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はじめに
- 2024年10月19日9:00に出走:AJ福岡主催・160㎞パーマネントブルベ
- 天気は日中雨の予報であり、気温は20~27℃
- 9時間27分(スタート10月19日9:00・ゴール18:27)で完走認定の見込み
私にとって、2024年度の【パーマネント】ブルべの最終戦に臨んだ。
2023年11月から2024年10月までに、合計1200㎞走行の認定をいただければ、Super Permanent Randonneur(SPR)(スーパー・パーマネント・ランドナー)と呼ばれることができる。
Super Permanent Randonneur
同一年度内(11月~翌年10月)にAJ公認のパーマネントコース(SR600 は除く)を総距離で1200km以上を完走したランドヌールは Super Permanent Randonneur(SPR)(スーパー・パーマネント・ランドナー)と呼ばれます。
https://www.audax-japan.org/award/spr/
SPRは記録達成での称号であり認定ではありませんが、SPRになった記念としてメダルを購入することができます。
Audax Japanは年に一度SPRメダルの申請を受け付けます。
今年度の戦績
2023年11月2日 R熊本主催・207㎞ 長洲→多比良
2023年12月2日 AJ福岡主催・126㎞ 筑後船小屋-熊本城
2023年12月26日 AJ神奈川主催 300㎞ 鎌倉
2024年2月11日 R熊本主催 350㎞ 有明海
2024年4月19日 R熊本主催 208㎞ 多比良→長洲
合計1191㎞
目標の1200㎞まであと9㎞を残して半年を過ごしてしまった、、、
梅雨・夏季を避けていたため、気づいたら日程的な余裕がなくなってしまったのである。
10月19日(土)は一日中雨予報であったが、この日しかライドに費やせることができず、雨の中走行する決心をしたのである。
※道中のライド風景
スタート前
服装
予報から、雨対策を中心としたセッティングにする。
Rapha コアジャージ・カーゴパンツ・ソックス
パールイズミグローブ+モンベルバンダナ+カペルミュール製ネックガード
モンベルバーサライトレインジャケット + グリップグラブ シューズカバー
天候
一日中雨で時折曇りの予報である。とくに山岳部は雨脚は強くなる可能性がある。
雨対策
モンベルのレインジャケットは、天候によって羽織るようにし、レインパンツは蒸れ防止の観点から今回は用いなかった。
シューズカバーは路面からの跳ね返りがあるため、スタート時から装着(気休め程度なのであるが、、、)
サイコン回り(ハンドル回り)は、雨が強くなったときは、使い捨てのシャワーキャップ(100円ショップで購入した)を機器の上からかぶせて防水対策とした。
ライト類は、スイッチ部分周辺・USB充電端子周辺を、養成テープを施し浸水を少しでも抑えることを期待する。
スタート地点
福岡県筑後市の筑後広域公園にて準備を行う。
スタート1時間前には、雨は止み上空に日が差してきた。
少しでも長く曇りの天候が続いてくれるよう、祈るだけである。
PC1 白糸の滝 61.5㎞地点
スタート直後は雨が上がっており、交通量は多くない。
信号で序盤停車することが多いが、軽快なスタートとなる。
福岡県糸島市にある【白糸の滝】を目指して、ルートを北上していく。
このあたりから雨雲が厚くなっている。
ここからPC1に設定されている白糸の滝まで約40㎞ほど。
登りで雨に降られるだろう、と感じさせる道中となる。
序盤のヒルクライム区間にて雨が強くなったが、山頂付近(県境付近)では雨脚が弱くなった。
都度、レインジャケットを羽織ったり脱いだりを繰り返し繰り返し、、、
激坂区間は多くないのだが、路面がガレており(落ち葉・折枝・流れ出た土)、路面状態に注意しながらゆっくりと進んでいく。
10月19日12:35に撮影
序盤の登りを、レインジャケットの羽織ったり脱いだりしながらゆっくりと登っていたため、ここまでの走行スピードはAve.17kmほどだろうか。
昼食の時間帯であったため観光客が多く、飲食店での食事はあきらめた。
雨が上がっている間に進むという選択をしたのである。
PC2 桜井神社二見ヶ浦鳥居 85.2㎞地点
PC1からPC2までの距離24㎞ほどである。
特に寄り道をすることなく、糸島海岸の「二見ヶ浦」まで目指していく
玄海国定公園内、糸島市北部に位置する県の名勝「二見ヶ浦」。
三重県伊勢市の二見浦が「朝日の二見浦」と呼ばれるのに対し、夕日の美しさが称えられて玄界灘に沈む落日が美しいことから「夕日の二見ヶ浦」と呼ばれています。白い鳥居の向こう、寄り添って夫婦のように並ぶその姿から夫婦岩と呼ばれる巨岩。海岸から約150mの沖合にしめ縄で結ばれた夫婦岩は、櫻井神社の社領になっており、代々黒田藩主の崇敬を受けてきたことから、桜井二見ケ浦とも呼ばれています。周辺には、おしゃれなカフェやレストランが並び、たくさんの観光客が訪れる人気のエリア。
桜井二見ヶ浦 | 観光スポット | 【公式】福岡県の観光/旅行情報サイト「クロスロードふくおか」
夏至の頃に夫婦岩の間に沈む夕日は神秘的、また、日の出前と日の入り後に発生する空が濃い青色に染まる時間帯「ブルーアワー」の幻想的な光景は圧巻。フォトジェニックスポットには写真家なども多く訪れます。
