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【メンテナンス】慣れれば片側10分程であるが、玉押し調整はシビア。シマノペダルのグリスアップを試みた

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ペダル分解

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上記写真は2023年7月撮影

目次

はじめに

この記事の要点
  • 約6年間メンテナンスを行っていなかった、ペダルのグリスアップと調整作業について
  • SHIMANO製ペダルのマニュアルはサイトにアップされており、工具も手持ちのもので対応できるケースが多い
  • 玉押し調整はシビアであり、作業に失敗するとペダルそのものを破壊する可能性があり

先日の100周年記念ブルべ400㎞(AJ福岡主催:2023年7月22日開催)から1週間ばかりが経過した。

梅雨明けに伴い、災害級の暑さにより外に出かける気力が出ないところである。

であれば、屋内トレーニング(Zwift)もしくは、メンテナンスに充てる時期なのだろう。

前回のライドで、ペダルのゴリ感を確認できたので、メンテナンスを行う運びとなった。

今回の投稿は「参考情報」として認識してください。

当方の環境での情報が含まれているため、すべての方に該当できる情報ではありません。

特に「カーボンフレームや製品」では、車種によるフレームの形状の違い・誤った工具の使い方・適正な締め付け(トルク)ができない場合、破損につながる恐れがあります。

メンテナンス時に「自分ではできない」「違和感を感じる」と判断したら、無理をせず専門店に相談をしてください。

必要な工具

私の所有しているPD-6800の場合
7㎜スパナ
10㎜スパナ
17㎜スパナ
8㎜アーレンキー

私の所有しているペダルはいくつかあるが、メイン機に取り付けているのはアルテグラグレードSHIMANO製PD-6800である。しかしいままで恥ずかしいことに、本格的なメンテナンスを施していなかった。

7㎜スパナを持ち合わせていないため、幅が調整できるモンキーレンチで代用

SHIMANOはマニュアルをサイトに公表しているので、確認してから整備に進むことをお勧めする

ディーラーマニュアル(PD-9000・PD-6800・PD-5800など)

ディーラーマニュアル(PD-R9100・PD-R8000・PD-R7000など)

※PD-R7000などは、専用工具TL-PD400も必要になる

ペダルメンテナンス

ペダルの取り外し

ペダルの脱着の際は、左右で「ネジの向き」が違うことに注意。

SHIMANO製ペダル(一部製品は除く)は8㎜アーレンキーを用いて、ペダルを外すことができる。

左ペダルは反時計回りで外れる:車体手前から上の方を通り車体奥の方へ8㎜アーレンキーを回す

ペダルから軸ユニットを取り外す

この作業も、左右ペダル間ではネジ山が異なるので、回転方向に注意する。

左ペダル:反時計回りで外す方向である

PD-6800の場合は、17㎜スパナを用いて軸ユニットをペダルから取り外す。

私のように数年間ノーメンテナンス状態であると、軸ユニットとペダル間で固着しているケースがあり、取り外しに力がいるケースが想定される。

ねじを回す方向を事前に確認してから、力をかけて外すことができた

グリスが枯渇してる状態であった

軸ユニットの分解・洗浄

7㎜・10㎜のレンチを用いて、ロックナット・玉押しナットをゆるめてユニットを分解していく

ディーラーマニュアルより

ベアリングは一つのペダルに12個×2か所(24個)が組み込まれているので、紛失しないよう注意を払って取り外す

古いグリスを除去していく
きれいになりました

取り外したパーツの向きに注意する。写真を撮ることでメモ代わりに残すことができる。

グリスアップ

洗浄済みのパーツにグリスを施していく

ここでは滑らかなFINISHLINEのセラミックグリスを用いた。

グリスを塗布してから、その上にベアリングを置いていく、というイメージである。なくさないように慎重に取り扱う。

シャフト下部のベアリング
シャフト上部のベアリング

ロックナット・玉押しナットを仮付けする(左右ペダルでネジ切方向が違う)

ロックナット・玉押しナットの仮付け

玉押し調整(ガタ調整)

一発で調整することが、素人作業では難しい。

左右合わせて10数回は、調整を要してしまった
(1時間ちかく)

軸ユニットをペダルに組込むと回転部は締付けられます。組込み前は少し緩めに調整する。
(SHIMANOマニュアル)

軸ユニットをペダルに組み込んだ時に、ガタなくスムーズな回転となるようにするのがゴールである。

ディーラーマニュアルより強調

何回も調整を繰り返しすることになったが、、力任せにねじを回したり、過度な調整回数となるとシャフトやペダルを破壊させてしまう恐れがあり。

軸シャフトとペダルを取り付けて、ガタの確認をする

参考:Youtube(GCN JAPAN)

GCN JAPANで投稿されている動画が確認できる。こちらを視聴しておけばイメージすることができるだろう。

まとめ

ガタなく回転部がスムーズになっていることを確認する。若干重たいと感じてもグリスが馴染めば改善される。

玉押しの調整に時間がとられたが、何回も調整を繰り返して、ペダルとシャフトの脱着を繰り返すと(特にカーボンペダルは)トルクをかけることによる破損の懸念が出てしまう。

備忘録として残すという意味もあり、繰り返しの記述となるが、

パーツの取り外しの際、向きに注意する
ベアリングを紛失しないよう、細心の注意を払う。
ベアリングの取り付けは、グリスを盛ってからその上に置くイメージで
玉押しは気持ち緩めに調整後、ペダルとシャフトを取り付ける
→その際にガタがあれば、再度軸ユニットを取り外し玉押しナットを締める

きれいになりました

ペダルがリフレッシュされ、回転部が滑らかになったと思われる。某自転車漫画にある「ケイデンス30UP」もこれで期待できるだろう。

この記事を書いた人
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FUJI

体力低下が否めないアラフィフチャリダー、気持ちだけは30歳代前半

  • 出生:1970年代生まれ 埼玉県
  • 体格:身長184cm 体重73kg
    (2023年7月現在)
  • ロードバイク歴:10年
    (年間走行距離10,000㎞程度)
  • ライドスタイル
    ブルベ歴:
    【SR達成】2017~19・2021~22年
        :
    2022年RM1350(鹿児島~富山)1/2日本縦断
    バイクパッキング:
    東北縦断・四国一周など
    ファンライド・Zwift
  • メインバイク:TREK Émonda SL5
  • セカンドバイク:GIANT DEFY2
  • メンテナンス:主にセルフ
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