断「鹿児島」~「宗谷岬」をスタートする参加者もおられると思う。序盤は共通の目標を持った方と、雰囲気を味わいながら過ごしたいものである。
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