「日本の渚100選」「日本の夕日100選」にも選ばれた絶景スポットは、福岡県の観光では外せないスポットのひとつです。
10月19日13:49に撮影
2024年11月開催の福岡マラソンでも訪れる場所である
晴れていれば絶景である景勝地であるが、少し前に雨が降ったことにより、ムシムシとした気候となっている。
PC3 小川内の杉 128.6㎞地点
糸島海岸から南下し、ルートを折り返していく
この時点では上空は明るくなり雨が上がったと思われるが、この先は土砂降り区間に遭遇することとなる
福岡市内方面へ南下をしていく。
今宿海岸沿いは、穏やかな風が心地よい。
県道から1本それた道であるが、コース設定した主催者の慧眼というか、恐れ入るものである。
心が穏やかになったのはこの辺りまであろうか、、
この先は長いヒルクライム区間(板屋峠)が控えている。
そして山の天気は変わりやすい。上空の雲が厚いのである。
板屋峠は、福岡市より南にある背振山の東側にある峠道で、早良から坂本峠を経て吉野ケ里へと抜けるルート。
コース難易度は上級といわれており平均勾配は7%といわれている。
スタートから10カーブくらいまでは勾配がきつく、10%を超える箇所があり。
カーブは約30か所。
福岡県から佐賀県に入る県境までが登坂区間であり、すこから少し下ったところにあるのが、PC3に設定されている【小川内の杉】である。
この板屋峠であるが、直前まで強く長い間雨に降られていたのだろう。
路面が凸凹になっている部分も含めて、登り・下り問わず土砂が流れ出し、折枝・落葉が散乱している。
注意を払いながらペダルを回していくのである。
そして時折、強い雨が突然降ってくる。
車の流れがほとんどないのが幸いであった。
10月19日16:48に撮影
ダム建設により高低差43mも引き上げられたご神木「小川内の杉」
「小川内の杉」は山づみ神社の境内にあったご神木で、大小3本の幹が真っすぐ天に伸び、根元で癒着していることから「夫婦杉」とも呼ばれています。五ケ山ダムの建設により水没することとなり、平成28年4月に43メートル上の高台まで約10時間をかけて引き上げられました。全国でもこれだけの針葉樹の巨木を移植した前例はありません。 樹高32メートル、幹回り5.5メートル、根回り13.4メートル、樹齢700年とも800年ともいわれ、佐賀県の天然記念物に指定されています。
小川内の杉 | 観光地 | 【公式】佐賀県観光サイト あそぼーさが
想像していたより大樹であり、驚きが勝っていた
ちょうど小川内の杉に到着した頃に、ぴたっと雨が止んだ。
(そんなに長いコースではないが)ここまで雨の中走行した、報いを感じた瞬間である。
ゴール セブンイレブン筑後船小屋店 163.2㎞地点
PC3を過ぎると、上空がだいぶ明るくなってきた。
下り基調の残りコースをゴールまで目指していく
路面状態がウェットであるダウンヒル区間である。
昨年導入したCamyonUltimateのディスクブレーキ車で今回はライドをしているため、以前のリムブレーキ車と比べて、ブレーキの制動力の変化が実感できた。
筑後市内に向かうにつれて、車の交通量が少し多くなったが、無事に戻ることができた。
10月19日18:27に撮影(スタートから9時間27分)
リザルト
9時間20分(AVE17.6km/h) 164km走行
獲得標高:2081m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:359
予定では18:00前に戻ってきて、近隣の温泉で汗を流す予定だった。
あたりが暗くなったことと、長崎まで車で2時間ほどをかけて戻ることを考えて、今回は休息を取りながら早めに戻ることにした。
雨の中を走ったロードバイクであるので、簡単なメンテナンスまではこの日に行っておきたい。
まとめ
160㎞ほどのコースであったが、約2か月以上100㎞以上のライドをしていなかったこともあり、それなりの疲労感を感じていた。
道中、大きなヒルクライム区間(600~700m程度)が2つあったが、心拍数を結果抑える形で苦しまずに登板をしていた。
(最近はランニングメインでアクティビティを行っていたため、心拍の過度な上昇は抑えられていたようである)
反省点は、クリートがボロボロになるまで用いていたことだろう。
ライドの最後はクリートがぺダルに一発でハマらず、信号停車の度にクリートをはめるのに神経と時間を費やしてしまったことである。
2024年度のブルべであるが、SR(Super Randonneur)および、SPR(Super Permanent Randonneur)の称号を得ることができそうだ。
最低限の参加のみであるが、最低限の目標を達成できて安心している。
年度末ぎりぎりの雨ライドにならないよう、出走計画は計画的に
次は忘年会を考える時期であろうか。
(場所は今回のパーマネントブルべのスタート地である、筑後船小屋)
お宝争奪大じゃんけん大会に備えて、断捨離したアイテムを用意しなくては。
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2024年10月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ
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