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はじめに
- 2024年2月11日11:00にスタートした、R熊本主催・熊本市発の350㎞パーマネントブルべ
- コース120㎞地点:鬼池港のフェリー乗船タイムマネジメントが求められる。
- 天気は雨の心配がないが、西からの向かい風が体力が削られた。
- 気温:日の出前1℃~日中15℃前後
- 19時間29分(スタート11日11:00・ゴール12日6:29)で認定の見込み
2024年シーズン4回目のパーマネントコースに参加。
今回はR熊本主催の【有明海350㎞】を走行した。
熊本市を南方向にスタートして、時計回りに天草半島→島原半島→佐賀県→福岡県を通り戻ってくる、タイトル通り九州・有明海沿いをぐるりと回るルートである。
今回の350kmを走行する設定時間であるが、20時間前後を想定。
ルートに組み込まれている天草・鬼池港~南島原・口之津港間のフェリーの出航時間(最終便:
2/11 17:45)を逃してしまうと、そこから先に進むことができず、強制的にDNFになってしまう。
そのため序盤の西からの向かい風に耐えながら、前半120㎞(熊本市~鬼池港)を時速20㎞/hで走行する。
その後は、負荷をかけないように走行すべくゴールを目指していく。
スタート前
スタート地点の熊本県・JR川尻駅に向かうべく、長崎県島原市よりフェリーに乗船して熊本港へ移動する。
熊本港からは自走(10㎞程度)でJR川尻駅に赴く。
この日は、序盤の風が気になるところであるが、雨の心配がかなり少なくなった。
服装は、5℃対応のウインドブレイク上下に、ブルベジレ・ウインドジャケットを組み合わせる。
日中は気温上昇(15℃前後)が懸念されるが、風が強い道中であること、また翌日朝の冷え込みが強くなることが予想される。
0℃までは対応できる。
これ以上の寒さを感じたらレインジャケットを羽織る
島原から熊本へのフェリーは九商フェリーと熊本フェリーの2社が運航している。
往路は島原港8:35発の九商フェリーを利用した。輪行袋に自転車を梱包したため890円で熊本港に渡る。
項目 | 九商フェリー | 熊本フェリー |
---|---|---|
所要時間 | 約60分 | 約30分 |
運賃 | 大人 890円 | 大人 1,500円 |
自転車運搬 | 自転車1台・大人 1430円 | 自転車1台・大人 1850円 |
九商フェリーは所要時間は少し長めだが、料金が熊本フェリーよりも安価。
自転車をそのままフェリーに乗せる場合は、両社の価格差が少なくなる
フェリー船内はゆったりの旅である。
船内で仮眠をとって、熊本港到着して自転車の組み立てが完了したのは10時ごろである。
そこから10㎞ほど自走して川尻駅に到着する。
スタート/ゴール時の証憑であるが、JR川尻駅の切符または、セブンイレブン熊本川尻1丁目店のレシートが認められている。
道中の補給食(パン)を購入すべく、11:00ちょうどにコンビニレシートを入手する。
コース前盤 川尻駅~鬼池港(120㎞)
この区間のフォトチェックは2か所である。
120㎞先の鬼池港のフェリー最終出航時間(17:45)に間に合わせるべく、6時間で走る計画
最初のチェックは、熊本港にある広場の看板である。
先ほど辿った道を戻り、スタートから30分後には再び【熊本港フェリーターミナル】を訪れる。
さえぎる物がない海からの西風により、序盤から体力が削られていく。
そして残念ながら、この日は一日曇り模様であり、有明海の光景を楽しむことができなかった。
スタートから約60㎞地点の【林ヶ原記念財団】には、2時間43分後に到着。
スタートから120㎞の天草・鬼池港に到着したのは、16:30頃であった。
17:45の最終便に間に合わなければ、強制的にDNFとなってしまうため、一安心である。
ほぼ向かい風区間であったが、Ave.22㎞/hで走行した計算となる。
17:00フェリーに乗船でき、南島原・口之津港到着まで約1時間ほどの休息にあてる。
料金は自転車込みで840円である
コース中盤 口之津港(128㎞)~祐徳稲荷神社(227㎞)
長崎県南島原・口之津港下船後は、島原半島を北上していく
長崎県内からは、夜間走行区間となる
風の変わらず向かい風で、深夜帯は冷え込みが厳しくなることが予想された。
長崎県民である私は、南島原市に仕事やプライベートで訪れた際には、ほぼ訪れる場所がある。
休日は、開店早々から客層が絶えない人気店である【鶏の白石】で夕食。
鬼池~口之津間のフェリーでゆっくりと休息をとったが、ここでは食欲を充足させるため腰を下ろしてゆっくりと食することにする。
スタートから約7時間30分で150㎞(フェリー乗船時間・距離含む)
美味しくいただきました
長崎県に入ってからは、西からの風はあまり感じなくなってきた。
西側が雲仙山岳であるため、遮るものがない海風のつらさは無くなったのである。
島原市内で【白土湖】を通過し、その後【鍋島邸】チェック通過をしていく。
途中のコンビニで水分とカフェイン補充を行い、佐賀県鹿島市の【祐徳稲荷神社】に到着したのは23:23。
スタートから12時間23分で227㎞(フェリー乗船時間・距離含む)
あと130㎞ほどを、7時間ほどで帰れる計算で、後半のルートに挑む。
コース終盤 祐徳稲荷神社(227㎞)~ゴール地点(358㎞)
日をまだぐ0:00すぎからは冷え込みがさらに進んでいた。気温は1~3℃ほど
日中は15℃をこえる気温であったため放射冷却が進んでいたのだろう。
ウインドジャケットや中綿ジレを上から重ね羽織り、道中を進んでいく。
前半~中盤に苦しめられた西からの風が、ここからは追い風区間となる予報である。
しかしこの時間帯からは風そのものが弱くなっており、追い風は感じにくい区間となってしまった。
ブルベあるあるであろうか、、、
佐賀空港あたりから、信号のない交差点を右左折するポイントが多くなってきた。
街灯がない道もあり、GPSサイクルコンピューターを頼りに進んでいく。
それでも途中コースミスを繰り返してしまう。
キューシートでコースを進む人にとっては夜間の佐賀平野(佐賀空港近辺)は、右左折ポイントわかりにくいのではないだろうか、、、
今回のコース上のフォトポイントで、一番難渋したのが最後の【旧玉名干拓施設 明丑開潮受堤防】であった。
堤防区間が1㎞ほど続いている直線道路で、指定の案内板がどこにあるのかわかりずらかった。
夜間であるため街灯もなく、やっとのことで見つけたポイントである。
R熊本が出しているキューシートをよく読みこむと、堤防区間が終わる右折するポイントでチェックするような指示が読み取れた
コースミスを何回もおこなったGPSサイクルコンピューターでは距離だけで場所を判断するのは困難であった。事前学習しなかった、私が悪いのである。
最後のフォトチェックを終えたのが、5:13(スタートから18:13 残り25kmほど)。
ゆるやかな追い風にのり、日が昇り始めた6:29に、川尻駅近くのセブンイレブン(指定のゴール地点)に到着。
スタートから19時間29分で358㎞(フェリー乗船時間・距離含む)を走破
まとめ
今回のこのコースは、標高100mを超える地点はなく、平坦貴重なものであった。
ただし、序盤の西風で体力を注いでしまったこともあり、中盤~後半はまったりと走行して帰ってくることになった。
日中は曇り模様で、きれいな有明海の眺望を楽しむことができなかったのが残念であったが、雨に降られず、凍結区間もなく無事に戻ってくることができた。
ゴールのレシート入手後は、長崎県(島原港)に戻るべく、速やかに熊本港フェリーターミナルへ赴く。
復路は、熊本フェリー(自転車をそのままで乗船)で30分で島原港につき、その後は長崎市内へもどることにする。
2024年度のパーマネントは4つ目の認定がもらえる予定である。
年間1200㎞走行が求められるSPRまで残り220㎞ほどである。
3月以降はフレッシュ走行もあり、BRMの参加を行いつつ、どこかでパーマネントを走る予定である。
リザルト
スタートから19時間29分後の6:29(AVE18.6km/h)に到着 360km走行(コースミス・フェリー乗船区間含)
獲得標高:1816m(Garminサイクルコンピュターより)
TSS:556
FUJI
体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半
- 出生:1970年代生まれ 埼玉県
- 体格:身長184cm 体重72kg
(2024年2月現在)
- ロードバイク歴:10年
(年間走行距離10,000㎞程度) - ライドスタイル:
ブルベ歴:
【SR達成】2017~19・2021~23年
:
2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
バイクパッキング:
東北縦断・四国一周など
ファンライド・Zwift
- メインバイク:CANYON Ultimate CF SLX
- セカンドバイク:TREK Émonda SL5
- メンテナンス:主にセルフ
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